妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

専門家だからパワハラ加害者を強く責めるのだと、思うのだが……。

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


2月23日付の讀賣新聞オンラインに、こ
のようなコメントが付いています。
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===>Yahoo公式コメンテーターのコメ
ント
舟木彩乃:ストレスマネジメント専門家
(Ph.D.,ヒューマンケア科学)


見解 歌劇団は当初、「パワハラは確認
できなかった」とされる弁護士の調査報
告書を出しながら、補償に応じていまし
た。パワハラに近い行為を確認していた
のではないかと疑われても仕方がありま
せん。
上級生からヘアアイロンを当てられたこ
とによるやけど跡の写真も公開されてい
ますが、これはパワハラの域を超えた傷
害事件です。今回、阪急阪神ホールディ
ングスの角会長が管理責任を認め、遺族
に謝罪する意向を示しているようですが、
もっと早い対応はできなかったのかと思
います。歌劇団側の弁護士に調査させる
など、亡くなった被害者ではなく組織や
加害者を守ろうとするような姿勢は、こ
の件に限らず改める必要があります。
刑事事件に類するようなハラスメントに
及んだ人達に対しては、氏名公表などの
処分を視野に入れていかなければ、今後
も同じことが繰り返される恐れがあるか
もしれません。
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これは、Yahoo公式コメンテーターであ
る舟木彩乃氏が専門であるストレスマネ
ジメントの観点から、コメントしたもの
です。


このコメントの後に、1位コメント、2位
コメント、と一般のコメントが続きます。


某ブロガーの方が、このコメントを読ん
で「専門家すら加害ジェンヌを強く責め
るんだ」という内容の記事を書いてみえ
ますが、ストレスマネジメントの専門家
だからこそ、加害者とされる宙組劇団員
を責めるのだと思います。


ストレスマネジメントとは、「ストレス
との上手な付き合い方を考え、適切な対
処法をしていくこと。」で、どちらかと
いうとストレスを受ける側の立場に立っ
ています。


その立場からすれば、「刑事事件に類す
るようなハラスメントに及んだ人達に対
しては、氏名公表などの処分を視野に入
れていかなければ、今後も同じことが繰
り返される恐れがあるかもしれません。」
とコメントするのは、ある意味、当然の
事だと思います。


加害者とされる宙組劇団生に、公認心理
師の資格を持つ者として、寄り添ったコ
メントではありません。


某ブロガーの方は、そのあたりが、理解
できていないように思います。


なお、そのブロガーの方は、舟木彩乃氏
の経歴についても、いちゃもんをつけて
いますが、経歴に最終学歴を書くのは、
普通のことで、筑波大学大学院の前の、
どこの大学を卒業したかは、関係のない
ことです。


さらに、この舟木彩乃氏の著書の『過酷
な環境でもなお「強い心」を保てた人た
ちに学ぶ 「首尾一貫感覚』で逆境に強
い自分をつくる方法』を買って読むそう
ですが、「過酷な環境に」置かれたのは、
加害者側ではなく、自殺した被害者側で
す。読むだけ無駄でしょう。


余りにも加害者側に立った記事で、気に
なったので、コメントしました。


この記事、続きます。