妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

多度大社の上げ馬神事と動物愛護について(シニア雑記)

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


多度大社は、三重県にある由緒ある神社
です。


ここで伝統行事として南北朝時代から
700年続くとされてきた行事が上げ馬神
事です。


ところが、2023年5月、この上げ馬神事
で1頭の馬が骨折して殺処分になるとい
う事件が起きました。


上げ馬神事というのは、馬に人が騎乗し、
高くそびえた土壁を乗り越えた回数で農
作物の豊凶を占うという神事です。


ところが、2023年5月の事件を受けて、
批判が殺到し、神社は、神事の見直しを
することにしました。


さらに、2023年10月には動物愛護団体が
刑事告発し三重県警がこれを受理してい
ます。


最終的に、神社は、坂の傾斜を緩やかに
し、土壁は取り除かれた上で、神事を行
うことになりました。


ただ、上げ馬神事の由来を考えれば、土
壁を乗り越えるという行為をなくした状
態では、豊凶を占うという神事の意味が
失われてしまいます。


毎年、「豊」になってしまいます。


本当にこれで、神事をやる意味があるの
でしょうか?


地元の方も悩んでみえるようです。


最近、動物愛護団体の要求は、どんどん、
エスカレートしてきています。


水族館のイルカショーも批判されていま
すし、そのうち、競馬もダメになりそう
です。


いつか、牛や豚や鶏などを殺して食べる
何てことも禁止され、世の中全員、ベジ
タリアンになりそうです。


動物愛護も結構ですが、伝統行事が形骸
化していくのは、なんか、寂しいような
気もします。


闘牛も絶対ダメですよね。