今晩は、壽々（じゅじゅ）です。

今回は、昨日の月組東京宝塚劇場公演千
秋楽から大階段を降りての退団者３名の
挨拶です。

まず、水城あおいさんです。
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幼い頃、初めて宝塚に出会ったこの劇場
で、月組の皆様とお客様に見守っていた
だきながら、こうして、笑顔でご挨拶を
させて頂けますこと、心より幸せに思い
ます。
卒業を決めてから本日まで、改めて舞台
に立つこと、そして何より、舞台から見
えるお客様の笑顔が私にとって、とても
愛おしく、大切な時間だったのだと感じ
ました。
どんな時も傍で寄り添い、助けてくださ
る上級生の皆様。いつも、笑顔で話しか
けてくれる下級生の皆。
同じ夢に向かって、多くの時間を過ごし
た大切な同期。
そして、舞台を楽しみに観に来て下さる
お客様に出会い、過ごしたこの５年間は、
私の一生の宝物です。
この大切な宝物と皆様から頂いた大きな
愛を胸に明日からも私らしく、笑顔で歩
んで参ります。
この舞台から見る景色は、一生忘れませ
ん。
本日まで、私を支えてくださいましたす
べての皆様に、心からの感謝の気持ちを
込めまして、本当にありがとうございま
した。
（礼）（拍手）
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蘭尚樹さんです。
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腕いっぱいの夢を抱えて、ありったけの
勇気を振り絞って、ここまで一生懸命歩
いてきました。
今ここに、男役蘭尚樹として、胸を張っ
て立てていることが、私の誇りです。
支え導いて下さった皆様、私を見つけ応
援してくださったファンの皆様、そして、
幸せに送り出そうと心を寄せて下さった
すべての皆様のお陰で、私は今、本当に
幸せです。
これからも、皆様に、沢山の幸せが訪れ
ますように、このすべての奇跡に、心か
らの感謝の気持ちとありったけの愛と、
願いを込めまして、本当にありがとうご
ざいました。
（礼）（拍手）
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最後に、蓮つかささんです。
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まずは、本日、無事に千秋楽を迎えるこ
とが出来ましたこと、このように、皆様
にご挨拶させていただけますこと、なに
より嬉しく、感謝申し上げます。
今、これまでを振り返りますと、私が愛
した宝塚の世界は、とても温かく、愛に
満ち溢れた素晴らしい場所でした。
男役として信念を持ち、理想とする男役
像を追求し続けた日々は、毎日が刺激的
で、歌うこと、踊ること、そして何より
お芝居することが大好きでした。
月組の仲間、そして、スタッフの皆様と
一緒に舞台を作り上げ、演じる瞬間が本
当に楽しく、幸せでした。
まだ見ぬ次の道がどんな世界なのか、期
待と不安はありますが、ここで学ばせて
いただいた経験を自信に変え、私らしく
明るく、元気に歩んでいきたいと思いま
す。
そして、これからも、宝塚の世界が愛に
溢れ、お客様に夢や元気をお届けできる
素晴らしい場所であり続けますように。
我が宝塚人生、悔いはございません。
本当に本当にありがとうございました。
（礼）（拍手）
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今回の退団者の挨拶ほど、心にその言葉
が響いたことは、今までになかったよう
に思います。

退団者の皆さんの言葉のとおりに、宝塚
が愛と夢に溢れた場所であらんことを、
心の底から願っております。