妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

植田景子氏は、自分が劇団側だということを忘れていないか?

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


植田景子氏は、宝塚歌劇団の演出家です
から、劇団側です。


今、劇団側と遺族側は、劇団生の自殺の
原因について、争っている最中です。


劇団側は、劇団生の自殺について、調査
チームの調査報告に基づいて、過重労働
は一部認めたものの、「いじめ」と「パ
ワハラ」はなかったとして、遺族側と対
立している状態にあります。


遺族側は、調査チームの調査結果に納得
せず、劇団側に「再調査」を求め、その
「再調査」が行われようとしています。


その時点において、劇団側を代表する訳
でもない一演出家が「事実でないことが、
さも事実のように……」と発言するとい
うのはいかがなものか、と思います。


早速、「勇気ある発言」とこれを持ち上
げる発言が出ています。


確かに、週刊誌やテレビのバラエティー
番組の報道には、行き過ぎた面があるの
は否定できません。


ただ、このような状態に至った主な原因
は、歌劇団側にあるのではないでしょう
か?


「ヘアアイロンの件」にしても、週刊文
春からの照会に「事実無根」として切り
捨てるのではなく、「調査の結果、故意
に火傷させたという事実は認められなか
った」として、調査内容を文春に伝えて
いれば、あのような記事になったでしょ
うか?


今回の二度の記者会見にしても同じです。


真摯に遺族に対して向き合った姿勢が記
者会見から見えていれば、批判を受ける
こともなかったはずです。


しかも、遺族側代理人による記者会見は、
週刊誌の記事を元にしたものではなく、
独自に調査した結果、劇団側に謝罪を求
めているのです。


それを報道した新聞やテレビを「事実で
ないことが、さも事実のように……」と
言うのは、言い換えれば、遺族がウソを
ついていると言っているのと同じです。


これは、非常にマズいと思います。