これは、もう、どうしようもないね。ー遺族代理人の記者会見を視ました。
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
昨日の宝塚歌劇団の劇団員の自殺に伴い、
遺族側代理人弁護士によって開かれた記
者会見。
最初から最後まで(記者会見終了まで)
You Tubeで配信していたので、全部、視
聴できました。
代理人弁護士は、2人で、1人は、川人法
律事務所の川人博弁護士。もう、1人は、
堺総合法律事務所の井上耕史弁護士。
川人博弁護士がメインで話して、井上耕
史弁護士がその補助という形でした。
川人博弁護士は、労働問題、過労死問題
における日本のオーソリティで、電通社
員の過労自殺事件の遺族代理人を務めた
人です。
東京の弁護士ですから、ご遺族がわざわ
ざ依頼に行ったのでしょう。
昨日の記者会見になったのは、事実関係
の確認に時間がかかったからだそうです。
それだけに、亡くなった本人のLINEの記
録など、出来る限りの手を尽くして、事
実関係を把握していました。
その内容の一部とご遺族のコメント全文
は、WEB版のニュース(一部を↓に掲示
しておきました。)で各メディアが取り
上げているので、ここでは、省略します
が、ポイントは次の箇所です。
まず、宝塚歌劇団と亡くなった方の間の
契約は、「委託契約」となっているが、
内容からは「使用従属関係」にあり、実
質的には労働契約と解されるということ。
したがって、歌劇団には、労働法上の安
全配慮義務があり、過重労働や上級生か
らのハラスメント被害を防ぐ義務があっ
たということになるということです。
なお、宝塚歌劇団は法人格を持たない、
阪急電鉄の一事業部門でしかないので、
その歌劇団と生徒とが「委託契約」を締
結していたことについては、弁護士も首
を捻っていました。
どちらにしても、遺族側代理人弁護士の
調査によっても週刊文春の記事がデマな
んかではなかったことが判明したわけで
す。
遺族側は、劇団と劇団を運営する阪急電
鉄に、事実を認めた上で、謝罪と適切な
補償を求めています。
宙組は、今のままでは、もう、ダメでしょ
う。
どう、劇団を立て直すのか、阪急阪神HD
も加わっての対応策の立案が急務だと思
われます。