妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

「年間興行数の見直し」で、男役トップスターの任期はどう変わる?

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


宙組劇団生の自死を受けて、宝塚歌劇団
が発表した「過密な公演スケジュールの
解消」として、「年間興行数」を2024年
より「年間9興行から8興行体制へ変更す
る」としています。(2024年は、元々、
8興行でしたが)


私が調べたところでは、男役トップスタ
ーの通常任期は、本公演5-6作です。
(↓参照)


これが、年間興行数が減少すると、どう
変わるのか、計算してみましょう。


仮に、通常任期を本公演6作だとします。


従来は、年間9興行で、これを5組で回し
ていました。


そうすると、
9興行/年÷5組=1.8興行/年・組
となります。


トップスターの任期を本公演6作とする
と、
6興行÷1.8興行/年≒3.33年
となります。


したがって、本公演6作のトップの任期
は、約3.33年ということになります。


これを、見直し後の年間8興行で計算する
と、
8興行/年÷5組=1.6興行/年
となります。


やはり、本公演6作とすると
6興行÷1.6興行/年=3.75年
となります。


この3.75年から、前の3.33年を引くと、
0.42年となり、これに12か月/年を掛け
ると、約5カ月になります。


つまり、年間の興行数が減ることによっ
て、同じ本公演6作退団でも、従来と比
べて、約5カ月任期が延びることになり
ます。


逆に、同じ年月の任期だとすると、トッ
プ時代の本公演出演数が減ることになり
ます。


結論として、今後は、長期任期(本公演
7作以上)の男役トップが出にくい環境
になると思われます。


以前の記事です。↓