妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

紅ゆずるさん主演の『アンタッチャブル・ビューティー』ライブ配信を観ました~!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


元星組トップスター紅ゆずるさん主演のミ
ュージカル『アンタッチャブル・ビューテ
ィー』のライブ配信(正確にはディレイ配
信)を観ました。


昨年4月にコロナ渦により上演中止となった
本公演。
今年は、大阪松竹座で9月17日~25日までの
期間で再演予定でしたが、上演できたのは、
初日と千秋楽の2日間だけ。
私も観劇予定(何と前から2列目)でしたが、
残念ながら公演中止。


しかし、嬉しいことに、千秋楽をディレイ
配信することが決定。
公演プログラムも入手して、配信を観まし
た。


内容は、松竹新喜劇のミュージカル版を観
ている感じ。
舞台は、中央に階段があってその上に探偵
事務所の建物、階段下の上手にはマッサー
ジ店とお好み焼き屋、下手には喫茶店があ
って、階段の向こうには通天閣が見えます。


そんないかにも大阪の下町の商店街に登場
するのは、大阪のおっちゃんとおばちゃん、
お兄ちゃんとおねえちゃん。皆いいひとば
かり。そんな人たちがワイワイガヤガヤド
タバタと物語が笑いを取りながら軽妙なタ
ッチで進んでいくところは、まさしく、大
阪の新喜劇。それをミュージカル仕立てに
して、紅ゆずるさんを主人公にしました。
もちろん、ちょっと泣かせる場面も盛り込
まれています。


あらすじは、以下のとおりです。
===================
舞台は大阪・ミナミのはずれにある小さな
シャッター商店街。喫茶店やマッサージ屋、
お好み焼き屋、リサイクルショップなど、
自らの仕事に誇りを持ち、生き生きと働く
お店の人々、そんな街を守る警察官(松島
庄汰)、おしゃべりな近所のおばちゃん
(小椋あずき)、人のいいご隠居さん(曾
我廼家文童)もいて、古いながらも人の温
かさのある商店街だ。
ある日、その一角にある武智五郎(三田村邦
彦)が営む探偵事務所に「探偵になりたい !」
と、謎の女性・本間カナ(紅ゆずる)がやって
きた。武智は20年ほど前に警察官を辞めて
探偵事務所の所長を務めているが、商店街
の人たちとは距離を置きUFOの出現を夢見
る変わり者だ。探偵見習いとして働き始め
たカナへの依頼は迷子の犬や猫探しばかり。
そんなカナは、持ち前の明るさで街の人た
ちと交友関係を築き、商店街夏祭り恒例の
出し物に悩む面々に、商店街のテーマソン
グを使ったミュージカルを披露しようと提
案する。
夏祭りの準備に盛り上がる傍らで、商店街
の難波会長(曾我廼家桃太郎)は数年前か
らささやかれていた商店街地区の再開発へ
向けた立ち退きを決意していた。商店街の
良からぬ噂も広がり、不動産会社開発部長
である会長の弟(藤田功次郎)が悪そうな
男たちといっしょにいるところも目撃され、
突然の会長の心変わりにショックを受ける
商店街の人たち。商店街の力になろうとカ
ナはある特殊調査に臨み、ピンチのところ
を桜井警官に華麗に救われるのだった。
武智所長は「君を守らなければならない」
と言って立ち退き問題に関わることを止め
るが、ついにカナの想いに負け、ようやく
所長の目にも力強い光が宿り始める。
七変化の潜入捜査をするカナと、ベテラン
探偵の武智が力を合わせ、商店街の問題に
挑む。武智はなぜこの地で探偵事務所を営
むのか。カナがこの探偵事務所にやってき
た理由とは。商店街の人々が一つになり、
立ち退き騒動を解決するため、いま立ち向
かうー。
===================
松竹新喜劇のメンバーも加わってのハート
フルコメディ。
その中に紅ゆずるさんも溶け込んで、しま
ってはいないですね。さすがに元宝塚男役
トップ。やっぱり素敵です。
商店街の会長がオードリー・ヘップバーン
が真知子巻きをしているような女性が好き、
ということで、紅ゆずるさんがサングラス
に真知子巻きで登場する場面は、ちょっと
変ですが、さすがに似合っていました。
最後には、お好み焼き用の大きなヘラを使
っての大立ち回りまで見せてくれました。


武智探偵役の三田村邦彦さんは、UFO探し
をしている所を除けば、少し陰のあるシリ
アスな役。物語全体がその存在で引き締ま
るという感じになっていました。


配信は、千秋楽の回ですから、4名の方が休
演で代役になっていました。
(どこかと同じ)


観終わった後、ちょっと心が温かくなる作
品。今のような時代に観るのには合ってい
るのではないでしょうか?
再々演を期待しています。