妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

七海ひろきさん出演の舞台『ゲゲゲの鬼太郎』を観てきました~!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、舞台『ゲゲゲの鬼太郎』を観に、
梅田芸術劇場メインホールへ行ってきま
した。


グッズ売り場は長蛇の列はなかったので
すが、結構みんなグッズをいろいろと買
うので、一人一人に時間がかかっていま
した。私は公演プログラムだけですので、
いつものとおりすぐ終わりましたが、公
演プログラムだけ売る場所があっても良
かったのでは……。
他の劇場はそういうところもありますし。


今年は、『ゲゲゲの鬼太郎』の原作者の
水木しげる氏の生誕100周年になります。
様々なイベントが開催されたり、グッズ
が売られているようです。
この作品もその一つになります。


さて、こんなストーリーです。


妖怪に関する困ったこを人間がゲゲゲの
鬼太郎に相談したいとき、手紙を投函で
きる妖怪ポスト。
最近妖怪ポストへの依頼がなく、不審に
思ったねこ娘が妖怪ポストを張り込んで
いると…。
ねずみ男が手紙を盗み、依頼を勝手に受
けていた。
とある村の住人から、「大きな石垣を取
り壊そうとすると、天邪鬼のリンが現れ
人間の邪魔をする」と聞いたねずみ男は、
「これで天邪鬼を退治できる」と、村人
たちに妖怪に効く粉を売りつける。
鬼太郎と目玉おやじは、「人間が直接、
天邪鬼と対峙するのは危険だ」と村へ駆
けつけると、村人のタケルと出会う。
タケルは「石垣を壊すのは危険だ!」と
村人に訴えるが、村人の皆は、聞く耳を
持たない。
騒動の最中、目玉おやじが止めに入ろう
と村人の前に姿を現すと、驚いた一人が
粉を浴びせてしまう。瀕死の重傷を負っ
た目玉おやじは、砂かけばばあが待つゲ
ゲゲの森に帰り、看病されることに…。
タケルの話によれば、リンは「災いをも
たらす鬼」と勘違いされているが、実際
は長きにわたり、妖怪からこの村を守っ
ていたのだった。それらの妖怪を封印し
たのが石垣であり、取り壊せば数百体の
妖怪が解き放たれてしまうという。
人間からは「妖怪」だと恐れられ、妖怪
からは「人間の味方」と敵視されるリン
に、「人間と妖怪の溝を埋めたいだけな
のに……」と、鬼太郎は親近感を覚える
が…。


主なキャストです。


鬼太郎:荒牧慶彦
ねこ娘:上坂すみれ
ねずみ男:藤井隆
天邪鬼リン:七海ひろき
砂かけばばあ:浅野ゆう子
タケル:立花裕大
子なきじじい:「カラテカ」矢部太郎
目玉のおやじ(声の出演):野沢雅子
水木:君沢ユウキ
シーサー:伊藤修子


さて、コメントです。


鬼太郎がイケメン、格好良すぎです。
鬼太郎の出生から小学生までを回想する
場面があり、そういえば、鬼太郎の両親
は幽霊(正しくは「幽霊族」だそうです)
だったな、と思い出しました。
目玉おやじと一緒に妖怪に効く粉(サラ
マンドラ)を浴びて弱っている鬼太郎を
妖怪みんなで介抱するふりしてイジリ倒
しているのが、爆笑ものでした。


ねこ娘役の上坂すみれさんが、他の方の
感想にも載っていますが、本当にかわい
らしいです。「サラマンドラ」が覚えら
れず「サクランボ」とか言い間違えると
ころなんか、本当に可愛い。
声優さんで舞台は今回が初めて、という
ことのようですが、今後も声優だけでな
く、舞台やTVにも出演して欲しいと思い
ました。
あと、ハプニングが。
ねこ娘が天邪鬼リンに向かって足を蹴り
上げたところ、ねこ娘の靴がすっぽ抜け
て見事な円弧を描いて、後方の観客席へ。
それを最前列に座っていた観客(多分女
性)が見事にキャッチ。
思わず、おおっとなりました。
上坂すみれさんは、その観客に向かって
平謝り。生の舞台ですからいろんなこと
が起きますよね。


そして、ねずみ男役の藤井隆さん。ぴっ
たりの配役だな、と思っていましたが、
本当にねずみ男役が似合っていました。
(褒めています)
相変わらずのトラブルメーカー。
そういえば、いつもこんな展開だったな、
と……。


そして、そして、天邪鬼リン役の元宝塚
男役の七海ひろきさん。凛としているよ
うにとリンを育てたお祖父さんが名付け
たということですが、まさしく凛とした
姿。七海ひろきさんの凛とした姿がとて
も格好良かったです。
宝塚の男役時代を活かした槍を使ったア
クションも素晴らしかったです。
敵対する村人たちと穏やかに交渉するた
めに、妖怪たちがいろいろとリンにレッ
スンする場面は爆笑ものでした。
ねこ娘がメイド喫茶の挨拶を教える場面
では、鬼太郎も巻き込まれて、やるのか、
と思って観ていましたが、さすがにそれ
はやりませんでしたね。


砂かけばばあ役の浅野ゆう子さん。
婆あというには、まだまだお若くお美し
い。ビジュアル的には、砂かけばばあと
いうより雪女みたいでした。
村へ鬼太郎を助けに行こうとするのです
が、シーサーも子なきじじいもサラマン
ドラが怖くて逃げだす始末。


タケル役の立花裕大さん。タケルの祖父
との一人二役ですが、帽子を被って背中
を曲げただけで、祖父に早変わりすると
ころは、さすがに役者さんだな、と思い
ました。


そして、そして、そして、声だけ出演の
目玉のおやじ役の野沢雅子さん。
場内アナウンスもやっていました。
この声だけで一気に「ゲゲゲの鬼太郎」
の世界へ入り込んだ、という感じがしま
した。
懐かしいですね。


一反もめんもぬりかべも登場し、移動の
時はカラスにぶら下がって。
鬼太郎ファンなら喜びそうな場面が次々。


そして、鬼太郎の最後の言葉。いつか、
妖怪と人間が仲良く暮らせる日がやって
くれば……。その日には、人間同士の争
いも戦争もなくなっているでしょう。
『ゲゲゲの鬼太郎』には、原作者の水木
しげる氏のそんな想いも込められている
ように思います。


で、劇場を出ると、大音響が……。
雷だと嫌だな、と思いましたが、何か音
が規則的。淀川で花火大会をやっていた
ようです。
もうすぐ、夏も終わりですね。
来週は、台風が発生して天気が悪そう。
暑いのも嫌だけど台風も嫌だな。