妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

「叱る行為 効果に疑問」ー宙組の「パワハラ」も同じではないか?

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


中日新聞に宙組問題にも関連ありそうな
興味深い記事が出ていたので、ご紹介し
ます。
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「叱る行為 効果に疑問」


 そう指摘するのは、臨床心理士の村中
氏です。


 親から子どもへ、上司から部下へなど、
立場の強い側が行う「叱る」行為。「悪
いことをしたら、叱るのは当然」「厳し
く叱られて、人はしっかり育つ」ー。こ
うした考えが強いが、科学的な知見から、
そうとも言えないことが分かってきた。
(略)
 臨床心理士の村上直人さんは「叱る行
為に相手への効果はほとんどなく、むし
ろ『叱る側』のニーズを満たすためが多
い」と指摘する。


 「叱る」の定義とはそもそも何だろう
か。辞書に「よくない言動をとがめて、
強い態度で責める」(大辞林)などとあ
るように、相手に恐怖や不安、苦痛など
を与える攻撃的なニュアンスを伴う点に
特徴がある。
 このため、村中さんは「叱られた側の
学びや成長にはつながらない」と話す。
「人は恐怖や不安を感じるとき、脳内で
「防御システム」が作動する。その場か
ら一刻も早く逃れようと、すぐにその行
動をやめたり、謝ったりする。しかし、
このシステムが作動するとき、学びにつ
ながる前頭前野などの動きが鈍くなるこ
とが研究で分かっている」


 叱られた側が、その原因を考えたり、
適切な判断や行動を学ぶことにはつなが
りにくいという。叱る行動に意味がある
のは「危険な行動など、絶対にしてはい
けない行いを即座にやめさせる必要があ
るときだ」


 一方、叱る側は、叱ることで快い感覚
を得られるようだ。人には、悪いことを
した人に罰を与えようとする「処罰感情」
が生来備わっており、この感情が満たさ
れたときや、満たされそうなとき、快楽
をもたらすドーパミンが脳内で分泌され
る。「叱る行為も同様に、脳内ではドー
パミンが分泌されている可能性が極めて
高い」という。
(以下、略)
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全く別の人も宝塚の「パワハラ」につい
て、同じことを言っていました。


宙組の上級生が亡くなった劇団員に対し
て「パワハラ」を行っている時に、脳内
に「ドーパミン」が出ているのだと。


そんなことのために、一人の命が喪われ
たのです。


そのことをもっと重く受け止めるべきで
はないでしょうか?