妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

ハマスだけが悪いのか?イスラエルVS.ハマス(シニア雑記)

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


パレスチナ自治区ガザを実効支配するイ
スラム武装組織ハマスが今月の7日、イ
スラエルに対して大規模攻撃を開始しま
した。


イスラエルの多くの民間人が殺害され、
また、人質として拉致されました。


これに対して、イスラエルはガザに空爆
を開始。ガザでも多くの犠牲者が出てい
ます。


アメリカ合衆国のバイデン政権は、イス
ラエルを支持することを表明。東地中海
への空母派遣も決めました。


英国、ドイツ、フランス、イタリア各国
も米国と共にイスラエルへの「揺るぎな
い結束を支持」を表明した共同声明を発
表しました。


確かに、ハマスによるイスラエル民間人
の殺害、拉致は非難されるべきものでし
ょう。


ただ、ハマスだけが悪いのでしょうか。


ガザに住むパレスチナ人は、イスラエル
によって、周囲に壁を作られ、封鎖状態
にあり、イスラエル軍がたびたび攻撃し、
エルサレムのイスラム聖地にユダヤ人入
植者らが侵入し、パレスチナ人の怒りを
招いたという経緯があります。


そもそも、今、イスラエルのある場所は、
パレスチナ人が住んでいた地域です。


そこに、ユダヤ人が国を建設したのが、
今のイスラエルです。


追われたパレスチナ人が住んでいる地域
の一つがガザです。


ガザは、種子島ほどの面積の地区に200
万人の人々が住んでいて、人々の生活は、
困窮しています。


イスラエルによる攻撃もしばしば受け、
住民が亡くなっています。


そんなガザを実効支配しているのがハマ
スです。


今回の武力衝突の背景には、長い歴史と
複雑な中東情勢があります。


一方的にハマスが悪でイスラエルが正し
いとは言えないのが、ガザの問題です。


確かに、イスラエルを攻撃し、民間人を
殺害し、拉致したハマスの行為は許され
ないものです。


だから、イスラエルを支援する、という
のは、歴史を直視しない短絡的な行為で
す。


まずは、ともかく、停戦し、ガザに住む
人々の生活を改善することが最優先事項
でしょう。


そのために、今、求められるのは、イス
ラエルの支援ではなく、双方の武力衝突
を直ちに止める事でしょう。


そうしなければ、犠牲となるのは、双方
の民間人です。