壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

鳳月杏さんと芹香斗亜さんを比べてみた。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


鳳月杏さんが月組トップになれるか、と
いう可能性を検討するにあたり、鳳月杏
さんを今度、宙組トップに就任した芹香
斗亜さんと比べてみます。


まず、芹香斗亜さんは、2007年入団の93
期生です。
したがって、現在、研17になります。
研17で宙組トップに就任したことになり
ます。


研17以上でトップに就任したのは、近頃
では、元雪組トップの壮一帆さんが研17,
元宙組トップの大空祐飛さんと元星組の
北翔海莉さんが研18です。


一方の鳳月杏さんは、2006年入団の92期
生です。
したがって、現在、研18で、来年、月城
かなとさんが退団したとしても、トップ
になれるのは、研19です。


どちらも中卒で音楽学校に入学していま
すので、おそらく、鳳月杏さんが芹香斗
亜さんより1歳年上です。


芹香斗亜さんの前任者は、1期上級生の
92期生の真風涼帆さんです。


一方、鳳月杏さんの月組のトップは、3
期下級生の95期の月城かなとさんです。


鳳月杏さんのような上級生2番手がトッ
プに就任したのは、このところでは、元
月組トップの久世星佳さんしかいません。


それでは、鳳月杏さんと芹香斗亜さんの
経歴を調べてみます。


まず、鳳月杏さんです。
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2006年、宝塚歌劇団に92期生として入団。
入団時の成績は26番。
初舞台を経て、月組に配属。
2013年の『ベルサイユのばら』で、アン
ドレ役を演じ新人公演初主演。
2014年12月28日付で花組へと組替え。
2015年の『スターダム』でバウホール
公演初主演。
2019年4月29日付で、月組へと組替え
2020年の『出島小宇宙戦争』で、月組3
番手として東上公演初主演。
2021年、『川霧の橋/Dream Chaser』
より、月組の2番手に昇格。
2022年の『ELPIDIO』で、2度目の東上
公演主演。
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次は、芹香斗亜さんです。
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2007年、宝塚歌劇団に93期生として入団。
入団時の成績は28番。
初舞台を経て星組に配属。
2010年の『愛と青春の旅だち』で新人公
演初主演。
2012年4月2日付で花組へと組替え。
同年の『サン=テグジュペリ』で2度目
の新人公演主演。
2013年の『オーシャンズ11』で3度目の
新人公演主演。
同年の『フォーエバー・ガーシュイン』
でバウ初主演。『愛と革命の詩』で4度
目の新人公演主演。
2015年の『カリスタの海に抱かれて/
宝塚幻想曲』より、花組の2番手に昇格。
2017年の『MY HERO』で、東上公演初
主演。
同年10月30日付で宙組へと組替え。
2019年の『群盗』で、宙組2番手として
2度目の東上公演主演。
2021年の『プロミセス、プロミセス』で、
3度目となる東上公演主演。
2023年6月12日付で宙組9代目トップスタ
ーに就任。
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こうして比べてみると、入団時の成績は、
似たようなものですが、その後の経歴が
全然違います。


新人公演初主演の時期や新人公演主演の
回数、バウホール公演初主演の時期、東
上公演主演時期のすべてで、鳳月杏さん
は芹香斗亜さんに競り負けています。


芹香斗亜さんは、トップ就任は、前任者
が長く居座ったせいもあり、遅くなりま
したが、路線スターとしての道を着実に
歩んできたのに対し、鳳月杏さんは、路
線からは少し外れてしまっているように
感じられます。


以上のように、芹香斗亜さんと比較して
みると、鳳月杏さんの経歴はかなり劣っ
ていて、トップ就任というのは、少し難
しいのではないかと思われます。


次の記事で、今までのまとめをしてみま
す。