妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

「悪意」のないパワハラって??③ー宝塚歌劇団記者会見

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


前2回の記事では、私の経験に基づいた
話を書きましたが、今回は、一般論で考
えてみます。


ご存知のように、「パワハラ」とは、
「パワーハラスメント」を縮めた言葉で
す。


その中の「ハラスメント」というのは、
「嫌がらせ」という意味です。


その「嫌がらせ」をインターネットで検
索すると、
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嫌がらせ(いやがらせ)とは、相手を不
快にさせたり不利益を与えたりするなど、
肉体的・精神的な苦痛を与え、人間とし
ての尊厳を侵害する行為の総称である。
ハラスメント(英: Harassment)とも呼
ばれる。


類似の概念にいたずら、いじめ等がある
が、多くの場合、それらは加害者側に悪
意があることを想定して使われる言葉で
ある。それに対して、嫌がらせやハラス
メントは、他者からの何らかの行為によ
って被害者が心の傷や精神的ショックを
受けたという結果に注目しており(参考
:結果犯)、故意・過失など加害者の意
図や主観は必ずしも重要ではない

(ウィキペディアより)
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「イジメ」が悪意を想定しているのに対
して、「嫌がらせ」は、そもそも、「悪
意」の有無を前提にしていないというこ
とになります。


つまり、「パワハラ」はしたけど、「悪
意」はなかった、という歌劇団側の説明
は、そもそも「パワハラ」の意味からし
てもおかしい、ということになります。


もし、貴方が職場の上司や先輩から、
「パワハラ」や「セクハラ」を受けたと
したら、貴方は、その上司を許せるでし
ょうか?


それとも、じっと、我慢しますか?


自殺を思うほどの「パワハラ」を上級生
から受けたのです、亡くなった劇団生は。


歌劇団側と遺族側の合意書の締結は行わ
れましたが、歌劇団にとっては、そして、
劇団生にとっては、これで終わりではな
いのです。


「パワハラ」の連鎖は、どこかで断ち切
らなければ、また、同じことが起きかね
ません。


ところで、宙組公演が再開されるようで
す。


大丈夫でしょうか?


①と②の記事です。