妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

これは面白かった~!!花組公演『元禄バロックロック』①

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


一昨日(11月11日)は、花組公演『元禄バロックロック』『The
Fascination!』を観に、宝塚大劇場へ行ってきました。


まずは、お芝居の『元禄バロックロック』の方。
面白かった~!!


時間を巻き戻すことのできる時計を発明した元赤穂藩藩士の時計職人
クロノスケ(柚香光さん)が主人公。


時計だからタイトルが『元禄バロックロック』で主人公の名前がクロ
ノスケなのかな?


演出は、谷貴矢先生。
『アイラブアインシュタイン』『義経妖狐夢幻桜』『出島小宇宙戦争』
を手掛けています。
『アイラブアインシュタイン』はAI.。
『義経妖狐夢幻桜』と『出島小宇宙戦争』は、SFのパラレルワールド
といったところでしょうか?
今回は、パラレルワールドにタイムトラベルがプラス。


谷貴矢先生の作品は、好き嫌いが分かれるようですが、SFファンでも
ある私は、この手の作品は、大好きです。


また、「百花繚乱のバロック文化が形成されている、花咲き乱れる
国際都市エド」という設定ですので衣装も舞台も華やかで素敵です。


なお、予習不要とブログに書いている方もみえましたが、少なくとも
「赤穂事件」についてほとんど知らない方は、インターネットで簡単な
解説を事前に読んでおいた方がいいと思います。なお、ウィキペディア
は詳細すぎるのでやめた方がいいと思います。


まず、場面はエド城「松の廊下」(ここで?の人は予習してください)
で、タクミノカミ(聖乃あすか)さんがコウズケノスケ(水美舞斗さん)
に斬りつける(ただし、影絵です)ところから始まります。


ここからは、史実通り、タクミノカミ切腹、赤穂藩取り潰しとなるので、
聖乃あすかさんは、最初から死んだ状態(幽霊)で登場です。


コウズケノスケは、ちょっと口元をゆがめてニヒルな感じ。
いかにも悪役という水美舞斗さんが結構いい感じです。


クロノスケは、大きな時計を持って登場。この時計、時を巻き戻すことが
出来ます。
それをいいことに、賭場ラッキーこいこいに入り浸り。ルーレットの出目
を変えて大儲けしています。
しかし、この時計、賭け事には効果があるのですが、なぜか、クロノスケ
の女性相手には効果なし。


そこへこの賭場の主キラ(星風まどかさん)がやってきて、クロノスケに
あなたは私のことだけ見ていればいい、と囁きます。


ところで、星風まどかさんの役名が「キラ」。水美舞斗さんの役名が
「コウズケノスケ」。二人合わせて「キラコウズケノスケ」。なにか関係
があるのでは、と匂わせます。(ここでもまた?の人はやっぱり予習した
方がいいです)


クロノスケは、以前にも同じようなやり取りがあったような、と感じます。


一方、赤穂藩取り潰しによって浪人になった赤穂藩士たち。その筆頭で
元赤穂藩家老クラノスケ(永久輝せあさん)も賭場に入り浸ります。
これは、主君タクミノカミの仇討ちのための動きをコウズケノスケから
隠すため。
しかし、コウズケノスケにはお見通し。二人のくノ一カエデ(美羽愛さん)
とツバキ(星空美咲さん)を使って、クラノスケの行動を見張らせます。


コウズケノスケは、時間を巻き戻す時計の設計図を時計の研究者であった
タクミノカミから手に入れて、この国を支配しようとしているのでした。


賭場でクロノスケに出会ったクラノスケは、自分の住む長屋にクロノスケ
を招きます。


ここでクラノスケの妻リク(華雅リリカさん)が登場するのですが、クラ
ノスケとリクのやり取りが可笑しい。(さすがにここはネタバラシしませ
ん)


クロノスケに仇討ちに力を貸して欲しいと訴えるクラノスケは、クロノス
ケにある秘密を打ち明けます。賭場の主キラはコウズケノスケの隠し子で
あると……。


いつも小出しですみませんが、②へ続きます。