今晩は、壽々（じゅじゅ）です。

昨日は、朝夏まなとさん出演のミュージ
カル『SPY×FAMILY』の配信を視聴しま
した。

ライブ配信の日は、宝塚雪組公演を観劇
していたので、アーカイブ配信で視聴し
ました。

さすが、人気漫画が原作になっているだ
けあって、結構、面白かったです。

ただ、宝塚ファンにも受けるか作品とい
うとちょっと、保証の限りではないです。

いつも通り、公演プログラムからストー
リーです。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰
り広げていた東西冷戦時代。隣り合う東
国「オスタニア」と西国「ウェスタリス」
では、十数年間にわたる仮初めの平和が
保たれていた。西国の情報局対東課＜W
ISE＞所属の凄腕スパイであるコードネ
ーム＜黄昏＞は、高い諜報能力を駆使し
て幾度も東西両国間の危機を回避させて
きた。
　そんなある日、＜黄昏＞は、東西平和
を脅かす危険人物、東国の国家統一党総
裁ドノバン・デズモンドの動向を探るた
め、極秘任務を命じられる。その名も、
オペレーション＜梟（ストリクス）＞。
任務の内容は「一週間以内に家族を作り、
デズモンドの息子が通う名門校の懇親会
に潜入し、デズモンドに接触せよ」とい
うもの。
　＜黄昏＞は、精神科医ロイド・フォー
ジャーに扮し、家族を作るため「娘」と
「妻」を探すことに。彼が出会った「娘」　
候補のアーニャは心を読むことができる
超能力者、「妻」候補のヨルは殺し屋と
いう裏の顔を持っていたが、３人の利害
が一致したことで、お互いの正体を隠し
ながら共に暮らすことになる。
　案の定、変わった素性を持つ３人の
「仮初めの家族」の日常はおかしなこと
だらけ。時には大事件に巻き込まれ、そ
れぞれの敵や難問に立ち向かいながらも、
とにかく「普通の家族」を装うために全
力を尽くす３人に、世界の平和は託され
たのだった……。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
配役は、Wキャストの部分は、
ロイド：森崎ウィン（＜黄昏＞のコード
ネームを持つ西側の凄腕スパイ）
ヨル：唯月ふうか（市役所に勤務する少
し天然の事務員だが、裏の顔は凄腕の殺
し屋）
アーニャ：井澤美遥（孤児院にいたとこ
ろを＜黄昏＞に引き取られるが、実は、
他人の心を読むことのできる超能力者）
ユーリ：岡宮来夢（ヨルの弟で国家公務
員だが、実は東側の秘密警察の少尉）

その他の配役は、
フィオナ：山口乃々華（＜黄昏＞の後輩
のスパイで＜黄昏＞を慕っている）
フランキー：木内健人（＜黄昏＞が使っ
ている情報屋）
 ヘンリー：鈴木壮麻（アーニャが入学す
る名門校の校長）
シルヴィア：朝夏まなと（＜黄昏＞の上
司の管理官）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Wキャストで両方の配役の配信があった
のですが、両方視聴は無理なので、ミュ
ージカル『ピピン』でピピン役を観たこ
とがある森崎ウィンさんの＜黄昏＞役の
方を選択しました。

さすがに、少年ジャンプ＋に連載の人気
漫画が原作だけあって、ストーリーも面
白いですし、コメディ要素もしっかりあ
ります。キャラ設定もとてもいいです。

メインストーリーは、孤児院にいたアー
ニャと裏の顔は殺し屋のヨルをいかに上
流社会の人間に仕立てて、名門イーデン
校の三者面接に合格するか、という所で
す。

孤児院から引き取ったアーニャと市役所
で働くヨル。上流階級の生活なんて知り
ません。

二人をオペラに連れて行ったり、美術館
へ行ったり、高級レストランで食事した
りと凄腕のスパイなのに悪戦苦闘すると
いう＜黄昏＞が面白い作品です。

それぞれが裏の顔を持って、それを隠し
ているのですが、心の読める超能力者の
アーニャにはすべて筒抜け。
「ちち　スパイ　ワクワク」と面白がっ
ています。

それにしても、アーニャ役の子役の上手
いこと。大人顔負けの演技です。

原作を読んだことはないのですが、宝塚
月組公演『応天の門』の原作と同じ１話
完結の作品だそうで、今回は、それを繋
ぎ合わせて、２時間半程のストーリーに
したとのことです。

ですから、上のメインストーリー以外の
サブストーリーがいくつか出てきます。

例えば、ヨルの弟で裏の顔が秘密警察の
ユーリがいつの間にか姉が結婚していて、
姉の結婚相手がどういう相手か見極めよ
うと訪ねてくるところ。

当然、西側のスパイの＜黄昏＞と東側の
秘密警察であるユーリは敵対関係にあり、
腹の探り合いになります。

舞台設定は、架空の都市「オスタニア」
ですが、モデルは冷戦時代のベルリンみ
たいですね。

インターネットで検索すると原作のコア
なファンが一杯いて、情報記事が沢山出
てきます。

さて、出演者の皆さん、どの方も歌が上
手いのですが、中でも、ヘンリー校長役
の鈴木壮麻さんの歌声はさすがです。

朝夏まなとさんは、歌に加えて、ダンス
でも魅せてくれます。

東西冷戦下という時代設定も、凄腕のス
パイが主人公ということも、しかも、
「すべては世界の平和のために」という
テーマも、宝塚宙組公演『カジノ・ロワ
イヤル』を想起させて興味深いです。

「ジェームズ・ボンド」をベースに、い
くつかのスパイ物の作品の要素を織り込
んだという所でしょうか。

しかも、赤の他人が仮の家族になって、
家族愛も感じさせる作品になっています。

配信は、5月28日（日）20:00まで。
ご興味のある方は、是非、配信をご覧く
ださい。uP!!!、TELASAで視聴できます。