妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

星組東京宝塚劇場大千秋楽~退団者挨拶

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今回は、星組東京宝塚劇場大千秋楽から
大階段を降りての退団者3名の挨拶部分
です。


天路そらさんです。
==================
本日もご観劇下さり誠にありがとうござ
います。
私は今、黒紋付を着ておりますが、この
黒紋付は、大事なセレモニーの際に、自
分の気持ちを伝える象徴と言われている
そうです。
そのような場面を頂けること、心より感
謝いたします。
この場に立った時、卒業を実感するのか
な、と思っておりましたが、正直な所、
まだ、実感しているのか、していないの
か、不思議な感覚でおります。
私は、この数日間を通して、当たり前で
あった毎日が実は、奇跡のような日々で
あったことに改めて気づかされました。
この誰一人欠けることのできない奇跡の
ような存在の皆様と舞台に立てていたこ
とも、お客様から土砂降り雨のような熱
く温かい激励の拍手を頂けることも、決
して、当たり前ではない。毎日が奇跡の
ような美しい世界に居れたこと、改めて、
感謝いたします。
いかなる時も冷静に動き、備え、全身全
霊で舞台をお届けすることが、私たちの
仕事でありますが、ここにいる星組の皆
と、これから新しく入ってくる仲間たち
が気持ちよく舞台に立てる環境が整うこ
と、そして、その舞台をこれからもお客
様に楽しんで頂けることを心より願いま
す。
これからも、沢山の受験生たちが全国津
々浦々からこの舞台を目指し、青春を懸
けると思いますが、その皆に、私は、全
力でエールを送りたいです。
こんなに素晴らしい仲間に出会え、一流
のスタッフの皆様に恵まれ、温かいお客
様に支えられてきたから、私はとても幸
せでした。
これからの宝塚歌劇団の益々の発展と皆
様のご活躍、ご健康を願いまして、心よ
りありがとうございました。
==================
有沙瞳さんです。
==================
幸せだった~。
皆様と一緒に過ごさせていただけて、幸
せだった。
こんなにも、愛おしいと思える方々に巡
り合えた奇跡、かけがえのない時間を共
に過ごさせて頂けたこと、大好きな礼さ
ん率いる星組の皆さんに見守られ、卒業
させていただけること、心から幸せに思
います。
雪のように繊細に、星のようにキラキラ
輝きたい心を大切に本日まで舞台を務め
てまいりました。
宝塚の娘役として、沢山の素敵な男役さ
んのお傍にいさせていただけたこと、目
には見えない力に支えて頂き、見守って
下さったこと。こんなにも尊い時間をご
一緒させて頂けて、本当に幸せでした。
命を賭けて舞台を全うし、過ごした日々
は、私にとりまして、大切な宝物となり、
財産となりました。
大好きな皆様がこれからも幸せと笑顔溢
れた毎日でありますように、心から願っ
ております。
有沙瞳に携わってくださいましたすべて
の皆様に、心から感謝の気持ちと愛を込
めまして、12年間、本当にありがとう
ございました。
==================
音咲いつきさんです。
==================
この舞台に立って14年、本気で生きて
きました。全ては気からという、恩師か
ら頂いた言葉を胸に私は今日まで、舞台
に立ってきました。
卒業を決めてから、この気持ちは、どこ
へ行ってしまうんだろうと、不安な時期
もありました。
この東京公演が始まると、不安はさらに
増して、とてつもない量の感情が溢れて
きました。
でも、この舞台で、共に生きてきた星組
の仲間を見ると、皆、同じように闘って
いて、その姿を見て、私もここまで舞台
に立ち続けることができました。
全ては気からを体現するような礼さん率
いるこの星組に居られたことをとても幸
せに感じています。
そして、この舞台を楽しみにして下さる
お客様、応援してくださるファンの皆様
の愛が私に勇気をくれました。
今日をもって、私、音咲いつきは、卒業
しますが、皆様から頂いた気をこれから
も大切に未来へ突き進んでいきたいと思
います。
大切なものを教えてくれた宝塚と出会え
たすべての皆様へ愛を込めまして、今ま
で、本当にありがとうございました。
==================
以上です。
==================
特に、感想ということもないですが、有
沙瞳さんの挨拶が、宝塚は、やはり男役
至上主義なんだと改めて、思わされまし
た。娘役あっての男役だと思うんですけ
どね。