妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

真彩希帆さん出演の『笑う男』を観劇しました。元月組の宇月颯さんも出演していました~!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、帝国劇場へミュージカル『笑う男』を観劇に
行ってきました。


コロナ渦で2月3日(木)~2月9日(水)の公演が休演
となり、どうなるのかと気をもんでいましたが、2月
10日(木)から公演が再開となり、無事観ることが
できるようになりました。


ところが、前日の天気予報では当日は、東京は大雪で、
積雪で交通もダイヤが乱れるとの予想が出ていました。
が、当日、東京へ行ってみると、全然、雪が積もって
いなくて、こちらも大丈夫でした。


さて、『笑う男』の公演解説です。


『レ・ミゼラブル』のヴィクトル・ユゴーが自身の最高
傑作と評した不朽の小説をミュージカル化—
衝撃の日本初演から三年をへて、装いも新たに帝国劇場
に登場


ミュージカル『マリー・アントワネット』の演出を手掛
けたロバート・ヨハンソンが脚本を担当、フランク・ワ
イルドホーンの音楽とジャック・マーフィーの歌詞でつ
むいだミュージカル「笑う男」は、2018年に韓国で世界
初演、翌年の2019年4月に日生劇場にて日本初演を飾り
ました。


好評を博した日本初演は、当時から再演の声が多数寄せ
られておりましたが、この度2022年2月—、装いも新たに
帝国劇場での公演が決定いたしました。


人間の美しさと醜さの果てにユゴーが見たものとは―。
帝劇の舞台にまた一つ、魂を揺さぶるミュージカルが誕生
いたします。ご期待ください。


ストーリーです。


1689年、イングランド、冬。


“子供買い”の異名を持つコンプラチコの手により、見世物
として口を裂かれ、醜悪な笑みを貼り付けられた少年グウ
ィンプレンは、一行の船から放り出され、一人あてもなく
雪の中を彷徨う。その最中、凍え死んだ女性が抱える赤ん
坊、後のデアを見つけ、道すがら偶然辿り着いた興行師ウ
ルシュス(山口祐一郎)の元へ身を寄せた二人は、彼と生
活を共にすることになる。


時はたち青年に成長したグウィンプレン(浦井健治)は、そ
の奇怪な見た目で“笑う男”として話題を呼び、一躍有名人に
なっていた。盲目であるデア(真彩希帆/熊谷彩春 Wキャス
ト)と共に生い立ちを演じる興行で人気を博す二人は、いつ
しか互いを愛し合う関係となる。


そこへ彼らの興行に興味を持ったジョシアナ公爵(大塚千弘)
とその婚約者デヴィット・ディリー・ムーア卿(吉野圭吾)が
来訪する。醜くも魅惑的なグウィンプレンの姿に心を惹かれた
ジョシアナは、彼を自身の元へ呼びつけ誘惑する。突然の愛の
言葉に動揺するグウィンプレンがウルシュスらの元に戻ると、
突然牢獄に連行され、そこで王宮の使用人フェドロ(石川 禅)
より衝撃の事実が明かされる―。


本当に醜いのは、刻まれた貧者の笑顔か、それとも富める者の
嘲笑か。運命に翻弄される“笑う男”が辿り着く先に待っている
ものとは―。


キャストです。


グウィンプレン        :浦井健治
デア(Wキャスト)      :真彩希帆・熊谷彩春
ジョシアナ公爵        :大塚千弘
デヴィット・ディリー・ムーア卿:吉野圭吾
フェドロ           :石川禅
ウルシュス          :山口祐一郎
フィーヴィー         :宇月颯


ほかに元月組男役美麗(麗奈ゆう)さんもアンサンブルで出演
していました。


デア(Wキャスト)は、今回、真彩希帆さんで観劇です。


前回の2019年の初演の時も観ています。


その時のキャストは、


デア(Wキャスト)      :夢咲ねね・衛藤美彩
ジョシアナ公爵        :朝夏まなと
デヴィット・ディリー・ムーア卿:宮原浩暢


ほかのメインキャストは、同じです。


デア役の歌唱力が今回の公演はUPしたという感じですね。
真彩希帆さんの歌声が透き通るようなきれいな声で、さすがだ
なと思いました。


一方、圧巻の歌唱力がウルシュス役の山口祐一郎さん。相変わ
らず凄いですね。


主役の浦井健治さんもジョシアナ公爵役の大塚千弘さんも昔か
らよく知っているだけに、よくここまでになったなと感慨深い
です。


ベテランの吉野圭吾さん、石川禅さんで脇を固めました。


宇月颯さんもウルシュスの興行の一員の役で、歌って踊って活
躍していました。


今回は、歌上手で揃えました。一人も(アンサンブルも含めて)、
歌下手がいない状態。聴いてて安心感がありました。(最近、
『INTO THE WOODS』の評判でやや落ち込んでいたので、余計
に……。)


ストーリーは、ヴィクトル・ユゴーの傑作、音楽はフランク・
ワイルドホーン氏の名曲。(ソンドハイム氏の曲のような難曲
ではありません、と『INTO THE WOODS』を引きずっていま
す。)


物語の結末は……。ネタバレになるので書きません。
ただ、これだけを知っていれば大体の予想はつくと思います。


ヒロインのデアは、盲目であるだけでなく心臓が弱く、大きな
ショックに耐えることが出来ないということを……。大きな悲
しみにも、大きな悲しみの後に訪れた幸せにも耐えることが出
来ないということを……。


最後に、ヴィクトル・ユゴーのこの言葉を(物語の中に出てき
ます)……、


「金持ちの楽園は貧乏人の地獄によって作られる」