妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

ここは良かった、星組公演『めぐり会いは再び next generation』

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


本来であれば、5月5日と5月10日の公演
を観劇してから書こうと思っていたので
すが、2つとも消滅してしまったので、
4月26日に幸運にも観劇できた公演を元
にコメントしたいと思っています。


で、前回はやや期待外れだったという記
事を書きましたが、前2作の評判が良か
っただけに期待が大きかったということ。


今回は、ここが良かったというところを
書きます。


まず、何といってもルーチェを演じた礼
真琴さん。前作から10年の時を経て立派
になりました(もちろんTOPですから)
のですが、やっぱり可愛い。
このルーチェという役が礼真琴さんには
まりすぎです。
相変わらず歌が素晴らしい。
私と相性がいいのか、某OGの歌と比べ
ると、同じ歌上手でも、礼真琴さんの歌
の方がすっと耳の中に入ってくるし、気
持ちのいい歌い方です。
礼真琴さんの歌と演技で作品が何とかな
ったかな、という感じもします。


瀬央ゆりあさんが役はともかく、やっぱ
り素敵ですね。もう少し活躍する場面が
欲しかったところです。


次に、アンジェリーク役の舞空瞳さん。
前作(『王家に捧ぐ歌』かな?)では、
礼真琴さんとの演技がうまく息が合って
いないように感じたのですが、今回は、
それがありませんでした。
良かったと思います。
歌の方は、まあこんなもんでしょう。
頑張っていると思います。


良かったのは、悪役ですが、極美慎さん。
最後に、礼真琴さんのルーチェとの決闘
(花婿選びとしての)の場面があるので
すが、ちょっと格好いいです。
何となく、極美慎さんがおいしい所を持
って行ったという感じがしました。


人物相関図を見て「コソ泥」とは、どん
な役だ?と思った天飛華音さん、パン泥
棒の役者で、前作では十輝いりすさんが
やったかぼちゃ泥棒と同じ設定。ちょっ
と道化役でしたが、好演していました。


花婿選びが腕立て伏せや腹筋や、ダンス
コンテストやあれは花選びなのでしょう
か?いろんな種目を入れていて、結構面
白かったです。
ルーチェが「ダンスは得意なんだ!」と
いうところは笑いが起きていました。
そりゃ得意でしょう。礼真琴さんですか
らね。


前々作の原作は、18世紀フランスの劇作
家マリヴォーによる「愛と偶然との戯れ」
ですから、若干、古臭さがあったかもし
れません。


それが、今作では、スチームパンクも取
り入れ、10年というより、100年くらい
新しくなった感じで、話の展開もスピー
ディーになりました。


どちらが好みか人によって分かれるかも
知れませんが、比較的若い人には今回の
作品の方が好まれるのかもしれません。