今晩は、壽々（じゅじゅ）です。

昨日は、ミュージカル『SINGIN’IN THE RAIN〜雨に
唄えば～』を観に、オミクロン旋風が吹き荒れる中、
東京渋谷の東急シアターオーブまで行ってきました。

もっと人出が少なくなっているかと思っていたのです
が、案外、今までとそう変わりがない様子。
余り気にしていないのですかね。
まあ、自分もその一人ですので、他人のことは言えな
いですが……。
ただ、帰りの山手線で隣に座った男の人がず～っと咳
をしていたのには、ちょっと、ビビりました。

で、『SINGIN’IN THE RAIN〜雨に唄えば～』の話です。

席は前から3列目。ハッピーレインシートという、ちょ
っとチケット代が高めの席。特製ポンチョ付きです。

特製ポンチョは、グッズ売り場の横でチケットを呈示す
るともらえる方式。

公演プログラムを見ると第1幕の終りと第2幕の終りにそ
のシーンが載っていたので、念のために係りの人に尋ね
ると、第1幕からポンチョが必要とのこと。

席に着いたら早速、その黄色のポンチョを着こみました。
ゆったりしていて、服の上から着ても、相当のデブでも
大丈夫。

で、天井から雨が降ると言ってもそれほど大したことは
ないだろうと、高をくくっていたのですが、大間違い。
主演のアダム・クーパーさんが床に溜まった雨（水）を
ダンスを踊りながら親切にも客席に向かって蹴り上げる
という演出。
なるほど、ポンチョが必要です。

まず、公演解説から。

10万人以上を魅了したあのミュージカルが
どしゃぶりの雨とアダム・クーパーとともに戻ってくる！
史上最強にして、最高のエンタテインメントミュージカル、
日本特別公演！

誰もが口ずさむメロディー〜SINGIN’ IN THE RAIN〜♪。
ジーン・ケリーが雨の中で歌い、踊るあの名作ミュージカ
ル映画『雨に唄えば』はどれほど多くの人を魅了してきた
でしょうか？　『雨に唄えば』はハリウッド映画がサイレ
ントからトーキーへと進化変貌する時代を描き、ブロード
ウェイを目指す作家と俳優のサクセス・ストーリーと映画
制作の舞台裏をコメディタッチで描いたミュージカルです。
ストーリーの面白さもさることながら、ドン役を演じた
ジーン・ケリーのダンスシーンが圧巻でした。ミュージカル
映画として誕生した『雨に唄えば』は、その後、世界中で
繰り返しミュージカル舞台として製作されてきました。

大興奮！14トンのどしゃ降りの雨の中、あの映画の名シーン
が舞台で蘇る！

長きに渡り愛され続けている『雨に唄えば』。
2012年ロンドンのウエスト・エンドで決定版と言っても過言
ではない『雨に唄えば』が誕生しました。『レ・ミゼラブル』
や『オペラ座の怪人』、『キャッツ』といった傑作ミュージ
カルを生んだ土壌を持つロンドンから、21世紀に「世界中の
すべての人をハッピーに」をモットーに生まれたこの決定版
が、2017年、ウエストエンドオリジナルキャストのアダム・
クーパーが特別出演し、すべての観客を魅了し、劇場中をハ
ッピーにしました。
日本では2014年、日本公演のためだけにウエストエンドオリ
ジナルキャストのアダム・クーパーが特別出演。その華麗な
ステップで4万人を超える観客を魅了し、当時、会場となった
東急シアターオーブの海外招聘ミュージカルでの最高動員記
録を樹立しました。その後一旦カンパニーは解散したものの、
日本のファンからの熱烈なアンコールを受けて、2017年には
日本公演のみのカンパニーを立ち上げ上演し、初演を上回る
6万人の動員を達成しました。

アダムの『雨に唄えば』を観ることができるのは、これが最後
のチャンス！

そして、 2022年1月、待ちに待った日本公演です！主演はもち
ろんアダム・クーパー。
2017年の日本公演の大成功を受け、日本の興奮が英国へ響き、
英国名門のサドラーズ・ウェルズ劇場とともに、あらたにカン
パニーを結成し、英国公演後に日本で上演いたします。おそら
く今回でラストとなるアダムが演じるドン・ロックウッド。マ
シュー・ボーンの『スワン・レイク』（映画では「リトル・ダ
ンサー」）で一大旋風を巻き起こして20年。スーパーダンサー
は、ミュージカルスターとして2012年2月から『雨に唄えば』の
ロングラン公演に挑みました。ロンドンの名門劇場・パレス・
シアターにて連日満員の盛況ぶりを見せ、英国各紙５つ星を獲得
の大評判、最も成功した転身ぶりを魅せてくれました。
華麗なダンスに歌を伴って演じた『雨に唄えば』は、作品誕生か
ら50年目に、ジーン・ケリー演じた初代を超える舞台版のドン役
が誕生した、といっても過言ではないでしょう。生の舞台であの
迫力の『雨に唄えば』を体現出来る時代の証言者はアダムにほか
なりません。
彼の圧倒的な魅力と華麗なステップの数々は、実際に私たち自ら
の目で見ることによって、その素晴らしさを実感出来るのです。

