妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

圧巻のパフォーマンスでした!!龍真咲さん出演のクラシックコンサート!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、『はるかそよかの音楽に恋してmeets
龍真咲』~クラシックから宝塚歌劇ナンバーま
で~を観に(聴きに?)、大阪のサンケイホー
ルブリーゼに行ってきました。


サンケイホールブリーゼは今回が初めて。


で、方向音痴の私(初めて行く所は、ほぼ必ず
道に迷います)、インターネトで検索したら、
JR大阪駅からサンケイホールブリーゼへの近道
を写真付きで紹介している記事を見つけました。
(世の中は親切な人がいるものです。有難いで
す。)


それをプリントアウトして、JR大阪駅の桜橋出
口を左折して、奥の階段を降りるはずが、階段
がない!!
通り過ぎていたことに気づいたので、戻って階段
を降りました。
後はスムーズ。サンケイホールブリーゼの入り口
の表示を見つけ、エスカレーターで7階へ。(エレ
ベーターは使わない方がいい、と書いてあったの
で……。)
無事、サンケイホールブリーゼに到着しました~!!


ずっと、地下を通っていくので、雨に濡れること
もありませんでした。


で、本題です。


会場に入ると、どこかで聞いたことのある音楽が流
れていました。ジブリの「ハウルの動く城」に使わ
れていた曲だと気づきました。


後で知ったことですが、林はるかさん、林そよかさ
んの姉妹はジブリの曲のCDも出しているとのこと。
(会場でCDを販売していました)


14時に開演して、まず、林はるかさんのチェロ、林
そよかさんのピアノによるクラシック・コンサート
です。


曲目は、


サン=サーンスの「白鳥」


J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲第1番よりプレリュ
ード」


シューベルトの「アヴェ・マリア」


と、続けたあとで、林はるかさんが、チェロの色々な
奏法を紹介。
その奏法をすべて使ってのショパンメドレー。


「序奏と華麗なるポロネーズ」


「雨だれ」


「小犬のワルツ」


「プレリュード」


バイオリンの色々な奏法は聴いたことがありますが、
チェロも同じように色々な奏法があるんですね。勉強
になりました。(バイオリンが大きくなっただけだか
ら当たり前か)


その後は、


リストの「ラ・カンパネラ」


モンティの「チャルダッシュ」


ジブリ作品『ハウルの動く城』から「人生のメリーゴー
ランド」


と続いて、第1部の演奏は終了。


ここで、休憩と思いきや、元宝塚月組トップスターの
龍真咲さん、カンテレアナウンサーの関純子さんが
登場して「音楽トーク」が始まりました。


その内容は後ほど。


その後は、観客からのリクエスト曲で関純子アナウン
サーの創作ストーリーに合わせて、林そよかさんが即
興でピアノ演奏をするという「ピアノ即興演奏コーナ
ー」。


箱の中に入ったリクエスト曲の書いてある紙を選ぶと
いうくじ引き方式。
で、選ばれた曲は何と「宇宙戦艦ヤマト」(誰だ?こ
んな曲をリクエストをしたのは!!)
それでも「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ曲で演奏するこ
とに。


で、関純子アナウンサーのストーリーが「宝塚歌劇を
観劇にきて阪急宝塚駅で降りて、花の小道を行き、宝
塚大劇場へ到着。
そしたら、チケットがない!!そこへ友達が来て、あな
たのチケットは私が預かっている。ホッとして、無事入
場出来て観客席に座る」。だいたいこんなストーリー。
(正確には覚えていないので)


このストーリーを関純子アナウンサーが語るのに合わせ
て、林そよかさんが「宇宙戦艦ヤマト」の曲を弾きまし
た。


なんだが勇壮な感じで、宝塚大劇場へ行くのではなく、
イスカンダルへ行ってしまいそう。
でも、ちゃんとストーリーに合わせるところは、さすが
林そよかさん、作曲家です。


第1部の最後が林そのかさんの編曲・ピアノによるモー
ツァルトの「きらきら星変奏曲」のさらに変奏曲。


まず、モーツァルト風(これは原曲)に始まって、次が
ショパン風、ベートーヴェン風(ちょっと出だしが交響
曲「運命」風)、わくわく遊園地風、ジャズバー風、リ
スト風、最後にきらきらMAX風でした。


