妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

花組宝塚大劇場公演千秋楽ライブ中継~退団者挨拶

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今日は、花組宝塚大劇場公演『アルカン
シェル』の千秋楽ライブ中継を観に、名
古屋駅の近くの映画館まで行ってきまし
た。


トップコンビの退団公演だけあって、今
日は、スクリーン1とスクリーン3の2つ
のスクリーンで、ライブ中継を上映して
いました。


そのお陰で、休憩時間には、女性トイレ
に、いつもより長蛇の列が出来ていまし
た。


他の映画を観に来ていた人が驚いていま
したね。


さて、今回の花組の退団者は、トップコ
ンビを含めて、次の6名です。
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           同期のお花渡し
舞月なぎさ(94期)  羽立光来
柚香光(95期)    水美舞斗
帆純まひろ(99期)  凛乃しづか
星風まどか(100期)   糸月雪羽
愛蘭みこ(104期)      天城れいん 
美里玲菜(104期)   美羽愛
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柚香光さんの同期のお花渡しは、やっぱ
り、水美舞斗さんでしたね。


お花を渡した後、二人で抱き合って、何
か、水美舞斗さんの服の襟に付いたよう
で、慌てて、柚香光さんが拭いていまし
た。


何だか、微笑ましい光景でしたね。


さて、退団者6名が大階段を降りての挨
拶です。


なお、柚香光さんは、黒燕尾でした。
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美里玲菜さんです。
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初めて宝塚に会ったのは、ここ宝塚大劇
場でした。この場所で、夢をお届けでき
るような舞台人になりたいと、日々、突
き進んできました。初舞台公演の時に、
お客様から頂いた拍手は、とても大きく、
優しく、身も心も包み込まれるような感
覚だったのが、今でも忘れられません。
どんな時も、温かく見守ってくださいま
した皆様に、感謝の気持ちで一杯です。
今日でお別れなのは、寂しいですが、大
好きな花組の皆さんと、東京の千秋楽ま
で、日々を大切に過ごしていきたいと思
います。今まで、応援してくださいまし
たすべての皆様に、感謝の気持ちを込め
まして、本当に、ありがとうございまし
た。
(拍手)
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愛蘭みこさんです。
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6年では、多すぎるほどの愛を知り、人
の優しさや、心の豊かさを教えていただ
きました。色々な道を共に歩ませていた
だいた大切なタカラジェンヌの皆様。尽
きることのない、笑顔と涙で一杯のこの
劇場。導き続けて下さった先生方やスタ
ッフの方々。そして、今日も宝塚歌劇に
お心を寄せて下さる大切なお客様。……
感じられる瞬間のあることの尊さと有難
みを心から噛みしめる毎日でございます。
愛おしすぎるこの場所に、少しずつ、お
別れをお別れを告げなくてはならないの
は、とても寂しいですが、最後の一瞬ま
で愛する花組の皆様と、大切により良い
舞台を務めていけるように、精進して参
ります。言葉にならないほどの感謝の思
いを込めまして、本当に、ありがとうご
ざいました。
(拍手)
※(……)の部分、雑音のため聞き取れ
 ませんでした。
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帆純まひろさんです。
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この宝塚大劇場の舞台が大好きでした。
どんな時も、この場所があるから頑張れ
ました。この舞台に、自分がどう立って、
お客様に何をお届けできるのか、考え、
己と向き合い続けた11年間。沢山の経験
をさせて頂きました。強くなりたい。下
級生の頃から、何かを与えられる人にな
りたくて、無力な自分に、そう言い聞か
せていました。家族を笑顔にしたいとい
う気持ちだけで飛び込んだこの世界でし
たが、気付けば、私の周りには、大切に
したい、笑顔でいて欲しいと思う方々が
こんなにも沢山増えていました。帆純ま
ひろとして、全力で生きる意味を頂けた
から、今日まで、強く歩んで来られたと
思っております。大好きな大劇場とお別
れするのは、もちろん寂しいですが、こ
れからの宝塚が続く限り、自分の心が、
帰って来られる場所があると思うだけで、
これからの人生も力強く歩んでいけるよ
うな気がいたします。今日まで、私を育
