妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

続報:他メディアも代理人弁護士の会見の模様を報道!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


亡くなった劇団員の遺族の代理人弁護士
が東京都内で記者会見を開いたので、各
メディアが【速報】で取り上げています。


それぞれ、若干内容が異なりますので、
今、見れる2つの記事を紹介します。


まず、MBSNEWSです。
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【速報】宝塚歌劇団の生徒手帳読み上げ
る代理人『上級生、下級生とは縦の絆、
 同期生とは横の絆』過剰だったのではな
いか


兵庫県宝塚市内のマンションで、今年9
月、宝塚歌劇団に所属する俳優の女性が
遺体で見つかりました。


遺族の代理人がきょう(10日)東京都内
で記者会見を開き、女性が死亡するまで
の経緯を遺族側としてはじめて明らかに
しました。


遺族のコメント(一部)


「『どんな辛いことがあっても舞台に立
っている時は忘れられる』と娘は言って
いました。けれど、それを上回る辛さは、
忘れられる量をはるかに超えていました。
本当なら、今年の夏に退団する予定でし
たが、 突然の同期 の退団の意向を知り、
新人公演の長としての責任感から、来春
に延期せざるを得なくなりました。それ
は、自分が辞めたら 1人になってしまう
同期の為、そして下級生の為でした。あ
の時『自分のことだけを考えなさい』と
強く言って辞めさせるべきでした。なぜ
そう言ってやらなかったのか、どれだけ
後悔してもしきれません。」


「心身共に疲れ果てた様子の娘に『そん
な所へ行かなくていい、もう辞めたらい
い』と止めましたが、娘は『そんなこと
をしたら上級生に何を言われるか、何を
されるかわかない、そんなことをしたら
もう怖くて劇団には一生行けない』と涙
を流しながら必死に訴えてきました。25
歳の若さで、生きる道を閉ざされ、奪わ
れてしまった娘の苦しみ、そしてあの日
どんな思いで劇団を後にしたのかと考え
ると、胸が張り裂けそうです。」(一部)


遺族の代理人は、宝塚歌劇団の生徒手帳
を手に取り、その一節を読み上げました。


「上級生、下級生とは縦の絆、 同期生と
は横の絆。」さらにこう続いています。
「縦と横の絆を深めて、舞台へと繋げて
いくのが宝塚。一人だけが成功してもダ
メ。みんなが成功して初めて、舞台は成
功する。共に苦しい時を乗り越えてこそ、
絆は深く、強くなる。ひとりで泣くのは
簡単だけど、ひとりで笑うのはとても難
しいから。」


代理人は、「縦の関係は一般の会社や、
一般の組織以上に、ある意味異常なまで
に上下関係が徹底されているのではない
か、指導を行うのはいいが、パワハラと
言うべき、様々な発言を繰り返していた
のではないか、死亡の背景の一つは、縦
関係の過剰な重視があるのではないか、
弁護士としては指摘せざるを得ない」と
話しました。


代理人によると、上級生から受けたパワ
ハラについては、「下級生の失敗は、す
べてあんたのせいや」 「マインドが足り
ない。マインドがないのか」「嘘つき野
郎」と暴言などがあった、とされていま
す。


いっぽう宝塚歌劇団は、「宝塚歌劇団と
して大変重く受け止めており、ご遺族に
対して誠実に対応してまいりたいと思い
ます。今後、外部弁護士による調査結果
を踏まえて、真摯に対応して参る所存で
す。」とコメントしています。
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こちらは、FNNプライムオンラインです。
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【速報】「上級生から強烈なパワハラ」
急死の宝塚歌劇団の団員(25)遺族がコ
メント 劇団は「捏造隠滅」とも


2023年9月、宝塚歌劇団の25歳の団員の
女性が急死した問題で、女性の遺族の代
理人弁護士が10日東京都内で会見し、遺
族のコメントを発表した。

宝塚歌劇団の宙組(そらぐみ)に所属す
る俳優の女性(25)は9月30日、兵庫県
宝塚市のマンションで死亡しているのが
見つかった。警察によると自殺とみられ
ている。


