妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

元宙組男役 紫藤りゅうさんの思い出を語る。

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


私が紫藤りゅうさんの事を初めて認識し
たのは、2018年2月の星組中日劇場公演
『うたかたの恋』。


どんな役だったのかは、全然、記憶にな
いのですが、妻が主演の紅ゆずるさんの
ファンで、一緒に、中日劇場のホールで
出待ちをしていた時の事。


大集団の紅ゆずるさんのファンの集まっ
ている所から少し離れて立っていたとこ
ろ、丁度、正面で10名ほどのファンに
囲まれて、ニコニコ笑顔で対応している
男役さんに目が留まりました。


その時は、名前も分からなかったのです
が、その笑顔が印象的で、後で調べて、
「紫藤りゅう」という名前であることを
知りました。


ファン対応も終わって、他の人とは反対
の出口から出て行って、多分、ファンク
ラブの方だと思いますが、二人でにこや
かに話しながら、地下鉄の駅へと向かっ
て行きました。


この時の姿を、今でも、ハッキリと覚え
ています。


その後は、星組公演を観劇に行くたびに、
紫藤りゅうさんの姿を探すようになった
のですが、お芝居では、なかなか、いい
役に恵まれず、むしろ、ショーの方で、
その高身長とノーブルな顔立ちで目立っ
ている感じでした。ただ、歌の方は、ソ
ロでは、なかなか、歌わせてもらえず、
ダンスの方で印象があるという感じでし
た。結構、目立ちましたからね。


そして、2019年12月23日付で宙組へ組
替えになりました。


組替えするくらいだから、宙組ではもっ
と活躍できるだろうと期待しました。


そして、来たのは、上田久美子氏演出の
『FLYING SAPA』 スポークスパーソン
101役。
よくあんなに長いセリフを覚えたものだ
と感心したのと、その立ち姿が本当に印
象的な役でした。


この勢いで、そのままいくのかと思いき
や、『アナスタシア』 では、コンスタン
チンとセルゲイの二役でどちらも出番が
少ない。がっかりしました。


しかし、『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』
では、山王連合会のコブラ(真風涼帆さ
ん)の右腕のヤマト役。
ようやく、ここまで来たか、という思い
でした。


しかし、真風涼帆さんの退団公演で、紫
藤りゅうさんも退団することが発表され
て、思わず、えっ!!
なんで、辞めるの?と思いました。


でも、退団公演の『カジノ・ロワイヤル』
では、CIAのスパイのフェリックス・ライ
ター役。真風さんと瑠風輝さんと三人で
銀橋に立って歌う場面もあり、大活躍で
した。


この作品の悪口を散々書いてきましたが、
退団する紫藤りゅうさんに素敵な役を与
えてくれた小池修一郎氏には、この点に
関してだけは、感謝です。


紫藤りゅうさん、いや、るりこさん、本
当に楽しい夢を見させていただいて、あ
りがとうございました。


そして、退団後の第二の人生が素敵なも
のとなることを、心からお祈りしており
ます。


au revoir(また、会いましょう)