劇場中が大きな幸せで溢れる！誰もがハッピー、みんながハッピー！

雨の降る舞台上で、あの名曲『SINGIN’ IN THE RAIN〜♪』がアダム
の歌と踊りで繰り広げられるところをぜひ想像してみてください。
幸せいっぱいの気持ちになれるはずです。
愛と勇気、涙と笑い。エンターテインメントに必要な全ての宝が
ぎっしりちりばめられた珠玉のショーの開幕です。
駅から劇場まで雨に濡れずに来た人も、帰りにはきっと雨に打たれ
たくなること間違いありません。
そして、どしゃぶりの雨のあとは、皆様の心に大きな虹がかかるこ
と間違いなし！
最高にハッピーな時間を楽しんでほしい。
♪シーンギン・インザ・レイーン〜♪
劇場を出ると、きっとをあなたも口ずさむ・・・はず。
世界中をハッピーにする『雨に唄えば』をお見逃しなく！！！

ストーリーです。

舞台は1920年代、サイレント映画全盛期のハリウッド。

映画スターのドン・ロックウッドと大女優のリナ・ラモントは
スター同士のカップルと世間でもてはやされていた。しかし実
際はリナが一方的にドンを追いかけているだけで、美人だけれ
ども演技は下手､しかもわがまま。思いこみの激しいリナにドン
はむしろうんざりしていたのだった｡そんな折、ドンはパーティ
に行く道すがら、駆け出しの女優キャシーと出会い、恋仲に。

やがてハリウッドにはトーキー映画の波が押し寄せてくる。ドン
とリナの新作サイレント映画も急遽トーキーにすることになる。
だが、リナは大変な悪声であり、トーキー映画には不向きであっ
た。当然ながら試写会は大失敗。

そんな映画を公開するわけにはいかないと危機感を抱いたドンと
その親友コズモ、そしてキャシーの三人は、映画をミュージカル
に作り変えることを思い立つが、リナの声をどうするかが問題と
なり…。

コメントです。

私と『雨に唄えば』はかなり古い付き合い。
我が家に古いレコードがあって、そのA面に『雨に唄えば』の主題
歌が、B面には「モーゼス・サポーゼス」が入っていました。
「雨に唄えば」は、気に入っていたのですが、「モーゼス」の方は
意味不明（もちろん英語です）で、小学生だった私はほとんど聞く
ことはありませんでした。今、思うと早口言葉の練習のところで歌
われる歌だったんですね。

その後、ジーン・ケリー主演の映画を観て、私のお気に入りのミュー
ジカルの一つになりました。

舞台版で観たのは、宝塚。

1回目は、2008年の宙組梅田芸術劇場公演で、大和悠河さんが主演、
ほかに蘭寿とむさん、北翔海莉さんらが出演していました。

2回目は、2018年の月組TBS赤坂ACTシアター公演。主演は珠城りょ
うさんで、ほかに美弥るりかさん、美園さくらさん、輝月ゆうまさん
が出演していました。

今回のアダム・クーパーさん主演の『雨に唄えば』は観たいとは思っ
ていたのですが、なかなかその機会がなく、今回がラストチャンスと
聞いて、観劇することにしました。

ところが、1月末までの公演が休演に。2月の公演も駄目かと思ってい
たら、2月2日から公演されることに。

ということで、今回の公演の初日を観劇することができました。

それで……、観劇できて本当に良かった～！！！

久しぶりに本格派ミュージカルを観たという思いです。
別に宝塚が悪いと言っているわけではありません。
宝塚は宝塚で大好きです。
それでも、たまにはこういう本格的なミュージカルも観てみたい
ですね。

何といってもアダム・クーパーさんを含むカンパニーの皆さんの
歌と踊りが最高です。日本のミュージカルとの格の差を見せられ
た思いです。

キャシー•セルドン役のシャーロット•グーチさんの歌とダンスも
とても素敵でした。

そして、リナ・ラモント役のJenny Gaynerさん。悪声の大女優と
いう役でしたが、宝塚版の配役を見ても分かるように、相当に歌
が上手でないとできない役。普通に歌うところも聞きたかったです。

もう一人。名前は分からないのですが、女性のダンサーで黒の衣裳
で見事なダンスを披露してくれる方がいました。
これから観劇される方は、この方のダンスにも注目してください。

なお、蛇足ですが、

元宝塚星組トップスター紅ゆずるさんが下記番組に出演するそうです。
関西の人しか見れませんが。

MBS 毎日放送 (関西ローカル)
『SINGIN' IN THE RAIN～雨に唄えば～』大阪初上陸！
紅ゆずるのミュージカルをトコトン楽しむ方法おしえます！

放送日時　2月11日(金)　9：55～10：24

なお、公演時間は、第1幕90分　休憩20分　第2幕50分です。

あと、どこに載っているのか分からないのですが、カーテンコールは
スマホで動画が撮影できるようです。
劇場で案内でも出たんでしょうかね。