遺族はコメントのなかで、「宝塚歌劇団
に入ったこと、何より、宙組に配属され
た事」で娘は亡くなったと主張。死の原
因を上級生による、「指導などという言
葉では言い逃れ出来ないパワハラ」と、
「常軌を逸した長時間労働により、娘を
極度の疲労状態におきながら、これを見
て見ぬふりをしてきた劇団」にあるとし
て、責任を認めて謝罪するよう求めた。


また宝塚歌劇団については「劇団は、娘
が何度も何度も真実を訴え、助けを求め
たにもかかわらず、それを無視し捏造隠
蔽を繰り返しました。」として、不信感
を露わにしている。


以下、「遺族の訴え」と題されたコメン
トの全文

娘の笑顔が大好きでした。


その笑顔に私たちは癒され、励まされ、
幸せをもらってきました。


けれど、その笑顔は日に日に無くなって
いき、あの日、変わり果てた姿となり二
度と見ることが出来なくなってしまいま
した。くりくり動く大きな瞳も、柔らか
い頬も、いとおしい声も、何もかも私た
ちから奪われてしまいました。


「どんな辛いことがあっても舞台に立っ
ている時は忘れられる」と娘は言ってい
ました。けれど、それを上回る辛さは、
忘れられる量をはるかに超えていました。
 宝塚歌劇団に入ったこと、何より、宙組
に配属された事がこの結果を招いたので
す。


本当なら、今年の夏に退団する予定でし
たが、 突然の同期2名の退団の意向を知
り、新人公演の長としての責任感から、
来春に延期せざるを得なくなりました。
それは、娘自身の為ではなく、自分が辞
めたら1人になってしまう同期の為、そ
して下級生の為でした。


あの時「自分のことだけを考えなさい」
と強く言って辞めさせるべきでした。


なぜそう言ってやらなかったのか、どれ
だけ後悔してもしきれません。


大劇場公演のお稽古が始まった8月半ば
以降、娘の笑顔は日ごとに減って辛く苦
しそうな表情に変わっていきました。そ
れは、新人公演の責任者として押し付け
られた膨大な仕事量により睡眠時間も取
れず、その上、日に日に指導などという
言葉は当てはまらない、強烈なパワハラ
を上級生から受けていたからです。その
時の娘の疲れ果てた姿が脳裏から離れま
せん 傍にいたのにもかかわらず、切羽詰
まっていた娘を救えなかったというやり
きれない思いに苛まれて続けています。


劇団は、娘が何度も何度も真実を訴え、
助けを求めたにもかかわらず、それを無
視し捏造隠蔽を繰り返しました。


心身共に疲れ果てた様子の娘に何度も
「そんな所へ行かなくていい、もう辞め
たらいい」と止めましたが、娘は「そん
なことをしたら上級生に何を言われるか、
何をされるかわかない、そんなことをし
たらもう怖くて劇団には一生行けない」
と涙を流しながら必死に訴えてきました。


25歳の若さで、生きる道を閉ざされ、奪
われてしまった娘の苦しみ、そして、あ
の日どんな思いで劇団を後にしたのかと
考えると、胸が張り裂けそうです。私た
ちは、声を上げる事も出来ず、ひたすら
耐え、堪え、頑張り続けてきた娘に代わ
って、常軌を逸した長時間労働により、
娘を極度の疲労状態におきながら、これ
を見て見ぬふりをしてきた劇団が、その
責任を認め謝罪すること、そして指導な
どという言葉では言い逃れ出来ないパワ
ハラを行った上級生が、その責任を認め
謝罪することを求めます。


この問題をめぐっては、宝塚歌劇団側が
10月、事実関係や原因を把握するため、
外部の弁護士による調査チームを立ち上
げた他、宙組の10月の公演を取りやめて
いた。
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ちょっと、辛すぎてコメントのしようが
ないです。