それぞれに何となくそういう風に聞こえるところが面白
い趣向でした。


これで、第1部が終了。


休憩時間20分が、トークで伸びたために15分間。


第2部は、「龍真咲ヴォーカル&チェロとピアノの三重
奏」ーあの心に染み入る名曲から宝塚歌劇ナンバーまで
(珠玉の5曲)ーです。


チェロとピアノがヴォーカルの伴奏となってしまわない
ような、ヴォーカルも一つの楽器となるような曲を選曲
したと龍真咲さんが紹介していました。(だから、タイ
トルが三重奏)


5曲のセットリストは、以下のとおり。


・いのちの名前(「千と千尋の神隠し」より)
・時には昔の話を:加藤登紀子
・巡り合えた奇跡:(宝塚月組公演「JIN-仁-」より)
・大海の彼方:(宝塚月組公演「NOBUNAGA<信長>-
 下天の 夢-より)
・僕こそミュージック:(ミュージカル「モーツァルト
 !」より」


最後のアンコールの曲は、Everything:MISIA でした。


感想は、タイトルに書いたとおり、圧巻のパフォーマンス
でした!!!


龍真咲さんのヴォーカルも、林はるかさんのチェロ演奏も、
林そよかさんのピアノ演奏もどれも皆素晴らしかったです。


本当に、至福の2時間を過ごすことができました。
行って良かった~。


で、とばした「音楽トーク」の内容を思い出せる限りで書き
ます。(他の場面で話したことが混じっているかもしれませ
ん)


まず、今回のコンサートのきっかけ。
龍真咲さんが箕面市の新しいホール(箕面市立文化芸能劇場)
のこけら落とし公演の林そのかさん、林はるかさんのコンサー
ト(劇場のHPによると2021年9月25日公演)を(コロナ下で)
聴きに行って、ジーンとくるものがあったというというのが、
きっかけだそうです。(林そのかさん、林はるかさんは箕面市
出身)


龍真咲さんのエピソード。
宝塚時代は、実家のある近鉄八戸ノ里駅から宝塚まで始発の電
車で通ったそうです。
客席はどこまで舞台から見えるのかという宝塚ファンの林はる
かさんの質問に対して、7列くらいまで(つまりSS席あたり)
までと通路側は見えるとの答えでした。そこまでは目が合うこ
とも。
大階段で転んだことはないかという、これも林はるかさんの質
問に対して、大階段ではないが、「信長」の時に本能寺のセット
の階段から落ちて敵方の役の人達が助けに来てしまった、という
話で、あとで叱ってしまったという答えでした。そりゃ、トップ
さんが転んだら助けに行っちゃいますよね。


お姉さんの林そのかさん。鉄道ファン(鉄子)だそうです。地方
巡業の時はその地方の鉄道に乗りに行くそうです。駅の列車の発
車の時の音楽にも興味があって、JR大阪環状線の新今宮駅は、ド
ヴォルザークの交響曲第9番<新世界より>(第4楽章)が使われ
ているそうです。(「新世界」があるからね)皆さんご存知の阪
急宝塚駅は「すみれの花咲く頃」。


龍真咲さんの実家のそばの近鉄八戸ノ里駅には、発車ベルしかな
いから、と八音階の発車メロディを作ってピアノで弾いていまし
た。近鉄さん、採用してくれますかね。


実は、先に出たドヴォルザークも鉄道ファンで(龍真咲さんが驚
いてのけぞっていました)、曲のあちこちに鉄道に関する音楽が
入っているそう。
実際に先の<新世界より>の第4楽章の冒頭部分は、列車の動き出
すところと発車ベルが入っているとのことで、実際に演奏してくれ
ました。
なるほど、そう聞こえます。


ところで、この時の龍真咲さんの衣裳は、全身真っ黒で、袖のとこ
ろに飾りが付いています。ご本人曰く、はるかそよかの曲(ジブリ
作品の演奏)に合わせて、となりのトトロのまっくろくろすけ、だ
とのこと。
爆笑でした。


龍真咲さんとは、活動を休止する直前のコンサート以来。
相変わらず、お綺麗でした。