妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

「悪意」のないパワハラって??ー宝塚歌劇団記者会見①

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


記者会見の中で、何度も言ってましたね。
「悪意はなかった」と。


ここで、私自身の経験をお話ししましょ
う。


私が、まだ、30歳代半ば頃、私は、会
社の上司(課長)から、毎日のように執
拗にパワハラを受けていました。


まだ、世の中に、パワハラなんて言葉が
知られていない時代です。


私も、この上司のパワハラに耐えきれな
くて、自殺も考えました。


ホームに来る通勤電車の前に飛び込みた
くて仕方がなかったことが何度もありま
した。


結局、自殺せずに、会社を退職して転職
しようと思ったのは、私に、まだ幼い娘
がいたからでしょうか?


とにかく、最終的には、その課長の上司
(部長)の計らいで、他の職場に異動す
ることになりました。


私の前任者も、後任になった人も短期間
で異動になっていました。


この上司のパワハラが原因だったと思っ
ています。


それでは、この上司に訊いたら、悪意が
あったと答えたでしょうか?


多分、そうは言わないと思います。


ただ、私の中には、あの頃が、苦い思い
出として、心の中に傷口のように残って
います。


そして、自分が上司になったら、部下に
パワハラだけは、しないことを決意し、
実行しました。


ですから、悪意のあるなしに関わらず、
平気で他人にパワハラを行う者を許すこ
とが出来ないのです。


今回の亡くなった劇団生は、私よりも、
もっと酷いパワハラを受けていました。


しかも、今回、組替えを希望していたの
に、劇団から拒否されていたことも発覚
しました。


逃げ場のない中で、どれほど、苦しい思
いをしたのでしょう。


悪意があるなしが問題ではないと思いま
す。


パワハラ自体がやってはいけないことな
のです。


パワハラが、場合によっては、人を自殺
に追い込むことがあるということだけは、
知って欲しいと思います。