妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

ブログで観劇感想記事を書くのなら、やはり予習は必要では?

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


星組公演『ディミトリ』のある方のブロ
グでの感想に、こんなことが書いてあっ
て、ちょっと驚きました。
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ただ、劇中、舞空プロのルスダンが極美
慎演じる奴隷と不貞行為に及ぶくだりは、
若干ポカーーンww。娘タマラの窮地を
救ったとはいえ、それだけでああいう関
係になる!?まぁ夫のディミトリを信じ
られなくなり破れかぶれっぽくなってい
たにしても、欲求不満なのか?淫●なの
か?と思わせる人物描写はいかがなもの
かと思いましたww。
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星組公演『ディミトリ』は、一部を除い
て、ほぼ原作どおりのストーリーです。
このルスダンが白人奴隷と不倫する話も
原作の『斜陽の国のルスダン』に書かれ
ているとおりです。


そもそも、原作の後書きにも原作者が書
いているように、このルスダンの不倫は、
史実であって、そのためにルスダンとデ
ィミトリとの間ですさまじい夫婦喧嘩が
あったのです。
そのため、ルスダンは「淫蕩な女王」と
か「享楽的な女王」とか言われているの
です。
原作者は、むしろ、ルスダンにも事情が
あったのではないか、ということで、そ
の事情の部分を創作しています。


原作を読んでさえいれば、上のような感
想は出ないだろうと思います。


他にもやはり、この場面で勘違いな感想
をブログで書いている方がみえますので、
ブログで感想を書く場合は、せめて、原
作くらいは、読んだ方が良さそうに思い
ます。


ただ、他にも勘違いする人がいそうです
ので、以前の記事で書いたように、この
不倫の場面は、削ってしまった方が良か
ったように思います。削っても、全体の
ストーリーに大きな影響は、ないように
思えますので……。