妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

お気楽、娯楽時代劇 雪組公演『夢介千両みやげ』楽しいよー!!②

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日の①の続きです。


なお、昨日、書き忘れましたが、今回の席は、
宝塚友の会の抽選で当選した久し振りのSS席。
前から6列目のサブセンター。
さすがに舞台が良く見えましたー。
さらに双眼鏡を使って、スターさんをガン見。
SS席ならではの観劇を満喫しましたー。


さて、話は戻って、金の字役の縣千さん。
最後に、南町奉行遠山左衛門尉景元となって登
場し、お銀に対して裁きを言い渡すのですが、
ちょっと迫力不足かな。
テレビで「遠山の金さん」役はベテラン俳優が
やっていたせいもあるでしょうが、ちょっと、
配役ミスか、と思いました。


同じく、配役ミスと思ったのが、和希そらさん
が演じる三太。お銀の仲間でスリの少年という
設定ですが、ませた口はききますが、「少年」
にはちょっと見えない。
三太が少年だと、お銀が大年増になってしまい、
道楽修行の夢介とつり合いが取れません。


まあ、和希そらさんが3番手(3番目)なのですか
ら、こちらを金の字にしても良かったのでは……。
出番が減りますかね。


ただ、さすがに雪組3番手(3番目)と4番手(4番
目)?存在感があります。


今作で退団する綾凰華さんは、一つ目の御前の手
下で女房のお滝と美人局でお金を脅し取る悪七の
役。
悪役ですが、夢介の助けで改心し、一つ目の御前
の一味から足抜けしようとします。
演技力もありショーの方では歌唱力も披露してく
れます。
やはり、退団が惜しまれます。


一つ目一家は、悪七を除くと、一つ目の御前(真那
春人さん)、鬼熊(久城あすさん)、虎吉(天月翼
さん)、猿蔵(眞ノ宮るいさん)、猪崎(星加梨杏
さん)の5人。


結構、登場場面はあるのですが、5人で一束の感じが
あって、一人一人があまり目立ちません。
その中で、一人目立ったのが猪崎役の星加梨杏さん。
用心棒役でちょっと格好いいです。
100期ですが、この辺りが、今後伸びてくると、雪組
も、もう少し良くなってくると思うのですが……。


娘役の方は、どうも疎くて申し訳ないのですが、目立
ったのは、伊勢屋の女中のお松役の野々花ひまりさん
と、春駒座の手品師お駒(愛すみれさん)の付き人の
お糸役の夢白あやさん。
役もそうですが、雪組の娘役の中心はやはりこの二人
ということでしょうね。


公演プログラムの演出家の石田昌也先生のコメントに、
「本作は娘役(女役)にも可能な限り役を割り当てまし
た」と書かれているように、雪組の娘役さんが結構活躍
していました。


新型コロナや戦争など、気の滅入るような出来事が多い
昨今、こんなまったりとした爽快時代劇を観るのも、
心の癒しになるのではないでしょうか?


お薦めです。