妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

2023年「不祥事」ランキング 宝塚歌劇団は何位?ー弁護士JPニュース

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


弁護士JPニュースで2023年「不祥事」ラ
ンキングを1位から10位まで発表していま
した。
さて、宝塚歌劇団は、何位でしょう?
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 ビッグモーターの保険金不正請求およ
び街路樹問題、旧ジャニーズ事務所の性
加害問題、宝塚歌劇団の長時間労働およ
びパワハラ問題など、2023年は組織のあ
り方そのものを揺るがすような不祥事が
次々と発生した。


 企業法務に詳しい杉山大介弁護士は
「法律的な話題も多い年だった」と振り
返る。編集部では杉山弁護士に、印象に
残った不祥事を1位~10位までランキン
グ化してもらった。


ランキングを見ると、こんなにも多くの
不祥事がわずか1年の間に起きたのかと、
改めて驚くかもしれない。


(10位、9位省略)


8位:プロ野球楽天・安樂智大投手によ
る「ハラスメント行為」


【東北楽天ゴールデンイーグルスの投手
が複数の若手選手にハラスメント行為を
していた。その内容は、ロッカールーム
で若手選手を逆立ちにさせ、下着をずら
して下半身を露出させるといった陰湿な
もの。球団社長は11月30日に記者会見を
開いて謝罪するとともに、同投手を自由
契約にすると明らかにした。】


杉山弁護士:この後で出てくる事案にも
言えますが、どうしてそこまでやって行
けると思ったのかが疑問です。しかも、
うそをついてごまかしたり、密室を利用
して行ったりと、中途半端に悪知恵だけ
は回しており、ただの悪しき昭和文化、
体育会文化とも言えないところが、非常
にいやらしく感じました。


当人がここまで慢心するまでには、これ
が許されてきたという成功体験が蓄積さ
れているはずです。このような成功体験
の積み重ねが、常に大きな問題や構造的
腐敗をもたらすものであるため、スター
としての地位を失うような大きな問題に
至る前に、正しくつまづく機会がなかっ
たのが良くないと思います。


7位:宝塚歌劇団「劇団員の自死報道」
受けて記者会見


【宙組の娘役だった25歳の劇団員が、9
月に自宅マンションで自ら命を絶った事
件をきっかけに、その背景にあったとさ
れる長時間労働の実態やパワハラ・いじ
め問題が顕在化した。劇団は外部弁護士
による調査チームを設置して調査を進め、
11月14日に記者会見を開いて報告書の
内容を公表したものの、遺族側の弁護士
は「事実認定も評価も問題が極めて多い」
と批判。SNSでも“炎上”した。】


杉山弁護士:「長時間労働の問題」と
「パワハラいじめの問題」とが混在して
ますね。長時間労働の問題の方が、法的
に言えば帰責性(責めに帰すべき事由)
は認められやすいところで、こちらは早
速劇団でも公演数を減らす形で対応して
います。宝塚は、同じ人が同じ公演を5
回も10回も、誇張表現なく見て、しかも
それでもチケットからあぶれる人が出て
しまうことから、公演数を増やすほどに
売り上げは大きくなり、構造的に過労を
求めやすい環境にはあったと思います。


それでも5組を回すため、隙間は比較的
作りやすいのかとも思いましたが、練習
時間などを加味すると、まだまだタイト
だったようですね。私は現在、星組が好
きなのですが、この1年半くらい見られ
ていません。それでも、今公演数が減っ
ていることは、必要なことだと受け入れ
ようと思います。


(以下、省略)


(ちなみに、1位は、「自民党派閥の
「政治資金パーティー」問題」です)
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宝塚歌劇団は、「プロ野球楽天・安樂智
大投手による「ハラスメント行為」」を
抑えて堂々の7位でした。


そもそも、弁護士から見ても、2023年の
「不祥事」ランキングに入っていること
からしても、宝塚歌劇団問題が世間で広
く「不祥事」として認識されていること
が分かります。


これほど、大きな問題になった責任は、
宝塚歌劇団にあるということを、よく認
識して、イメージをこれ以上悪化させる
事のないよう、真摯に取り組んで欲しい
と思います。