妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

「ペット」の話と「トランスジェンダー」の人の話を同次元で語るのはおかしい、と思うのだが……。(シニア雑記)

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


今回は、デイリー新潮の記事に関する批
判です。


こういうタイトルの記事です。


「JAL機炎上事故で物議を呼ぶ「ペット
題」、賛成派も反対派も触れない「判
の最優先事項」とは」


大層なタイトルが付いている割には、中
身は、もう、他の人が指摘しているよう
な内容。


で、この記事で問題なのは、この部分。
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(略)


だから、賛成・反対の極論で決めるので
はなく、ある程度の実験をしたうえで、
「ペット同伴搭乗」のスキームは作って
いけばいいのではないだろうか。


 しかし、こうしたスキームが誕生する
となると、今度はペット愛好家の要求が
エスカレートし、これはこれで問題であ
る。「私のニシキヘビのアキラちゃんは
おとなしいです! そして怖がる人がい
ると言うかもしれませんが、それはヘビ
に対する差別です! なんで犬と猫はい
いのにヘビはダメなんですか!」などと
言ってくるかもしれない。


 正直、「多様性」を重視する社会は行
き過ぎると妙なことになる。最たるもの
が「男性器を持ったトランスジェンダー
の方が女風呂に入ってくるのは是か非か?
 非と捉える人は差別主義者か?」とい
った議論である。
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「ペット」は、どんなに飼い主が溺愛し
ようと、家族同然と思おうと、「動物」
であり、どんな種類であろうと、当然の
ことながら「人権」を持ちません。


一方、「トランスジェンダー」の方は、
「人間」であり、当然のことながら、
「人権」があります。


この両方を一括りにして、「多様性」と
言うところに、この記事を書いたネット
ニュース編集者の認識に問題があると思
います。


「人権」のある人間の間で多様性を重視
することは、重大な事で、こんな「ペッ
ト」を航空機の客室内に持ち込むかどう
かの議論の場面に持ち出すような話では
ないだろうと思います。


このような記事をチェックもせずに、掲
載するデイリー新潮のメディアとしての
責任も問われかねない問題だと思います。