妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

花組誕生100周年を飾るのに相応しい華麗なレビュー!!『The Fascination(ザ ファシネイション)!』

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今回は、花組宝塚大劇場公演『元禄バロックロック』『The
Fascination(ザ ファシネイション)!』のうち、レビューの
『The Fascination(ザ ファシネイション)!』について、
コメントします。


一言でいえば、タイトルに書いたとおり、「花組誕生100周年を
飾るのに相応しい華麗なレビュー」です。
本当に華やかで、舞台の後ろに映る映像が本当に綺麗で、雰囲気
を盛り上げてくれます。


プロローグでは、まず、柚香光さんが濃いピンクの衣裳で登場。
テーマソングを歌い始めると、ほかの花組メンバーも登場。
星風まどかさんも濃いピンクの衣裳。ほかの花組メンバーは、
薄いピンクの衣裳。男役さんの燕尾の下のシャツはえんじ色。
燕尾服の薄いピンクとのコントラストが綺麗です。
プロローグは、花組カラーで登場です。
もう、この場面から華やかで花組全員でのダンスが素敵です。
柚香光さん、水美舞斗さん、永久輝せあさん、聖乃あすかさんの
並びがとてもいいです。さすが花組という感じがします。


次の場面では、まず永久輝せあさんのソロ。
その後は、1輪の赤い薔薇を手に持ったスーツ姿の紳士(水美舞斗
さん)を中心に、バラの紳士とワイン・レディによるスタイリッシ
ュなダンスシーン。水美舞斗さんが格好いいです。
水美舞斗さん、最後に手に持った薔薇の花を後ろに放り投げます。
これもちょっと格好良すぎです。


その次は、食虫花と蝶の場面。
柚香光さんが全体としては紫色っぽい複雑な色のひらひらした衣装
で登場。いかにも美しい食虫花です。
一方、娘役さんは白を基調として裾の部分が各自色々な色のきれいな
衣装。蝶ですから、袖に羽がついています。
食虫花と蝶のデュエットダンス。
誰ですか?こんな綺麗で素敵な食虫花なら食べられたいというのは?


その後は、「ミモザの花」。
士官の服を着た男役さん達と娘役さん達のダンスシーンです。
白い士官服の永久輝せあさんが格好いい場面です。相手役は、
音くり寿さん。


中詰めは、すみれの花にまつわる楽曲が次から次へと歌われて
いきます。
いろんなメンバーが入れ替わり立ち替わり登場する場面。
よく見ていないと、さっきの誰?状態になります。


次が今回のレビューのメイン場面。
組長の高翔みず希さんが登場して、「ピアノファンタジィ」
について紹介。
その後、聖乃あすかさんが登場。ちょっと笑いを取った後、ピアノに
向かいます。凄く大きなピアノ、と思っていたら中から人が登場。
聖乃あすかさんを中心にロケットが始まります。


ロケットが終わると、踊るピアニスト(柚香光さん)が鍵盤の上に
登場。
ガーシュイン作曲の「Rhapsody in Blue」に合わせて、格好よく
踊ります。


続いて、花組公演で誕生した名曲のメドレー。ってほとんど知りま
せん。


曲は、「Exciter!!」「スポット・ライト」「ラ・ラ・フローラ」
「僕の愛」「ある愛の伝説」「心の翼」。


「Exciter!!」は2018年の全国ツアーで観ています。
「Exciter!!」と「心の翼」は 、先日上演された『Greatest Moment』
でも花組ヴァージョンで歌われていました。
「心の翼」は、花組ヴァージョンAでは、出演者全員による合唱、
花組ヴァージョンBでは瀬戸かずやさんがソロで歌っていました。


「僕の愛」は高翔みず希さんと美風舞良さんがデュエット。
組長さんと副組長さんのデュエットは珍しい。さすがにお二人とも
上手です。


フィナーレは、「エーデルワイス」の歌で始まります。
和海しょうさん結構歌がうまいですね(何を今さらと言われそうです
が……。誰が下手とも言いませんんが)。


そして、大階段で柚香光さんの英語の歌に合わせて、娘役さん達が踊
ります。
曲は、ヘンリー・マンシーニ作曲の映画「ひまわり」の愛のテーマ。
これ、歌詞があったんですね。


そして、黒燕尾の男役さんたちのダンス。やっぱり花組の黒燕尾が
一番好きかも。


フィナーレの曲は「情熱の花」(原曲はベートーヴェンの「エリーゼ
のために)。


そして、柚香光さんと星風まどかさんのデュエットダンス。衣裳が
薄い緑色でとてもきれいです。


今回、お芝居もレビューも衣裳がとても素敵でした。
衣装は、どちらも加藤真美さん。いい仕事をしています。


ラストのパレードは、再びピンクの衣裳に戻って、羽根もピンク。
羽根は他の皆さんのブログでいろいろと揉めているようですが、綺麗
だからいいじゃないですか。(そういう問題じゃない?)


とにかく、ゴージャスで華麗な花組100周年を飾るのにふさわしいレ
ビューでした。って、もう1回観に行くのですが。


ところで、月組は、こういうのはやらないんですね?同じ100周年な
のに……。何でですかね?


最後に、ぴあ貸切公演でしたので、柚香光さんのご挨拶がありました。
至極まっとうなご挨拶です。
前任者のご挨拶が懐かしい。(『マドモアゼル・モーツァルト』でも
コンサートでも相変わらずやっていましたが……。)