月組公演の人気と雪組公演の不人気・不運について(月組編)
今晩は、壽々(じゅじゅ)です。
雪組編から大変遅くなりましたが、今回
は、月組編です。
月組の宝塚大劇場公演『グレート・ギャ
ツビー』がほとんど休演になってしまい
ました。
私は、3回観劇予定だったのですが、全
滅してしまいました。
多分、今頃は、東京宝塚劇場公演のチケ
ットが高額転売されていることでしょう。
とりあえずは、宝塚大劇場の千秋楽は、
無事、迎えることができて、本当に良か
ったです。
さて、月組の月城かなとさんと海乃美月
さんのプレお披露目公演は、再演が封印
されていた『川霧の橋』でした。
山本周五郎の作品を脚本・演出柴田侑宏
で舞台化した名作です。
博多座公演でしたので、映画館のライブ
中継で観たのですが、再演が封印されて
いただけあって、さすがに見応えがあり
ました。
そして、お披露目公演が『今夜、ロマン
ス劇場で』『FULL SWING!』です。
月城かなとさんは、撮影所の失敗ばかり
している助監督役でしたが、海乃美月さ
んのお姫様役がよく似合っていて、ポス
ター公開の時点でもう、評判が良かった
のではないかと思います。
こうしてみると、宝塚の公演では、事前
のポスター画像がいかに重要かが分かり
ます。
元の映画の内容が良かったのか、小柳奈
穂子先生の脚本・演出が良かったのか、
よく分かりませんが、内容も面白く、特
に、ラストの部分は感動的でした。
そして、『Rain on Neptune』舞浜アン
フィシアター公演と暁千星さんの東上公
演『ブエノスアイレスの風』。
『Rain on Neptune』は、谷貴矢先生の
作・演出による半分お芝居。さすがに
谷貴矢先生、外れがないです。
『ブエノスアイレスの風』は、暁千星さ
んの東上公演で月組での最後の作品。ダ
ンサーの暁千星さんの魅力が発揮された
作品でした。3度目の再演となる作品で、
ストーリーも良かったです。
そして、『グレート・ギャツビー』。
2回も映画化され、宝塚でも3回目の上演
となるスコット・フィッツジェラルドの
名作。
三井住友VISAカード協賛で舞台も豪華、
華やかでした(ライブ中継でしか観れな
かったけれど)。
そして、ギャツビー役の月城かなとさん
の素敵なこと。
月城かなとさんの人気がまた、上がった
のではないかと思います。
内容は、宝塚ファン向けにストーリーが
大分変えられていましたが、それだけに
宝塚ファンには受け入れられやすく、好
評だったのでは……。
公演は、大部分が休演になってしまいま
したが、千秋楽の公演はできたので、ラ
イブ中継、ライブ配信で観た方も多かっ
たと思います。
そして、次の月組全国ツアーは、何と、
手塚治虫原作の『ブラック・ジャック』。
1994年、安寿ミラさん主演の花組によっ
て上演され、大好評を博した作品です。
これは、是非とも観たいのですが、チケ
ット難の予想が……。
さらに、来年の本公演は、2017年に文化
庁メディア芸術祭マンガ部門で新人賞を
受賞した「応天の門」を原作とした歴史
サスペンス。
学問の神様と称される菅原道真と、平安
の色男・在原業平が手を携え、都で起こ
る怪事件を次々と解決していくという内
容。これに、権勢を誇る藤原氏と反藤原
氏の権力闘争が描かれます。
私も原作漫画を読んでいるのですが、結
構面白くて、嵌まっています。
これも結構評判を呼びそうです。
今のところ、月城かなとさんと海乃美月
さんのトップコンビが誕生してから、一
つも外れの作品がない月組公演。
雪組公演と比べると、なんか、不公平な
気もします。
しかも、両トップに加え、2番手の鳳月杏
さん、3番手(格)の風間柚乃さんと芝居
上手が揃いました。
若手も成長してきています。
今後も素晴らしい公演を観せてくれるもの
と期待しています。
前回の「雪組編」の記事です。(↓)