妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

彩海せらさん主演・月組公演『Golden Dead Schiele』を視聴しました。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今日は、彩海せらさん主演の月組宝塚バ
ウホール公演『Golden Dead Schiele』
のライブ配信を視聴しました。


最近、バウホール公演のチケットが全然
GET出来ないです。何か全体的にチケッ
ト難のような気がします。


さて、公演プログラムからストーリーで
す。
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 20世紀初頭のオーストリア。ウィーン
を代表する画家グスタフ・クリムト(夢
奈瑠音)が主催した展覧会で、一人の若
き画家が注目を集める。青年の名はエゴ
ン・シーレ(彩海せら)。亡き父と同じ
鉄道局員になってほしいという家族の望
みを受け入れず、彼は幼い頃からの夢で
ある画家を志し絵を描き続けていた。


 「銀のクリムト」と評されるようにな
ったエゴンは、このチャンスをものにす
るため新しい芸術を目指す仲間と共に展
覧会を開こうと意気込んでいた。ところ
が後見人である叔父のレオポルド(佳城
葵)に美術アカデミーを辞めたことを知
られ、開催資金のあてにしていた支援を
すべて断ち切られてしまう。資金集めに
奔走する中、最終手段として訪れたクリ
ムトのアトリエでエゴンは美しいモデル
のヴァリ(白河りり)と出会う。自身の
作品に対して短い感想を述べた彼女に、
エゴンはどこか惹かれるものを感じるの
だった。


 クリムトの支援を受けなんとか展覧会
の開催に漕ぎ着けるも、エゴンの過激な
作風は散々な評価を受ける。仲間たちと
も意見を違え、逃げるようにウィーンを
離れるエゴン……。


 ある日、田舎で創作を続ける彼のもと
をクリムトからの贈り物ーヴァリが訪ね
てくる。幼い頃に父親を亡くしたという
彼女に通じるものを感じたエゴンはヴァ
リをモデルにした絵を描きはじめ、二人
は自然と思いを寄せ合っていく。


 ほどなくして一緒に暮らし始めるエゴ
ンとヴァリ。結婚をしていない二人に対
して世間の目は厳しかったが、そんなこ
とは意に介せずエゴンは自分の描きたい
ものを描き続けていた。しかし、ある大
雨の夜に起きた事件をきっかけに、彼は
さらに孤立を深めてしまう……。


 もがき苦しみながら、自分自身と向き
合い続けた孤高の画家エゴン・シーレ。
本物の絵とは何か。己は何者であるのか
……彼はその答えを見つけることが出来
るのかー。
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さて、評判通りのいい作品でした。


大方、皆さんの感想通りです、と言って
しまえばお終いなのですが、そうもいか
ないですね。


まず、演出の熊倉飛鳥氏ですが、『ベア
タ・ベアトリクス』に続いて、2回目の
バウホール公演演出です。


画家が好きなんでしょうか。前回のロセ
ッティに続いて、今回も「孤高の画家」
エゴン・シーレです。


何で、あんなに最初から度々「死の幻影」
(彩音星凪さん)が登場するのかと思っ
たら、最後にエゴンの代表作の『死と乙
女』に結びつくんですね。見事なストー
リー展開です。


3回目も画家という訳にもいかないでし
ょうから、3作目が楽しみです。


彩海せらさんは、雪組から月組に組替え
になった時から注目していた男役さんで
すが、今回の作品で、見事にその才能を
魅せてくれました。演技が上手いです。


歌も伸びやかな癖のない歌声で、今後が
期待されます。


一方の今回ヒロイン役の白河りりさんで
すが、顔立ちがはっきりしているので、
今回の彩海せらさんとの並びは良かった
ですが、相手役を選びそうです。


最後に、クリムト役の夢奈瑠音さん。


もう、今の月組にはなくてはならない存
在になりました。別格男役というか。


クリムトがなんか慈愛に満ちた存在で、
神々しいです。