今晩は、壽々（じゅじゅ）です。

①の続きになります。（若干ネタバレあ
ります）

公演解説です。

魔法の世界は舞台へ続く。
ハリー・ポッター19年後のストーリー。

世界中のファンを熱狂させ、世界中の演
劇賞を受賞した舞台『ハリー・ポッター
と呪いの子』、ついに日本オリジナルキ
ャストで開幕。

本作は、『ハリー・ポッター』シリーズ
の原作者・J.K.ローリング自ら演出家の
ジョン・ティフォニー、脚本家のジャッ
ク・ソーンとともに創作したオリジナル
・ストーリー。完成した舞台を観た原作
者は、「劇場でしか味わえない魔法」と
絶賛。シリーズとしては８番目の物語で
あり、初めて“舞台”という手法を使って
描かれた、ハリー・ポッターの新たな物
語である。

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は
これまでにロンドン、ニューヨーク、サ
ンフランシスコ、オーストラリア・メル
ボルン、ドイツ・ハンブルク、カナダ・
トロントの６都市で開幕。東京公演はア
ジアとしては初、世界では７番目の上演
となった。

これまでに英国演劇界の最高名誉ローレ
ンス・オリヴィエ賞、米国演劇界最高名
誉トニー賞を含む60以上の演劇賞を世界
中で獲得する本作は、演劇作品としてこ
れまでの常識を覆す記録的な成功を収め
ている。

最大の魅力は、世界のエンターテイメン
トを牽引する一流スタッフが知恵と技術
を結集して創り上げた「ハリー・ポッタ
ー」の世界観を劇場で“体感”できること。
原作ファンも、そうでない人も楽しめる
ストーリー、次から次へと飛び出す魔法
の数々、ハリー・ポッターの世界に入り
込んだような舞台美術と衣裳、独創的で
心躍る音楽、体感する全てが、観客を魔
法の空間にいざなう。

ストーリーです。（公演HPより）

ハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法界
を救ってから19年後、かつての暗黒の世
を思わせる不穏な事件があいつぎ、人々
を不安にさせていた。
魔法省で働くハリー・ポッターは、いま
や三人の子の父親。
今年ホグワーツ魔法魔術学校に入学する
次男のアルバスは、英雄の家に生まれた
自分の運命にあらがうように、父親に反
抗的な態度を取る。
幼い頃に両親を亡くしたハリーは、父親
としてうまくふるえず、関係を修復でき
ずにいた。
そんな中、アルバスは魔法学校の入学式
に向かうホグワーツ特急の中で、偶然一
人の少年と出会う。
彼は、父ハリーと犬猿の仲であるドラコ
・マルフォイの息子、スコーピウスだっ
た！
二人の出会いが引き金となり、暗闇によ
る支配が加速していく……。

