妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

『ガイズ&ドールズ』2回目観劇、行ってきました~!!②ークラップやろうぜ!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


今回は、①の続きになります。


その前に、1回目の観劇は、e+貸切公演
でしたので、公演終了後に出演者の挨拶
がありました。
出演者の挨拶というより、井上芳雄さん
中心のミニトークショーでしたね。
で、内容は私が書くより、共演者の石井
一孝さんのインスタに詳しくその内容が
載っていてよっぽどましですので、ご興
味のある方は、是非、そちらをご覧くだ
さい。
石井一孝さんがブラニガン警部補の格好
をして一人で立っている写真のところで
す。


ネイサン・デトロイト:浦井健治
自らギャンブルをやるというより、ギャ
ンブラー達にギャンブルの場所を提供し
て、その手数料で稼いでいる、という感
じです。
こちらも余り悪人という感じはしません。
この物語の道化役的存在でいろいろと観
客を笑わせてくれます。
恋人のHOT BOXのショー・ガールのアデ
レイドとは、14年間もの婚約中ですが、
お金がないので、結婚できません。14年目
の婚約記念日にアデレイドにプレゼントを
買うお金もありません。
でも、アデレイドを愛していて、他の女に
は目もくれないという一途なところもあり
ます。


サイコロ賭博の場を借りるのに1,000ドル
が必要なのですが、そのお金もありませ
ん。
そこへ、大物ギャンブラーのスカイがや
ってきて、ネイサンは何とかスカイから
1,000ドルの資金を頂戴しようと賭けを申
し込みます。それは、「どんな女でも落
とせる」というスカイにとても落とせそ
うにない超堅物の救世軍の軍曹・サラを
指名するというものでした。
果たしてこの勝負の行方は?スカイはサ
ラを落とすことができるのか……。


浦井健治さんも、もう、日本のミュージ
カル界ではお馴染みのメンバーで、今回
は、準主役でしたが、主役格のスターさ
んです。
私が初めて浦井健治さんの舞台を観たの
は、多分、2009年の『エリザベート』の
ルドルフ役だと思うのですが、ちょっと、
記憶にありません。
記憶にあるのは、2009年のミュージカル
『ダンス・オブ・ヴァンパイア』 のアル
フレート 役ですから、浦井健治さんも井
上芳雄さんと同じ13年間舞台を観てきた
ことになります。
最近では、ミュージカル『笑う男』の主
役 グウィンプレン 役を観ています。
今回の舞台では、ソロで歌う場面は少な
かったのですが、『笑う男』の歌は圧巻
でした。(なお、『笑う男』にはヒロイ
ン役で元宝塚雪組娘役トップスターの真
彩希帆さんが出演していました)
今回も、アデレイド役の望海風斗さんと
のデュエット曲「責めてもいいさ 俺を」
は歌上手の二人の歌でとても良かったと
思います。


ミス・アデレイド:望海風斗
ナイトクラブHOT BOXのショーガール。
ネイサンとは、14年間婚約中で、こちら
も一途です。
田舎の母親には、ネイサンとは12年前に
結婚していて、5人も子供がいること、ネ
イサンはセブン・イレブンで働いていて、
アシスタント・マネージャーであること
などを手紙で伝えていて、ネイサンに突
っ込まれています。
ネイサンといつまでも結婚できないスト
レスからか、いつも風邪をひいていて、
くしゃみをしています。
サイコロ賭博が開けなくて焦っているネ
イサンは、つい、アデレイドに、明後日
駆け落ちして結婚しようと言ってしまい
ます。ついに結婚できると喜ぶアデレイ
ドですが……。


そんなアデレイドを演じるのは、元宝塚
雪組男役トップスターの望海風斗さん。
宝塚歌劇団在団時から、その歌唱力は高
く評価されていました。
ただ、アデレイドの歌はショーガールの
時の歌以外は、くしゃみをしながら歌っ
たり、ネイサンに怒りながら歌ったりで、
まともに歌う場面がほとんどありません。
ショーガールの時に歌もシーガール風の
歌い方(どんな歌い方と訊かれても困る
のですが、強いて言えば可愛らしくでし
ょうか)ですし……。
サラの歌とは対照的です。
アデレイドの歌も難しいとは思うのです
が、望海さんのファンがこのアデレイド
の歌で満足できたのかというと、ちょっ
と疑問が残ります。
どうでしたでしょうか?


望海さんの着る衣裳は、ショーガールの
時の衣裳以外にも少なくとも2種類あって
最後にはウェディングドレスですから、
ちょっと華やかです。
アデレイド役で大丈夫か、と思っていた
のですが、望海さんのアデレイドは望海
さん風で、ちゃんと似合っていました。
ショーガールでは踊りもありますし、や
はり演技は元宝塚トップスターだけあっ
てさすがです。


元宝塚の同期を共演させて、というちょ
っと無理矢理的な面もありましたが、井
上芳雄さん、浦井健治さんという実力派
ミュージカルスターで固めた舞台は、見
応えがありました。


で、他の登場人物も紹介したいのですが、
ちょっと、間が空きますが、6月30日に
3回目の観劇に行く予定ですので、その後
に書きます。