妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

『INTO THE WOODS』の感想がなんだかな~と思うこと。

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


ミュージカル『INTO THE WOODS』は東京公演が
終了し、明日から大阪公演が始まります。


私は、東京公演のプレビュー公演を観劇し、2月9日
には、大阪公演を観劇する予定です。


で、東京公演の皆さんの感想を見てみると、過剰と
も思える程の望海風斗さんへの絶賛と一部の出演者
の歌唱力に対するこれも過剰と思える批判が多いよ
うに見受けられます。


まず、望海風斗さんの歌唱力に対する絶賛です。


私が聞いた限りでは、あの程度に歌えるミュージカル
女優は、いくら日本のミュージカルのレベルがそれほ
ど高くないと言っても、数多いると思います。
(前に記事で書きました↓)
確かに、望海風斗さんは、あの作品の出演者の中では
歌唱力があると言えるでしょう。
ただ、今回は、麻美れいさんをはじめとする宝塚OG
さんが脇役に回り、ほとんどソロで歌っていません。



なお、以下は、望海風斗さんのインスタからの引用で
す。


わたるさん(#湖月わたる さん)と写真撮っていただ
きました〜😆
シンデレラファミリーさんとはあまりお会いできない
のですが、会えばバチバチしております😈

お稽古序盤、人見知り発動、稽古場に行けばカルチャ
ーショックの連続で、手も足も出ない…でもやらなき
ゃ‼︎とガチガチになっていましたが、そんな時わたるさ
んが気にかけてくださって😢わたるさんの温かさに心
がジワ〜っと解れていくのを感じました。

演出家のどんな要求にも動じない!懐の大きさと、ど
んな動きも様になってしまう姿に、心の中で拍手喝采
なのですが…あー、早く言いたいっ💦



ご本人が一番よく分かっているのだと思います。


湖月わたるさんは、元宝塚星組のトップスターで、75期
生。
89期の望海風斗さんとは、14期違い。
95期生の星組トップの礼真琴さんが今度入団する108期
生にアドバイスしているようなもの、と言ったら感覚的
にお分かりになるでしょうか?
なお、朝海ひかるさんは77期、毬谷友子さんは66期にな
ります。


一方の、批判されている出演者。プロフィール付きでキャ
スト発表されていたのですから、ミュージカル経験がなけ
れば、歌えないことは初めから分かっていたはずです。
ましてや、ソンドハイム氏の難曲です。


歌唱力にレベル差があるのは当然で、それに今さら文句を
言うのはどう見てもおかしいでしょう。


そもそも、望海風斗さんの宝塚時代からのファンであれば、
宝塚の中にも必ずしも歌がうまくない人がいることはご存
知だと思います。
高倍率の入学試験を受けて、宝塚音楽学校に入学して、2年
間音楽の勉強をしているはず、なのにです。


外部のミュージカルだからと言って、歌の上手い人ばかりが
出演しているわけでは決してありません。


今後も望海風斗さんが出演するミュージカルを観劇するの
であれば、たとえば、アイドル歌手が出演メンバーになっ
ている作品であっても、そのアイドル声の歌に耐えるだけ
の忍耐力が必要です。


要するに、日本のミュージカルは、山崎育三郎さんらがテレ
ビドラマに出演するなどして、多少、認知度が上がりつつあ
るものの、それほど多くの人(特に男性)が観に行くような
ものではない、というのが現状だと思います。


私もミュージカルの舞台は40年近い観劇の経験がありますが、
出演者全員が歌唱力があるという作品は稀です。
私は、『マイ・フェア・レディ』のヒギンズ教授のように心
が広いので……?大丈夫です。


最後に、大阪公演が無事に開幕することを、I wish!