では、何のことか分からないので、多少、
補足します。（ネタバレになります）

物語は、①で書いたように、アルバスが
駅の9と3/4番線からホグワーツ特急に乗
り込むところから始まります。
列車の中でハーマイオニーとロンの間の
娘、ローズ・グレンジャー・ウィーズリ
ーと一緒に座席を探していたアルバスは、
一人ぼっちで座っている一人の少年と出
会います。
彼の名前は、スコーピウス・マルフォイ。
ドラコ・マルフォイの息子でした。
彼の持っているお菓子（列車の中で販売
されているお菓子で、例によってまとも
なお菓子ではありません）に惹かれたア
ルバスは、スコーピウスと一緒にホグワ
ーツへ向かうことになります。
スコーピウスは、なぜか、おどおどした
態度を取るのですが、それは、彼がヴォ
ルデモートの子供だとの噂があるから。
魔法学校で組分け帽子で組分けされる時
に、アルバスは、グリフィンドールに組
分けされることを願うのですが、なぜか、
スリザリンに。
同じスリザリンに組分けされたスコーピ
ウスは、これに大喜び。アルバスと友達
になろうとします。
優秀な魔法使いであったハリーの息子の
アルバスは、魔法の成績はイマイチ。
他の生徒の嘲りの中で、庇ってくれるの
は、スコーピウス。二人は友情を深める
のでした。
ところが、アルバスの周囲に闇の気配を
感じたハリーは、スコーピウスとの接触
を禁じてしまいます。
そんな中、一人の老人がハリーを訪ねて
きます。その老人は、ヴォルデモート卿
との闘いの中で、ハリーの「スペア」と
して殺されたセドリックの父親エイモス
でした。
エイモスは、魔法省にあるというタイム
ターナー（逆転時計＝時間を巻き戻すこ
とのできる時計）を使って、セドリック
を生き返らせてくれとハリーに頼むので
すが、ハリーはこれを拒絶します。
この話を片隅で聞いていたアルバスは、
魔法省からタイムターナーを盗み出し、
セドリックの命を助けることを決意しま
す。
そして、アルバスとスコーピウスにエイ
モスの姪のデルフィーを加えた3人は、
それぞれ、ロン、ハリー、ハーマイオニ
ーに変身し、魔法省のハーマイオニーの
執務室に侵入し、タイムターナーを盗み
出すことに成功します。
タイムターナーを使って、セドリックが
殺される直前の三大魔法学校対抗試合の
開催された時間にアルバスとスコーピウ
スは時間を遡るのですが、それがとんで
もないことを引き起こすことに……。

主な登場人物と配役です。（私が観た回
のものです）

ハリー・ポッター
：藤原竜也
ハーマイオニー・グレンジャー
：早霧せいな
ロン・ウィーズリー
：竪山隼太
ドラコ：マルフォイ
：宮尾俊太郎
ジニー・ポッター
：馬渕英里何
アルバス・セブルス・ポッター
：福山康平
スコーピウス・マルフォイ
：斉藤莉生
嘆きのマートル
：美山加恋
ローズ・グレンジャー・ウィーズリー
：橋本菜摘
デルフィー・ディゴリー
：岩田華怜
エイモス・ディゴリー/
アルバス・ダンブルドア/
セブルス・スネイプ
：福井貴一
マクゴナガル校長
：榊原郁恵

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ハーマイオニー役の早霧せいなさんのコ
メントです。（公演プログラムより）

最初に台本を読んだ時、一体どうやって
やるの？と思ったことが、実際に稽古場
で完成されていく様を目撃して驚きの連
続です。ハーマイオニーは母になり、ま
た魔法界を治める魔法大臣になったこと
で、責任感、正義感がより強く、逞しく
なった印象。一役ですが、まるで何役も
やっている感覚で想像以上のパワーが必
要です。魔法界の平和、自分が思う正義
に対してはまっすぐに突き進み、そのた
めに手段を選ばないところがあるのが彼
女の良さでもあり、弱点でもあると思い
ます。
そこを良いバランスで支えてくれるのが
夫のロン。ロンとやりとりしていると、
もう！ってイライラしながらも（笑）愛
が溢れて、なくてはならない存在だと感
じています。19年間のことは台本に詳し
く描かれているわけではないですが、ロ
ンやハリーとの関係性があってこそ、今
の彼女がある！と、稽古場で共に時間を
過ごし、一緒に作品を創っていく過程で
強く感じています。
この壮大な愛の物語を皆さんにお届けし
ながら、ワクワク感を共有できることが
嬉しいです。ぜひ思いのまま、Exciteし
てください！
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大人になったハーマイオニーがどんな感
じなのかは、このコメントで大体分かる
と思います。
さすが、元宝塚歌劇団雪組トップスター
の早霧せいなさん。見事にハーマイオニ
ー役を演じていました。

いかがでしょう。
この素晴らしいキャスト達の素晴らし
い演技には目を見張るばかりです。

最後に、この舞台を子供向けだなどと思
わないでください。
私が観劇したのは、火曜日の平日でほと
んどが大人でした。
大人の鑑賞にも耐えうる、というよりも
大人も子供もそれぞれに楽しめる素晴ら
しい舞台です。

（↓）①の記事です。