て、導き、応援して下さって、本当に、
ありがとうございました。
(拍手)
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舞月なぎささんです。
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初めて宝塚の舞台を観劇したのは、この
宝塚大劇場の2階席からでした。一目見
た瞬間から、憧れた宝塚の舞台。今まさ
に、その舞台に、舞月なぎさとして立た
せて頂いておりますこと、本当に幸せに
感じております。ここでの貴重な経験は、
私の一生の宝物でございます。悔しいこ
ともありましたが、長い間、舞台に立ち
続けられましたのは、近くで支えてくれ
る家族、共に時間を過ごした同期、花組
の皆様。そして、何より、私を見つけ、
どんな時も温かく応援し、支えて下さっ
たファンの皆様のお陰と、心より感謝い
たしております。本当に、ありがとうご
ざいます。ファンの皆様から頂いたお言
葉や温かい思いが、本当に嬉しくて、私
の活力となり、勇気を沢山頂きました。
本当に、感謝の気持ちで一杯でございま
す。終わりのない芸の道。東京の千秋楽
まで、私らしく、日々、精進を重ねて参
りたいと思います。今まで応援し、支え
て下さったすべての皆様に、感謝の気持
ちを込めまして、本当に、ありがとうご
ざいました。
(拍手)
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星風まどかさんです。
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10年前、この場所から私の舞台人として
の人生がスタートいたしました。そして、
宝塚での沢山の素敵な出会いが私を育て、
導いて下さいました。力を合わせ、支え
合いながら、苦楽を共にし、喜びを分か
ち合った同期。下級生時代、何も分から
なかった私に、基礎を一から教え、導い
て下さいました真風さんを始めといたし
ます宙組の皆様。諸先生方、スタッフの
皆様。こんな私を温かく迎え、幸せ色に
染めて下さいました花組の皆様。そして、
柚香さん。柚香光さんに出会わせて頂け
たこと。私の人生において、大切な宝物
でございます。どんな時も、繋いだ手を
離さず、歩みを止めることなく、常に光
を照らし続けて下さいまして心から感謝
の気持ちで一杯でございます。そして、
いつも味方でいてくれた大切な家族の存
在。そして、何より、どんな時も、温か
な愛を送り続けて下さいましたファンの
皆様。全ての皆様がいらっしゃったから、
私は、前を向いて、笑顔で歩み続けるこ
とができました。こんなにも幸せな気持
ちにさせて下さいましたすべての皆様に、
心からの愛と感謝の気持ちを込めまして、
本当に、ありがとうございました。
(拍手)
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最後は、柚香光さんです。
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ただひたすらに、走ってきました。青春
のすべてを捧げた道のりでした。入団か
ら15年、夢中で走り続けてきました。上
り坂や下り坂、ようやく開けた道に出会
っても、私は、よく悩みました。ぬかる
みのような道に出会って、足が重くて、
なかなか進めない日もありました。けれ
ども、その道中、沢山の絶景が待ってい
ました。皆が一つになれた時、何かをや
り遂げた時。節目節目で、心に残る景色
がありました。道の先には、必ず、報わ
れる景色が待っていてくれました。そし
て、その景色は、今、この舞台からも見
えます。私にとって、大好きな景色です。
お客様のキラキラとした目。見渡す限り
のキラキラとした絶景。私が舞台上で何
かを表現すると、お客様がその瞳をキラ
キラとさせて、応えてくださり、そのや
りとりが嬉しくて、私の足取りは、軽や
かになりました。辿り着く場所が、こん
なにも幸せな景色ならば、何んの悔いも
残りません。私は、この絶景を一生忘れ
ません。15年間、様々な教えとお導きを
下さいました諸先生方。私をこうやって、
舞台に立たせてくださっているスタッフ
の皆様方。尊敬する専科の皆様。95期の
仲間。そして、愛する花組の皆々様。支
えてくれた両親と兄弟。東京宝塚劇場の
舞台に公演は続いて参りますが、長き御
恩に、ひとまず、厚く御礼を申し上げま
す。皆様、本当にありがとうございまし
た。この思い出の詰まった宝塚大劇場と
は、お別れをいたします。この大劇場の
絶景とも、今日でお別れです。大劇場を
通して、花組男役、柚香光を愛して下さ
ったすべての皆様に15年間の感謝を込め
て、御礼申し上げます。心より、心より、
ありがとうございました。
(拍手)
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「TAKARAZUKA FOREVER」を全員で
歌って、幕が下ります。