妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

曲とストーリーが良かった!!宙組公演『バロンの末裔』ライブ中継を観て①

今晩は、(じゅじゅ)です。


一昨日は、宙組全国ツアーの『バロンの末裔』『アクアヴィーテ
(aquavitae)!!』のライブ中継を観に地元の映画館へ行ってき
ました。


いつもより少し席の少ないスクリーンであったにもかかわらず、
前3列がすべて空席。
みんな配信の方に行ってしまったのか、それとも演目がさほど人気
がないのか、ちょっと不明です。それでも星組公演ほどではない。
星組公演はもう少し大きいスクリーンでしたが、半分空席でしたか
らね。


で、今日はお芝居の『バロンの末裔』の方の話。


一応、公演解説とストーリーを載せておきます。


公演解説は、以下のとおりです。


貴族階級の支配が崩れ去った20世紀初頭のスコットランドを舞台に、
男爵家に生まれた男が、双子の兄の婚約者への叶わぬ想いを胸に
抱きながらも、愛する土地と人々を守る為、貴族的な潔さでダン
ディに生き抜く姿を描いた物語。1996年、月組の久世星佳のサヨ
ナラ公演として上演され、心揺さぶる主題歌と共に鮮烈な印象を
残した作品の初の再演となります。


ストーリーは以下のとおりです。(ちょっと長いです)


 20世紀初頭のスコットランド。由緒あるボールトン男爵家の次男
として生まれたエドワードは、屋敷を出て軍隊に身を置いていたが、
ある日双子の兄ローレンスが病に倒れたとの報せを受ける。急遽
帰郷した彼を待ち受けていたのは、兄の莫大な借金の為に領地が
抵当に入っているとtいう厳しい実情だった。穀物相場に手を出して
失敗した兄のローレンスは、弟がこの窮状を救ってくれることを
期待し連絡をしたのだ。エドワードを兄と共に迎えたのは、兄の
婚約者キャサリンだった。キャサリンと双子の兄弟は幼い頃から
共に育ち、エドワードは密かに彼女に恋をしていたが、兄も彼女を
想っていることを知り、自身は家を出たのであった。しかし、今や
無一文になった兄との結婚は、キャサリンを不幸にすると憂慮した
エドワードは、彼女に婚約を解消するよう促すが、今はローレンス
を見捨てることなど到底できないと、彼女はエドワードの言葉を
聞き入れようとしない。
 一方、エドワードの帰郷の理由を知る同僚のリチャードは、彼が
家督を相続するのではないかと注目していた。リチャードは、いつか
ホテルのオーナーになるという長年の夢があり、それを実現する為
にはまとまった金が必要で、兄の代わりにエドワードが男爵家の
当主ともなれば、その金を借りることができるかもしれないと目論ん
でいたのだ。リチャードは夢を現実にするため、意気揚々とエドワー
ドの屋敷へ向かう。
 すでに屋敷の領地の抵当権を持つ銀行から差し押さえの通告が来て
いることを知ったエドワードは、早速その期限の延期を求めて、金を
借りた銀行の頭取ウィリアムとの交渉に臨む。ウィリアムは、若くし
て父トーマスから頭取を引き継いだ切れ者で、手ごわい相手だった。
地主階級に食い込むことを目指す野心家のトーマスからボールトン家
への厳しい対処を命じられていたウィリアムが告げた支払猶予は、
10日間。エドワードはそれ以上は与えられないと断言されてしまう。
切り抜ける手はないものか……この窮地に追い込んだのは全て兄のせい
だと腹を立て、男爵家のために奮闘する意欲を失いかけるエドワード
だったが、何故誠実な兄がそこまで穀物相場にのめりこんだのか、その
経緯に不信感を抱き始める。やがてエドワードは、彼を訪ねて屋敷に
やって来たリチャードの手を借り、徹底した調査に乗り出すのだった。
 ある日、狩りに出たエドワードは偶然キャサリンと出会い、彼女が
秘め続けてきた想いを聞かされる。キャサリンもまた兄のローレンス
ではなく、エドワードに恋をしていたのだ。だが、何も告げず屋敷を
出たエドワードに失恋したと思い込み、父が勧めるローレンスとの結
婚話を受け入れたのだった。彼女の想いに応え、愛を告白するエドワ
ード。彼の言葉に夢中になり、今すぐ一緒に連れ出して欲しいと言う
キャサリンだったが、今のエドワードにはその想いを優しく拒むこと
しか出来なかった……。
 そんな中、エドワードは偶然、屋敷の危機を救えるかもしれない、
ある切り札を手に入れるのだった。エドワードの考えたボールドン家
にとっての最善の策とは……。


