妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

「阪神総帥」夫人が言いたい放題③ー週刊新潮12/21号

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


②↓の続きになります。


「逃げるタイプ」


 角会長は現在、長期にわたって兵庫県
内の自宅を留守にしている。代わりに夫
人が言うには、
「報道陣に来られて近隣の迷惑になるの
で、夫は11月21日から、阪急が経営する
梅田のホテルに泊まっています。だいぶ
痩せてしまい、いま3~4時間しか眠れな
いと言っていました。かなり追い詰めら
れている様子で、日曜日にも一人で会社
に向かったと聞いたので、私も悪い予感
がして「馬鹿なことは考えていないわよ
ね」と質したのです」


 事件後の会長の"振る舞い"に関しては、
「当日のゴルフは、役員のOB会で5年ぶ
りの開催でした。(〇〇さんの件は)お
昼頃に電話がかかって来たらしいですが、
病院に搬送されたとかで詳しい状況が分
からなかったと言っていました。遠方か
ら来られた方や年配の方もおられ、『こ
こで中止します』というわけにはいかな
かったそうです。阪神の試合は、会社が
年間契約で借りている部屋で観戦しまし
た。夫にとってはお世話になった方の接
待ですからお酒も飲みましたが、この予
定も随分前から決まっていたものです」


 恐妻家の角会長は、劇団トップスター
の人事にも口を出す夫人を止められない
ー。そんな見方をあらためて否定しなが
らも夫人は、
「ある組のトップスターが(14年に)歌
劇団が100周年を迎える直前に卒業する
ことになっていました。ところが彼女は
『100年の記念式典はトップのまま迎え
たい』と、私達の家まで来て泣きついた
のです。聞けば次期トップは他の組から
来た人で、節目の前にチェンジとなれば
『下級生の反発を抑えられない。スムー
ズに交替できるか心配だ』と打ち明けま
した。そこで歌劇団と話して卒業時期を
遅らせ、丸く収めたことがありましたが、
それも夫が働きかけたことです」


 あくまで自身はノータッチだと主張す
るのだ。その一方、遺族側の「トップが
謝罪すべきだ」との批判には、「夫はグ
ループのトップであり、部門ごとの責任
者がいます。これから外部委員会の検証
もありますから、まだ表に出てきて何か
言う段階ではないということではないで
しょうか」


 そう心中を推し量るのだが、株式会社
リスク・ヘッジ取締役の田中辰巳氏は、
「これまでの阪急阪神HD側の対応はいず
れも危機管理ではなく、絶えず火に油を
注いでいる、いわば『危機喚起』という
印象を抱かざるを得ません」
 と指摘する。


「13年10月、系列の阪急阪神ホテルズで、
トビウオの卵をレッドキャビアとして提
供するなどの食品偽装が発覚しました。
角氏は当時、親会社の社長を務めていま
したが、会見は子会社の社長らが行ない、
『従業員の知識不足だった』と、過ちを
認めるどころか責任を下へ押し付けるな
ど、あり得ない対応でした」


 先月14日の会見でも、村上専務理事
(当時)が遺族側に対し「証拠を見せて
頂きたい」と言い放つなど、「企業の姿
勢が変わっていないことは明白です。そ
もそも残業時間が月80時間を超えて過労
死や自殺があった場合、トップが遺族へ
即座に謝罪し、企業として真摯な態度を
見せるべきですが、阪急は戦うと言わん
ばかりの姿勢を見せているのだから論外
です。今回も角氏は、下に責任を押し付
けて逃げようとしているのではないでし
ょうか」(田中氏)


 角会長の兄で、労働事件を専門とする
弁護士の源三氏に聞くと、
「私と和夫は二つ違いですが、小さい頃
から全く性格が合わず、50年近くまとも
に交流していません」


 そう明かしながら、
「和夫はまずパワハラを認め、ご遺族に
謝罪して辞任すべきなのに、いずれも実
行していない。人間性というのは極端な
状況でこそ露わになりますが、彼は逃げ
るタイプの人間。高校時代も勉強から逃
げてエレキにはまっていたし、ちっとも
変わっていません。元はといえば、そん
な人間をトップに据えた阪急がおかしい。
宝塚の生徒さんらを単なる金儲けの手段
と見なし、人としての権利を認めていな
い。それで伝統を口実に隠蔽へと走って
いるのです」


 さらに、こう提言するのだ。
「宝塚はもう阪急と手を切り、劇団四季
のように独立採算制にしていけばいいと
思います。私は使用者側の弁護士で、過
労死を専門とする労働者側の川人弁護士
とは正反対の立場ですが、今回は手弁当
でお手伝いしたいくらいの気持ちです」


 総帥の尻には、すでに火がつき始めて
いるのだ。
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角会長が3~4時間しか眠れないのは、自
業自得としか言いようがないですが、そ
れにしても、週刊文春の記者に対しては
「おたくには話しません」と言った角夫
人が週刊新潮の記者に対しては、余分な
ことも含めてよくしゃべること。


しかも、なんだか言い訳ばかりで、余計
に印象を悪くしているような感さえあり
ます。


その中で、どう考えてもおかしいのは、
トップスターの件。


該当しそうなのは、元星組トップの柚希
礼音さんと元宙組トップの凰稀かなめさ
んで、どちらも、100周年の翌年に退団
しています。


まず、凰稀かなめさんは、自身が星組か
ら宙組に組替えしてトップになった人で
あり、「次期トップは」と話が合いませ
ん。


そうすると、柚希礼音さんになる訳です
が、100周年の時にはトップ就任後、5年
目であり、十分、長い任期です。


「宝塚運動会」に出たかったから、とい
う理由は考えられそうですが、だから、
会長に泣きつくというのは、柚希礼音さ
んの性格からしても考えにくいです。


角夫人のでまかせの話なのでは、と思い
ます。


宝塚歌劇団を独立採算制にするというの
はいいかもしれないですね。昔のように
赤字垂れ流しではなく、十分、利益の出
る部門になっていますから。


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