妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

凪七瑠海さん主演『39 Steps』バウホール公演を観劇しました!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、凪七瑠海さん主演の雪組バウホ
ール公演『39 Steps』を観劇に、宝塚ま
で遠征してきました。


ところで、東海道新幹線は、昨日から、
のぞみが全席指定だったんですね。


ゴールデンウイークとお盆休み、年末年
始の東海道新幹線の利用は、要注意です。


帰りが結構、混んでいましたが、何とか
通路側のC席を確保できました。


で、宝塚バウホールは、久し振り。


いつものソファーで待っていたら、開場
時間になっても、開場しません。


もしかしたら、と思って、劇場入り口へ
行くと、もう、バウホールへの入り口が
オープンしていました。


工事かなんかで、暫く、閉鎖していたん
でしょうね。


なお、バウホールの男性用トイレは、個
室が3室あって、全部、洋式でした。


バウホールが全部洋式なのに、何で、大
劇場は和式があるんでしょうね?


さて、いつも通り、公演プログラムから
ストーリーです。
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 欧州各国の緊張が高まる1914年初頭、
イギリスではドイツによる侵略戦争の計
画が噂されているー。
 南アフリカで鉱山技師として働いてい
た青年リチャード・ハネー(凪七瑠海)
は、ダイヤモンドの採掘で一山当て、念
願だった故郷での暮らしを叶えるためロ
ンドンへと戻って来たが、代り映えのし
ない毎日に飽き飽きしていた。
 そんなある日、彼は退屈しのぎに訪れ
たミュージックホール「アリアドネ」で、
店の踊り子アリス(野々花ひまり)と出
会う。ハネーは彼女と暫しダンスを楽し
むも、憂鬱な気分は晴れぬまま早々に店
を後にするのだった。
 こうして、いつもと変わらぬ夜が更け
てゆくかと思われたが……
アパートの自室に帰り着くや否や、ハネ
ーは思いがけない事件に巻き込まれる。
上の階に住むスカッダー (和奏樹)と
いう男が背中をナイフで刺され、瀕死の
状態で部屋に飛び込んで来たのだ。スカ
ッダーはハネーに黒い手帳を託し、「39
Steps」という謎の言葉を残して事切れ
る。と、そこへ現れた大家(莉奈くるみ ) 
に犯人と間違われたハネーは、咄嗟に手
帳を隠しアパートの外へと逃走。だが彼
を待ち伏せていた男たち(壮海はるま、
蒼波黎也)に拘束され、ある人物の元へ
と連行される。
 その人物とは、イギリス政府との繋が
りを匂わせる"頬に傷のある牧師"(叶ゆ
うり)。どうやら彼の目的は、ハネーに
託された黒い手帳らしい。
 スカッダーの手帳には一体何が書かれ
ているのか?そして彼が遺した謎の言葉
「39 Steps」が意味するものとは?
 自身にかけられた容疑を晴らすべく、
ハネーは偶然再会したアリスと事件の真
相を追うことになるのだが……。
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スコットランドの小説家ジョン・バカン
のスパイ小説『三十九階段』(The Thirty
-Nine Steps)をミュージカルの舞台にし
た作品です。


この作品は、アルフレッド・ヒッチコッ
クによって、映画化もされましたが、ち
ょっと、ストーリーが違うようです。


今回の宝塚作品は原作(読んでないです
が、書評を読むと)に近いという感じが
します。


割と大雑把なストーリー展開で、この人
悪い人("頬に傷のある牧師")だ、とす
ぐ分かるような話になっています。


1時間5分という上演時間を考えると、無
理ないかなとも思えますし、かえって、
気楽に肩ひじ張らずに観ることができま
す。


なお、お芝居とショーの2本立てになっ
ているというのは、公演時間の発表があ
ってから、知りました。


ただ、ショーは、お芝居の方のミュージ
ックホール「アリアドネ」でのショーを
上演する劇中ショー?という形になって
います。


一方で、お芝居の方もミュージックホー
ルの「アリアドネ」が場面がメインです
ので、ダンスシーンがたっぷり見れます。


組長の奏乃はるとさんら、雪組ベテラン
勢と若手実力派を揃えた舞台は、ショー
も含めて、見応えがありました。


お芝居の「アリアドネ」の常連客役の奏
乃はるとさん。ただ物ではないと思って
いましたが、なんと、ウィンストン・チ
ャーチルでした!!この第1次世界大戦
直前の時期には、海軍大臣の職にあった
のですね。


そして、"頬に傷のある牧師"役の叶ゆう
りさん。いかにも悪役という感じで、歌
も良かったです。


そして、ヒロイン役の野々花ひまりさん。
別格娘役感満載でしたが、さすがに演技
も歌も素晴らしく、最後の凪七瑠海さん
とのデュエットダンスは、素敵でした。


怪しげな中国人占い師になったり、マタ
・ハリになったり、黒燕尾では、雪組男
役の中心で踊ったり、もう、凪七瑠海さ
んの魅力満載でした。


ショーの場面では、お芝居がスパイ作品
ですので、スパイ作品へのオマージュ満
載でした。


冒頭は、凪七瑠海さんの『007/ゴールド
フィンガー』のテーマ曲を歌う所から始
まり、『007/ダイヤモンドは永遠に』も。


また、『ミッションインポッシブル』の
テーマ曲も使われていました。


ただ、マタ・ハリの場面で、久城あすさ
んが歌ったのが、『007/スカイフォール』
でしょうか?


『マタ・ハリ』は、柚希礼音さん、愛希
れいかさんが演じていましたね。


妖艶な凪七瑠海さんのマタ・ハリにも注
目です。


なお、スカッダーが死ぬ間際に英語で、
「39 Steps」と英語で3回くらい言うの
ですが、これを手掛かりにハネーとアリ
スは、39階段のある場所を探します。


その時は、ハネーは「39 Steps」を「39
階段」と日本語で話します。(日本で上
演されてますから)


ところが、ハネーがこれを英語で言った
途端に、アリスはあることに気づきます。


という展開は、無理があると思うのです
が、どうでしょう。一応、舞台は、ロン
ドンですから。