妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

あの演出家もパワハラを?どうなっている、宝塚歌劇団ー週刊文春

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


久し振りの週刊文春の記事です。
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角会長は雲隠れ、演出助手降板…宝塚の
パワハラは終わらない


<今変わらなければ宝塚歌劇が永続する
道はないとの危機感を持ち、(略)理事
長として、不退転の決意で臨んでまいり
ます>
 宝塚歌劇団の機関誌『歌劇』一月号で
"改革"への決意表明をするのは、劇団理
事長の村上浩爾氏である。


 昨年9月30日に宙組の〇〇〇〇(享年
25)が自死した問題で、パワハラを行っ
た上級生の謝罪を求める遺族と劇団で協
議が続くが、劇団運営元の阪急阪神ホー
ルディングス会長・角和夫氏は目下"雲
隠れ"中だ。


「大阪の政財界幹部が集まる新年互礼会、
副会長を務める関西経済連合会の年頭会
見と新年パーティも欠席していた」
(阪急関係者)


 村上氏は昨年12月1日付で理事長に就
任。今年から公演回数を減らすなど、パ
ワハラと共に〇〇を苦しめた過重労働労
働対策に乗り出した。冒頭の機関誌への
寄稿「宝塚歌劇団理事長就任にあたって」
でも<生徒やスタッフ、公演関係者の心
身の健康管理を組織としてサポートする>
と述べる。


 だがー。一月開幕の星組公演の舞台裏
で"事件"が起きていた。同公演のレビュー
(略)『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』
を手掛けるのは、劇団所属の演出家・指
田珠子氏である。


「2019年に演出家デビュー。若手ホープ
との呼び声が高い一方、今最もスタッフ
に恐れられている。後輩を『おまえ』呼
ばわりし稽古場で『謝れー!』と激昂す
る」(生徒)


 公演準備が本格化した昨年10月。〇〇
の死で劇団に対し厳しい目が向けられる
最中のことだ。
「おまえの都合なんてどうでもいいよ!」
 指田氏は電話口でそう演出助手に怒鳴
ったという。


「当時、この演出助手は他公演も掛け持
ちしていた。地方公演で他県に滞在中、
突然指田先生から『明日、打ち合わせを
するから宝塚に来い』と言われた。別の
公演中だと答えると、電話で罵詈雑言を
浴びせられたそうです。その後も先生は
散々こき使った挙句に『お前がいなくて
も稽古は回る』と暴言を吐いていました」
(前出・生徒)


 深夜労働と指田氏からの理不尽な説教
が連日続いた演出助手は周囲に「稽古ま
で無事に生きられるかな」と漏らすよう
に。そんな折、自転車で帰宅中に転倒。
幸い、膝の打撲で済んだが、劇団と話し
合い、稽古初日を前に降板した。


「劇団は怪我を降板のの表向きの理由と
したが、演出助手が指田先生の指導によ
って心に深く傷を負ったことを重く見て
いた。大事にしたくない劇団は先生のパ
ワハラを放置し、隠蔽してきたのです」
(劇団関係者)


 小誌は劇団に指田氏のパワハラの有無
を尋ねたが、答えなかった。ハラスメン
トを不問にされている演出家は指田氏だ
けではない。


「僕なんてセクハラ・パワハラ・脱税帝
王だよ」


 最近、周囲にそう開き直ってみせたの
は「宝塚のジャニーさん」こと、小池修
一郎氏だ。小誌は昨年12月21日、27日発
売号で同氏の行状を詳報。若手演出助手
を温泉に誘い、<タマタマなら性交にし
ろっ!>といった強烈なセクハラメール
を送っていた(略)


「〇〇さんへのパワハラでも、加害者側
の上級生の主張が無条件に採用されたこ
とが問題視されていた。相変わらず、劇
団はパワハラと真正面から向き合ってい
ないのです」(同前)


 2月10日から宝塚大劇場で開幕する花
組公演『アルカンシェル~パリに架かる
虹~』は、小池氏脚本・演出の新作であ
る。この公演でも、過重労働対策の一環
で稽古日数を確保するため、初日を当初
の予定から1日遅らせることになったが、
「稽古初日のクリスマスまでには台本が
完成する予定が、年を越し約三週間遅れ
た。稽古日が一日増えても意味がない」
(別の生徒)


 前出の劇団関係者が憤る。
「"遅筆"の小池先生では毎度お馴染みだ
が、もはや笑い事では済まされません。
台本が遅れると、音楽家と振付家は徹夜
で作曲し振付を考えないといけない。今
回も夜に楽曲が花組生に渡り、翌日の稽
古までに覚えねばならない事態に。亡く
なる直前の〇〇さんと同じ状況で、生徒
は睡眠時間を削って舞台用のアクセサリ
ー作りに追われている」


 上辺だけの改革では、過重労働もパワ
ハラも終わらない。
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宝塚の座付き演出家がこんな人ばかりで
はないと思いますが、こんな状況では演
出助手のなり手がいなくなるのでは、と
危惧されます。


それに、花組生とスタッフの方が余りに
も気の毒です。


小池氏は、もう、再演物だけにして、新
作は作らせないほうがいいのではないか、
と思います。


外部公演の『Lupin』の時は、ちゃんと、
やったんでしょうか?