今晩は、壽々（じゅじゅ）です。

昨日は、新幹線大幅遅延の中、『ムーラ
ン・ルージュ！ザ・ミュージカル』を観
に、帝国劇場へ行ってきました。

その道中日記の記事は↓で。

雨も降っていないのに、まさかの大幅遅
延。ああいうのは、それこそAIを使って
何とかならないんでしょうか。

それは、ともかく、今回観劇は、キャス
トを変更しての観劇としました。

Wキャストの前回と今回のキャストです。
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　　　　　　　　前回　　　　今回
サティーン　　平原綾香　　平原綾香
クリスチャン　井上芳雄　　甲斐翔真
ジドラー　　　松村雄基　　橋本さとし
ロートレック　上川一哉　　上川一哉
デューク　　　 K     　　　   伊礼彼方
サンティアゴ　中井智彦　　中河内雅貴
ニニ　　　　　加賀楓　　　加賀楓
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サティーン役は、平原綾香さん一択で、
クリスチャン役は、井上芳雄さんもいい
ですが、どちらかというと、こちらの方
が似合うと思った甲斐翔真で、シドラー
役もこの人で観たいと思った橋本さとし
さん、そして、この人のデューク役が観
たいと思った伊礼彼方さん、ニニ役はも
う一人の方も観たいと思ったのですが、
そんな組み合わせはなかったので、前回
と同じ加賀楓さんで、ということになり
ました。

ほぼ、私の理想のキャストになりました。

さて、タイトルに『舞姫』の「愛か祖国
か」と同様に「愛」か「クラブ」か、と
してみたんですが、ちょっと、軽いです
ね。

ただ、ナイトクラブ「ムーラン・ルージ
ュ」は、オーナーのジドラーが「粉飾決
算が大失敗に終わった」というほどの経
営危機で破綻寸前。

クラブが破綻すれば、踊り子も含めて、
そこで働く者、皆が路頭に迷うことに。

そこで考えたのが金蔓を探すこと。目を
付けたのが、金持ちで公爵のデューク。

シドラー役の橋本さとしさんとデューク
役の伊礼彼方さんさんとのやり取りが、
さすがですね。上手いです。

そして、伊礼彼方さんの圧巻の歌声。こ
の人の歌が聴きたくて、今回は、伊礼彼
方さんの出演回を是非、ということで、
２回観ることになりました。私の大好き
なミュージカル男優の一人です。

デュークは、残忍な行為を行ったという
過去を持つ非情な男。そして、望むもの
はすべて、サティーンさえも金で買える
と考える男。

こういう役が似合いますよね、伊礼彼方
さんは。例えば『レ・ミゼラブル』のジ
ャベールみたいな役。

そして、今回は、この人のクリスチャン
役で観たかったというのが、甲斐翔真さ
ん。

2021年上演の『ロミオ＆ジュリエット』
のロミオ役が気に入って、この人のクリ
スチャンなら、さぞかし似合うだろうと
思いましたが、期待を裏切りませんでし
た。

サティーンの若いツバメで、ひたむきに
サティーンを愛するという役がピッタリ
でした。

さずがに、歌は井上芳雄の方が上ですが、
それでも、ソロも平原綾香とのデュエッ
トもそれほどの遜色はありませんでした。

1997年11月14日生まれですから、まだ、
25歳で帝国劇場で堂々の主役。
185 cmの長身に甘いマスク。
これからの活躍が期待の若手俳優です。
私の押しの一人です。

一般発売で、井上芳雄さん回が全部売り
切れで、甲斐翔真さん回だけ残っていた
というのは、ちょっと、気の毒でしたが、
昨日の観劇では、ほぼ、満席だったと思
います。

で、話は、ストーリーに戻りますが（こ
こからネタバレになります）、サティー
ンは結核を病んでいて、医者から数週間
の命と言われます。

シドラー達に入院するよう勧められます
が、クリスチャンの歌を世界に届けたい
と願うサティーンは、病を押して「ムー
ラン・ルージュ」の舞台に立ちます。

そして、その舞台の最後に倒れたサティ
ーンは、クリスチャンの腕の中で息を引
き取ります。

サティーンは、人生で大切なものを教え
てくれた。それは、真実、自由、美しさ、
そして愛。
真実、美しさ、自由、愛の祭典ーそれが
『ムーラン・ルージュ！ザ・ミュージカ
ル』！

そして、月日は流れ（ちょっと、数か月
後か、数年後か忘れたので）、クリスチ
ャンは再び作曲を始めることに……。

こうして、クリスチャンの語るサティー
ンの物語は終わるのですが、最後は、楽
しくカンカンで会場は盛り上がります。

素晴らしい曲の数々。そして、第２幕の
二人の恋人の場面から始まるエネルギッ
シュな群舞の場面が好きですが、とにか
く踊る、踊る。

物語は、悲しい結末を迎えますが、曲と
踊りが素晴らしいの一言に尽きる作品で
す。

公演は、８月３１日まで。
無事、千秋楽が迎えられることを願って
います。

前回の記事です。↓

そして↓が道中日記。