主な配役は、以下のとおりです。


エドワード/ローレンス    真風涼帆
キャサリン          潤花
トーマス           凛城きら
ジョージ           寿つかさ
ハリントン         春瀬央季
リチャード          桜木みなと
ローバック          秋音光
エミリ            花菱りず
ヘインズ           水香依千
ミセス・サーティーズ     小春乃さよ
ジェラルド          穂稀せり
ウィリアム          瑠風輝
スティーブンソン       優希しおん
ブリンクリー         鷹翔千空
フローラ           湖々さくら
マーガレット/イングリッド  水音志保
ヘンリー           亜音有星
アンナ/レイチェル      栞菜ひまり
ケネス            真白悠希
シャーロット         愛未サラ
ヘレン            山吹ひばり


上のストーリーに出てこない人物で、主な役を演じているのは、


ジョージ(寿つかさ)       ボールドン家の執事
ハリントン(春瀬央季)       銀行員 
ローバック (秋音光)         公認会計士
エミリ(花菱りず)        ボールドン家のメイド
ヘインズ (水香依千)       ?多分エドワードの同僚
ミセス・サーティーズ (小春乃さよ)  ボールドン家のメイド頭
ヘンリー(亜音有星)       ボールトン家の領地に住む羊飼い
ジェラルド(穂稀せり)      ヘンリーの父親
スティーブンソン(優希しおん)  ボールトン家の従僕
ブリンクリー(鷹翔千空)     ウィリアムの部下
フローラ(湖々さくら)      ボールトン家のメイド
マーガレット(水音志保)     ボールトン家のメイド
アンナ(栞菜ひまり)       ボールトン家のメイド
レイチェル (栞菜ひまり)       ヘンリーの妹(一人二役)
ケネス(真白悠希)        ボールトン家の従僕
シャーロット(愛未サラ)     トーマスの愛人
ヘレン (山吹ひばり)       リチャードの恋人


コメントは、以下のとおりです。


映画館に到着してすぐに公演プログラムを購入。
上のストーリーはその公演プログラムに掲載されているものです。
したがって、それまではストーリーについては、上の公演解説に載って
いる情報だけ。
タイトルの『バロンの末裔』の「バロン」も誰か人の名前だと勘違いを
していたくらい、ほぼ予備知識なしでした。
そういえば、英語で「バロン」は男爵でしたね。


他の方のブログも見たのですが、見たブログが悪くて、延々と「雉撃ち
の丘」の場面の称賛が書かれていて、ちょっと辟易しました。


で、開演前に10分ほど公演プログラムの「Story」と「Cast」のページを
ざっと見ただけで、配信が始まってしまいました。


最初にバグパイプの演奏が流れて、舞台がスコットランドだという雰囲気
を出します。バグパイプ=スコットランドではないですけどね。


時代は、20世紀初頭。物語の途中で、リチャード(桜木みなとさん)が
ボールトン家の屋敷から近くの町へ行くのに馬車か車を頼んでいるセリフ
から大体の時代が分かります。


かつて、威光を誇っていた貴族も次々と没落し、領地も屋敷も手放さざる
を得なくなってきた時代の物語です。
エドワードは、そんな事例をたくさん見てきたとキャサリンに話しますし、
キャサリンんがローレンスと結婚するのも一つは貴族である実家が苦境に
陥っていることが要因です。


ですから、エドワードはローレンスが破産していることを知って、キャサ
リンに婚約を解消するようにと言います。
しかし、キャサリンは、ローレンスを見捨てることはできないとこれを
拒絶するのです。


ところで、ローレンスは病弱という設定です。しかし、死の病に冒されて
いるというわけでもないようです。


リチャードは、ローレンスが死んでエドワードが財産を継ぐことを神に祈
っていますが……。 



で、コメントはまだまだ続くので、いつものことで済みませんが
②へ続きます。