妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

宝塚歌劇団と劇団四季について。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


宝塚歌劇団と劇団四季。どちらもミュー
ジカルを上演する劇団ですが、これほど
それぞれ著名度が高くて、しかも、異質
な劇団というのも、余りないでしょう。


両者を観劇するには、間に高い壁がある
ように思います。


ところが、この二つを、しかも、宝塚の
方を主としながら、劇団四季を観に行く
という方がみえます。


で、劇団四季の方を観劇して褒めるなら
ともかく、どちらかというと、貶すもの
だから、劇団四季のファンから、当然、
クレームが来ます。


さて、私が、生の舞台でミュージカルを
初めて観劇したのは、1983年に新宿のキ
ャッツ・シアターで初演された劇団四季
の『キャッツ』と、同じ頃に森繁久彌主
演で帝国劇場で上演された『屋根の上の
バイオリン弾き』でした。


もう、40年も前の事になります。この時
からのミュージカルファンです。


一方、宝塚歌劇を初めて観劇したのは、
多分、宙組梅田芸術劇場メインホール公
演『雨に唄えば』。1908年になります。


15年前ですね。


つまり、私は、東宝ミュージカルや劇団
四季などのミュージカルの舞台の方が、
ずっと先で、宝塚の方は、比較的最近観
るようになった、ということです。


しかも、本格的に観るようになったのは、
宝塚100周年の年。つまり、9年前からで
す。


東宝ミュージカル系を中心に観劇してき
たので、劇団四季へも宝塚歌劇もそれほ
ど、違和感なく入り込めたのだと思いま
す。


宝塚歌劇の特徴は、出演者全員が女性で
あり、そのビジュアルの美しさとお芝居
やショーの華やかさにあるのだと思いま
す。


ただ、その仕組み上、劇団員の間にかな
りレベル差があり、劇団四季からいきな
り、宝塚を観ると、思わず、ウッとなる
ということが起こります。


一方の劇団四季は、そのレベル差が少な
く、全体のレベル自体が高いため、安心
して観ることができますが、ビジュアル
面は、多少、諦めざるを得ません。舞台
の華やかさも宝塚と比べると、見劣りが
します。また、あの「母音法」のセリフ
が苦手な方もみえるようですが、きちん
とセリフが聞き取れるというメリットが
あります。


私は、最近は、宝塚歌劇中心ですが、東
宝系のミュージカルや劇団四季も観劇に
行きます。


それぞれの良さがあると思いますが、無
理をしてまで、他を観に行かなくてもい
いのではないか、と思っています。