妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

真風涼帆さんと岩谷産業とのスポンサー契約は「年契約」なのか?

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


あるブロガーの方の記事にこんな記述が
ありました。
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真風さんが岩谷産業のイメージキャラク
ターに就任されたのが、2019年10月です。
(略)
普通に考えるとスポンサーは年単位でつ
くものですから、
2022年の退団がない以
上、2023年の10月以降になる可能性もあ
るのではないかと、推測することができ
ます。
(略)
劇団の意向と、スポンサーの意向次第で
トップさんの任期が変わってくるのは、
確かなのだと思います。


そうなると人気トップである真風さんは、
あと数作トップを務められる可能性もあ
るのだと、感じました。


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上の記事で問題と思える箇所は、太字で示
した部分「普通に考えるとスポンサーは年
単位でつくものですから、」です。


確かに、一般の契約では、「1年契約」と
か「3年契約」とか「5年契約」とか年単
位で締結するものが多いです。


例えば、「3年契約」で2022年10月1日が
契約の始期であれば、この契約は3年後の
2025年9月30日に終了となります。


ただ、これは一般の契約の場合で、宝塚
の生徒さんは、原則として、東京宝塚劇
場の千秋楽の日に退団するのが一般的で
す。トップであればなおさらでしょう。


だとすれば、スポンサー契約もこの退団
の日に合わせるのが、普通だと思います。
宝塚歌劇退団の日を以って、契約を終了
するという形にするわけです。


そう考えると、先の「普通に考えるとス
ポンサーは年単位でつくものですから、」
の部分は、他のタレントなどの場合はと
もかく、宝塚の生徒、特に、トップの場
合には、当てはまらない、という事にな
ります。


この部分が間違いだとすると、その後に
続く「2022年の退団がない以上、2023年
の10月以降になる可能性もあるのではな
いかと、推測することができます。」も
根拠がないことになります。


例えば、真風涼帆さんと岩谷産業とのス
ポンサー契約が「4年契約」であったと
しましょう。
真風涼帆さんが岩谷産業のイメージキャ
ラクターに就任されたのは、2019年10月
1日です。
そうすると、真風涼帆さんと岩谷産業と
のスポンサー契約の終了日は、2023年9
月30日という事になります。
「2022年の退団がない以上、2023年の
10月以降になる可能性もあるのではな
いかと、推測することができます。」
ということには、どうしてもなりません。


したがって、その後に続く「劇団の意向
と、スポンサーの意向次第でトップさん
の任期が変わってくるのは、確かなのだ
と思います。」の部分も、劇団の意向は
ともかく、「スポンサーの意向次第でト
ップさんの任期が変わってくるのは、確
かなもの」という部分は、確かでもなん
でもなく、何の根拠もないということに
なります。


例え、本当に真風涼帆さんと岩谷産業と
のスポンサー契約が年単位であったして
も、その契約はどこかの年の9月30日に
終了するのであり、真風さんの在団中に
契約が終了するか、真風さんの退団した
後に契約が終了するかのどちらかになっ
て、真風さんの任期とは何の関係もない、
という事になります。


真風さんの長期任期は、スポンサーの意
向ではなく、劇団の意向なんでしょうね。