壽々の雑記帳

観劇のコメントや日々の出来事・時事問題などについて綴ります。

VIVANTロスになりそう。日曜劇場『VIVANT』最終話!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


遂に終わりましたね、日曜劇場『VIVAN
T』。
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最終話ということで、1時間半の長時間
の放送に加えて、今までのすべての伏線
回収ということで、見終わった時には、
ぐったりしてしまいました。


まず、ストーリー紹介からです。
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ベキは乃木の特技から彼が味方をも欺き、
テントへ潜入捜査を行っていたことを見
破っていた。ジャミーンがベキの写真を
見て「優しい人」と教えたため、テント
の本質を探る必要性を感じた乃木は、二
重スパイとなるヒントを野崎に送り、潜
入のため狙撃した別班員の治療を託して
いた。乃木はテントがフローライトの採
掘権を入手すればテロの請負をやめると
考え、採掘権の獲得に別班として協力す
ると表明する。
外務大臣のワニズは、フローライトの採
掘権の25パーセントをバルカ政府や技術
提携したオリベ化学に分配すれば、採掘
ノウハウと販売ルートを無償提供する契
約をノコルに持ち掛ける。ノコルが契約
を締結すると、ワニズは内通するゴビを
取り込み、政府・ベレール興産・オリベ
化学の合計55パーセントの採掘権で政府
主導でフローライトを開発するとノコル
を出し抜く。しかしゴビの裏切りを織り
込み済みのノコルは、オリベ化学から判
断を委ねられる西岡を取り込んでおり、
ムルーデルとオリベ化学の合計60パーセ
ントの採掘権を主張され、採掘権の争奪
に失敗する。
ワニズはムルーデルとテントの関係を持
ち出し、テロ組織が関与する開発を世界
が認めるわけがなく、武力行使しても奪
い取ると本性を現す。するとベキが現れ、
バルカは宗教民族の違いを認め合い、国
民に富が平等に渡るよう新たな一歩を踏
み出すと宣言される。検事総長と法務大
臣の力添えを得ていた孤児院出身のチン
ギスは、野崎が盗撮した西岡から裏金を
受け取る映像を証拠に、ワニズを収賄教
唆、強迫の容疑で逮捕する。
野崎に西岡への交渉を依頼する交換条件
に公安への投降を約束していたベキは、
テントの解体を宣言し日本に移送される
が、テントのモニターであった公安の新
庄の手引きで逃亡する。ベキは40年前、
バルカ内乱時に脱出用のヘリコプターを
退避させた 当時公安部外事課課長であっ
た官房副長官の上原史郎への復讐を実行
に移し、上原邸をバトラカ、ピヨととも
に襲撃する。しかしそのことを察知し駆
けつけた乃木に狙撃され、ベキは乃木に
「お前は私の誇りだ」と言い残す。上原
殺害に用いようとしていた拳銃に弾丸が
装填されていなかったと乃木から教えら
れたノコルは、彼は死を覚悟していたと
明かす。ノコルは乃木にバルカにベキの
墓を建てると語るが、乃木は「皇天親無
く惟徳を是輔く」と告げ、花を手向ける
のはまだ先にすると答える。そのころ野
崎は、上原邸から美術品が引き上げられ、
昨夜の自邸の火災はベキたちが灯油を被
り焼身自殺を図ったことにされているの
で、口裏を合わせるようにと上原に要請
していた。
任務を終え乃木は神田明神に帰還すると、
柚木とジャミーンに迎えられ抱き合うが、
Fから別班の緊急招集の合図が出ている
と教えられる。
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もう、最終話ですので、コメントを述べ
たいと思います。


最初は、ただの商社の誤送金だと思われ
ていた話が、段々と話が壮大になってい
き、謎の組織「別班」とテロ組織「テン
ト」まで登場して、さらに伏線が張り巡
らされて、謎解きの要素も含んでいなが
ら、最終的には「家族愛」を描くという
構成の見事さには唸らざるを得ません。


まるで、膨大な製作費をかけた映画でも
見させられているようでした。


まず、日本にいるテントのモニターは、
やっぱり、公安の新庄でしたね。
乃木の尾行に失敗することから、怪しい
と言われていました。
一方、柚木とドラムも怪しいと言われて
いましたが、善悪を見分けることができ
るジャミーンがなついていることからし
ても、これはあり得なかったですね。


野崎が大使館から脱出する前に、どこか
へ行ってしまうのは、大使の部屋に盗聴
器とカメラを仕掛けるためだったんです
ね。これが、ワニズが日本大使の西岡か
ら裏金を受け取っていた証拠になりまし
た。


乃木が野崎と別れる時に「スネイプ社」
に行く、と言ったのは、やはり、ハーリ
ー・ポッターのスネイプ先生に自分をな
ぞらえていたんですね。ここを見抜いた
方、さすがです。


テント内の裏切り者は、やはり、ゴビで
した。ここは、皆さんの予想通りでした。


前回の最後の場面で、ベキが日本刀を抜
くのは、やはり、乃木を吊るしていたロ
ープを切るためでした。ここで、主人公
の乃木が殺されてしまったら、話が終わ
ってしまいますからね。


「F」は、最後まで消えずに残りました。
続編でも出て来るんでしょうね。


最後に大物が出て来るかも、という予想
は当たりましたね。大物かどうかは別と
して、橋爪功さんが、乃木一家を裏切っ
た元公安部外事課課長で、内閣官房副長
官の役で出てきました。
憎たらしいから、殺されてしまえば良か
ったのにね。
公安の野崎ならともかく、「別班」の乃
木に日本の政府の要人だからといって、
命を護る義務はないと思うのですが……。
さすがに、演技巧者の橋爪功さんです。


そして、何といっても、この人、チンギ
ス。敵に回すと手強いが、味方になると
こんなに頼もしい人物はいません。
最終回も、検事総長と法務大臣にまで、
掛け合い、テント側に味方します。
しかも、この人も、孤児でテントに助け
られていたというのは、ビックリの展開
でしたね。


さて、珠城りょうさんは、出演回数こそ
少なかったものの、この豪華キャストの
中で、しかも、「別班」チームでただ一
人の女性という役。
今後の活躍が期待されます。


そして、何といっても、日本大使役の檀
れいさん。最後に、ワニズ側を裏切って
日本のために尽くすという、いい役でし
た。ちょっと、貫禄までありました。


そして、そして、1カ月ほど間が空きます
が、10月15日からは、明日海りおさん出
演の『下剋上球児』がスタートです。


その前に、明日海さんのコンサートに行
かなくては……。