妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

真風さんの退団から視えてきたトップの退団公演の4つの条件

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


真風涼帆さんが本公演9作目の『カジノ
・ロワイヤル ~我が名はボンド~』で退
団します。


で、今回の真風さんの退団で、トップが
こういう公演では退団しない、こういう
公演でも退団はありうる、というのが視
えてきました。


まず、一つ目は、再演物では退団しない、
ということです。
真風さんは、和央ようかさんの退団作で
ある『NEVER SAY GOODBYE』で退団
すると言われていました。
私も、ブログでそんなような内容の記事
を書いた覚えがあります。
しかし、『NEVER SAY GOODBYE』で
の真風さんの退団はありませんでした。
確かに、少なくとも、最近のトップは皆
新作で退団しています。
トップが再演物で退団することはない、
と言っていいでしょう。


二つ目は、一本物での退団はある、とい
うことです。
確かに、ショー付きの公演で退団するト
ップが多いと思います。
真風さんの退団公演の『カジノ・ロワイ
ヤル ~我が名はボンド~』は1本物で、
これで退団することはない、と言われて
いました。
しかし、結局、真風さんは一本物での退
団になりました。
トップがショーのない1本物で退団する
ことはありうる、ということです。


三つめは、公演日程で、前楽が貸切公演
の公演では退団しないということです。
前楽でサヨナラショーがあるからです。
真風さんの場合、『HiGH&LOW-THE P
REQUEL-』『Capricciosa!!』の東京宝塚
劇場公演の前楽が「貸切予定」となって
いました。
つまり、貸切公演でサヨナラショーはで
きないので、この公演での退団はない、
ということになります。


四つ目は、タイトル、サブタイトルや、
作品の内容では、退団公演かどうかは、
判断できない、ということです。
元月組トップの珠城りょうさんの退団
公演のタイトルは、『桜嵐記』で、い
かにも退団作らしいタイトルでした。
また、元星組トップの紅ゆずるさんの
退団公演は、『GOD OF STARS-食聖-』
で、これも退団公演らしいタイトルでし
た。
一方、礼真琴さんの『ディミトリ〜曙光
に散る、紫の花〜』は、サブタイトルに
「散る」があったので、これで退団する
のではないかと言われましたが、さすが
にサブタイトルで退団することはありま
せんでした。(「散る」のは、役のディ
ミトリですからね)
真風さんの退団作の『カジノ・ロワイヤ
ル ~我が名はボンド~』は、原作が007
が初めて登場する「はじまりの物語」で
あるから、この作品での退団はない、と
言っている方がみえましたが、見事に外
れました。
ということで、タイトル、サブタイトル
や作品の内容では、必ずしも、退団作か
どうかは判断できない、ということです。


最後に、カレンダー占いは、ある程度、
判断材料になる、ということです。
ただ、トップではありませんが、雪組ト
ップ娘役の朝月希和さんのように、年末
の公演で退団されると、あまり、判断材
料にはならない、ということに注意する
必要があります。(朝月希和さんは、
2022年の「宝塚ステージカレンダー」で
10月に掲載でした。)


なお、最近、花組トップの柚香光さんの
退団時期が話題になっているようですが、
退団公演の一つ前の公演が再演物での退
団はない、と書いている方がみえますが、
これは、どうでしょう?
通常任期の5-6作くらいだと、ありうるよ
うな気がするのですが……。
なお、8作の長期任期の元月組トップの
瀬奈じゅんさんの退団前の本公演は、『エ
リザベート』です。


一本物と同様に、最近はなくても絶対に
ないとは言い切れないのではないでしょ
うか?