妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

これは素晴らしい!!堂本光一さん主演ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』を観劇しました!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、堂本光一さん主演のミュージカ
ル『チャーリーとチョコレート工場』を
観に、大阪はフェスティバルホールへ遠
征してきました。


12時30分開演の回と17時30分開演の回
とがあったのですが、朝早く起きるのが
嫌だったので、17時30分の回で観劇した
のですが、終演が20時35分。そこから、
わが家へ帰ると、到着したのは、何と、
日付が変わる少し前でした。


しかも、新大阪駅ですぐ来る新幹線がこ
だましかないし……。


まあ、御堂筋線の淀屋橋駅が行き慣れて
いるので(以前勤めていた会社の大阪支
店が淀屋橋にあります)、淀屋橋駅から
徒歩で向かいました。


で、フェスティバルホールに到着すると
待ち構えていたのは、コレ↓

この階段を昇るのか、と。


隣のおばさん2人組が「まるで、宝塚の
「だいかいだん」みたい」って言ってま
した。
宝塚劇場の「大階段」を「だいかいだん」
と読む人には、初めて出会いました。


この「だいかいだん」をようやく昇ると、
ここに着きます。↓

帰りには、横に細いエスカレーターが
あることを知ったので、エスカレーター
で帰りました。


開場時間(公演時間の1時間前)を過ぎて
から到着したので、公演プログラム売り
場には、既に、長蛇の列ができていまし
た。


で、帝国劇場公演のチケットが壊滅し、
博多座なんかに行けるはずもなく、よう
やく、なんとか当選したのが、大阪公演
の3階席1列目。


1列目だから良く見えるかと思って、着
席したら、目の前に手摺が……。
丁度、舞台の真ん中を横切る形になって
いて、舞台の奥を観る時にには、手摺の
上から観るような感じで、舞台の手前を
観る時には手摺の下から覗き込むような
感じになって、ちょっと残念な感じがし
ました。むしろ、2列目より後ろの方が
良かったかも。


前置きが長くなりましたが、まず、公演
プログラムからSTORYです。
==================
 チャリー・バケット(小野桜介・トリ
プルキャスト)は、心優しい男の子。愛
に溢れる働き者の母親(観月ありさ)や
ジョーじいちゃん(小堺一機)たちと手
を取り合いながらささやかに暮らしてい
る。唯一の楽しみは年に一度、「ウォン
カのとびきり最高めちゃうまチョコ」を
自分の誕生日に買ってもらうことだ。


 一方、人間不信に陥り世間から身を隠
し、自らのチョコレート工場に閉じこも
り続けているウィリー・ウォンカ(堂本
光一)、またの名をキャンディーマン。
彼はある計画を進めていたー。


 ある日、驚くニュースが世界中を駆け
巡る。あのウォンカのチョコレート工場
が公開されるというのだ。しかも案内役
はウォンカ自身。5枚のゴールデンチケッ
トをチョコレートに忍ばせて、それを引
き当てたものが工場見学に参加できると
いう。そのニュースにチャーリーも跳び
上がらんばかりに喜ぶが、チョコレート
を買うお金はどこにもない。しかしニュ
ースでは、次々とコンテストの当選者が
発表されていき、とうとう残りの1枚に
なってしまう。あきらめかけたその時、
チャーリーに奇跡の瞬間がおとずれる
ー。


 5人の当選者たちの運命、そしてウォ
ンカの真の目的とは。


 謎めいたチョコレート工場の扉がいま
開かれるー!
==================
で、幕が開くと、舞台中央に階段があっ
て、その最上段に、堂本光一さんがスポ
ットライトを浴びて登場~!!なんです
が、客席から拍手も何にもなし。


その後も、ダンスの場面も手拍子もなく
て、何だか、盛り上がりに欠ける舞台で
した。


外部の公演には、慣れている私でも、ち
ょっと、これは、残念な気がしました。


ティム・バートン監督、ジョニー・デッ
プ主演の映画『チャリーとチョコレート
工場』を観ているのですが、かなり前な
ので、記憶の彼方。


ただ、ジョニー・デップのアクの強いウ
ィリー・ウォンカに比べると、堂本光一
さんのウォンカは、それがなく、むしろ、
好印象でした。


そして、何よりもこれが観たかったんだ!
と思ったチョコレート工場のカラフルな
素晴らしさ!!!観ているだけでうっと
りとなりますが、なんと、工場内を巡る
中で、何か、いい香りが漂ってきます。


二重マスク超しでも香るのには、ビック
リしました。素敵な演出です。
(「アロマトリックス」という装置みた
いです)


まあ、ファミリー向けミュージカルです
ね。我儘な子供達とその親達が次々に強
制退場になっていくところは、ちょっと
ブラックですが……。


私が観劇したのは、月曜日でしたので、
親子連れはいませんでしたが、ファミリ
ーで観るのには、楽しいミュージカルに
なっていましたが、おそらく、観客の多
くは堂本光一さんファンかな、と。年齢
層が宝塚に比べるとやや若いです。


堂本光一さんのウォンカは素晴らしくて、
良かったけれど、ファミリーで観るのに
は、もう少し、チケットの取りやすい若
手でも良かったかな、と思います。


ウンパ・ルンパ(Oompa Loompa)が可
愛かったです。で、キレッキレのダンス
を踊ります。(そりゃそうですね。背を
低く見せているだけで、中身はアンサン
ブルの人たちですから)


最初、ウーパー・ルーパーと聞こえたの
で、???でしたが。


ちょっと残念だったのは、劇場の音響が
悪いのか、私の耳が悪いのか、3階席だ
からなのか分かりませんが、歌の歌詞が
聞き取りづらかったのと、台詞も一部聞
き取りづらかったことです。


最後に、舞台の奥の幕が開いて、オーケ
ストラの生演奏だったのには驚きました。


録音のように聞こえたので……。「調整」
の問題かな。クラシック演奏にも使うホ
ールみたいなので。


それはともかく、最近、観たミュージカ
ルの中では、最高に出来が良く、面白く
て、素晴らしいミュージカル作品になっ
ていました。


劇中、「想像(イマジネーション)」と
いう言葉が何度も出てきます。


そして、最後の場面では、ウォンカから
絶対に中を見てはいけないと言われたノ
ートをチャーリーは見てしまって、その
空白部分にあれこれと新しいお菓子を書
き加えます。


これこそがウォンカが求めていたもの、
「想像力」と新しいものの「創造力」で
した。


年老いた自分に代わって、チョコレート
工場を引き継ぐ子を探していたのです。


その子こそが、誠実で優しい心を持って、
「想像力」と「創造力」を持つチャーリ
ーだったのです。


夢を見ることの大切さ、想像することの
大切さ、そして新しいものを「創造」す
ることの楽しさを知ることの大切さ、
そんなことを教えてくれるお話だからこ
そ、この作品を多くの子供達にこそ観て
欲しい、と思えるのです。


是非、いつの日にか再演されることを望
んでいます。