妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

結構、良かった!星組公演ショー『JAGUAR BEAT』!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、星組宝塚大劇場公演『ディミト
リ』『JAGUAR BEAT』の観劇に宝塚ま
で遠征してきました。


で、今回は、ある意味話題のショー『JA
GUAR BEAT』の方の記事を先に書きま
す。


私が観た限りでは、結構、良かったとい
うのが正直な感想です。


ただ、ここが問題なのかな、という所が
いくつかあったので、多分、観る人によ
っては、否定的に受け止められたのでは
ないか、と思われます。


まず、問題点①
ストーリー仕立てのショーになっていま
すのでストーリーが分からないと、分か
りづらいのではないか、と思います。
公演プログラムに、一応、ストーリーが
載っていますので、公演前に目を通して
おくことをお勧めします。


問題点②
ストーリーを繋げていく形になっている
ので、いわゆる場面転換がない。
したがって、今、どの場面を観ているの
かが非常に分かりづらい。
たとえば、先日、千秋楽を迎えた宙組公
演のショー『Capricciosa!!』では、ここ
は、ここはナポリの場面、ここは、ヴェ
ネツィアの場面、ここはフィレンツェの
場面と場面転換が行われて分かりやすい
のですが、その場面転換がありません。
ですから、ああ、あそこがナルキッソス
とアフロディーテとアメイニアスの場面
だったんだ、と後から気づく始末(ただ、
これは、前の人の頭で丁度そのあたりが
見えなかった、というのもありますが)。
言ってみれば、ジェットコースターに乗
せられているような感じで、ゆっくり舞
台を鑑賞している余裕がありません。


問題③
舞台上に大勢の出演者が登場して、どこ
を見ればいいのか分からない状態になる
場面がいくつかありました。


問題④
終盤の場面のエレキギターの音量が大き
すぎです。我々は、宝塚のショーを観に
来ているのであって、ロックコンサート
に来ているのではないのですから、もう
少し音量を絞った方がいいのではないか
と思います。


いろいろと疑問のあるシーンもありまし
た。
「途中で舞空さんが車いすで登場した意
味は?」→翼を取られたクリスタルバー
ドということで車いすに乗っていたのだ
と思いますが、翼を受け取ってからは、
スタスタと歩いていました。


というような問題点はあるのですが、あ
まり深く考えずにあの歌とダンスの洪水
のようなショーに飲み込まれてしまえば、
華やかで楽しいショーになっていると思
いました。


他の方も書いてみえましたが、星組の歌
唱力がレベルアップしているように思い
ます。
暁千星さんが加わったダンスシーンも見
どころです。


もう一度、観劇する予定ですので、その
辺り(ストーリーのこと)はしっかり観
ようと思います。
というより、これは2回観ないと分から
ないのではないかと……。


でも、このショー、星組生の体力が結構
大変なのでは?と感じました。


あ、忘れていましたが、フィナーレの階
段降りの瀬央ゆりあさんと暁千星さんの
羽根。
前回の全国ツアーは、片羽根で2人1組
って感じでしたが、今度は、ちょっと工
夫して、後ろに盛り上がった感じの羽根
に(リスの尻尾のような)白一色ではな
く色が付いていて(つまり3番手羽根と
は違う)、雉羽根も左右に2本ずつ付い
ていました。
次は、どうなるのか、楽しみです。


そうですね。ある意味観るのに気合の必
要なショーです。