妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

明日海りおさん主演『マドモアゼル・モーツァルト』の原作漫画を読んで……???

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


いよいよ10月ですね。


10月といえば間もなく明日海りおさん主演の『マドモアゼル・モーツァルト』が
東京建物Brillia HALLで開幕します。


ところで、『マドモアゼル・モーツァルト』の公式ホームページに華優希さんが
演じるコンスタンツェの画像が出ているのですが、コンスタンツェがどう見ても
貴婦人のような格好をしています。


コンスタンツェは、確か、モーツァルトの下宿の大家の娘だったはず。
どうもあの衣装と髪型は、大家の娘に見えません。


そこでこれを確かめるため、講談社から出版されている「モーニングKC」の
全3巻のうち、第1巻を購入しました。(今は電子版しか手に入らないようです)


原作では、コンスタンツェは黒髪ですし、身なりも庶民の服を着ています。
ただ、モーツァルトとコンスタンツェが結婚した日の描写では、鬘をつけて、
きれいなドレスを着ています。


第2巻以降を読んでいないので分かりませんが、華優希さんの貴婦人のような恰好は、
どうもこの結婚当日の格好のようです。


ところで、この第1巻を読んで感じたことは、この原作のモーツァルトを明日海さんが
やるのか?ということです。


原作は、福山庸治氏で、週刊漫画雑誌「コミック・モーニング」に1989年から1990年
にかけて掲載され、全26話です。


福山庸治氏は、1970年に漫画家デビューし、2001年に第5回文化庁メディア芸術祭
マンガ部門大賞を受賞しています。代表作は、この「マドモアゼル・モーツァルト」
です。


で、この「マドモアゼル・モーツァルト」ですが、内容がどうも……という感じです。


「コミック・モーニング」掲載ですから、少女漫画ではありません。女性向けの作品
でもありません。


コメディタッチではありますが、内容がやや下品です。


一部、登場人物のセリフを書いてみます。(原作そのままです)


幼少時のモーツァルト
「あたしは こう! ……でね 鼻をおっぴろげて 目はシロ目 ンでね ンでね
ちょっと休んで……びっ ……って オナラするの……」


少年期(少女期)のモーツァルト
「あ~~ウンチペロペロおいしかった」


サリエリ
「ヤツが女性的ならば‘’一人息子‘’が突如 目覚めてもかまわないっていうのか!?
ヤツは男なんだぞ!」


女性(モーツァルト、コンスタンツェ、サリエリの愛人のカテリーナ)の裸の場面も
出てきます。


ストーリー自体もさほど面白いものとは思えません。


1991年に音楽座によってミュージカルとして上演され、人気を呼んだようですが、
その時に大幅に原作に手を加えたのではないかと思います。


今回の『マドモアゼル・モーツァルト』も公式ホームページを見ると、この音楽座で
上演されたものをベースにしているようです。


原作を読むと、不安しかありませんが、明日海りおさんが主演するのにふさわしい
ミュージカル作品になっていることを願っています。