妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

ミュージカル『ガイズ&ドールズ』行ってきました~!!

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


昨日は、ミュージカル『ガイズ&ドール
ズ』を観に、帝国劇場へ行ってきました。
昨日は、e+貸切公演、だったようです。
(e+で申し込んでおいてもう忘れている)
それで、みんなスマチケだったんだ。


一応、S席なんですが、2階席の右端。
帝国劇場の2階席は、初めて。
最前列だったので、舞台は良く見えまし
た。


舞台真ん中にマンホールがあって、その
蓋が少し開いていて、横の板に「caution]」
と書いてあります。
このマンホールが何であるのかは、後で
分かります。


開演すると、奥のスクリーンに「東宝」
のマークが。クレジットタイトルが流れ
て、まるで映画のようです。しかも、縦
に細かい筋が入って古い映画らしく……。
つまり、今から、昔の映画『ガイズ&ド
ールズ』が始まる、という趣向。


それが終わると、1930年代半ばのニュー
ヨークの街並み。中央に地下鉄への階段
があります。


で、今回は、全体のストーリーを中心に
書きます。ネタバレあります。(敬称略)


1930年代半ばのニューヨーク。スカイ
(井上芳雄)と呼ばれる超大物ギャンブ
ラーがいた。彼の仲間のネイサン(浦井
健治)は自分の婚約者アデレイド(望海
風斗)へのプレゼント代と賭場代を得よ
うとスカイに賭けを申し込む。「指名し
た女を落とせ」というものだ。「どんな
女でも落とせる」と自信たっぷりのスカ
イだが、ネイサンが指名した女性は、清
純で超堅物な救世軍(※)の軍曹・サラ
(明日海りお)だった。サラの伝道所が
閑古鳥で困窮しているところに、自分と
一緒にハバナへ食事に出かければ、罪深
い連中を伝道所に連れて行くと持ち掛け
るスカイ。教団を救うため、サラはその
誘いを受ける。ハバナで過ごすうちに、
スカイとサラは次第に惹かれ合っていく。
だが、高揚した気分で伝道所へ戻ると、
サラの留守をいいことにネイサンが賭博
を開催していた。ネイサンがスカイの仲
間だと知ったサラは、スカイが自分を連
れ出して仲間に賭博場を提供していたと
誤解。彼に裏切られたと思い込み…。正
反対のスカイとサラ、14年間も婚約中の
ネイサンとアデレイド。2組のカップルの
恋の行方は?


(※)救世軍…世界各国で宗教活動、社
会福祉活動、医療事業などを推進するキ
リスト教の団体で、軍隊組織、制服を採
用している。


さて、補足説明します。
明日海りおさん。
お堅い救世軍の軍曹サラという役。
赤い帽子と赤い制服に白い手袋を嵌めた
格好、スカイとハバナへ行くとき以外は
ずっとこの衣裳です。
ほかの救世軍のメンバーと楽器を鳴らし
ながら街を行進し、道行く人にビラを配
ろうとするのですが、誰も受け取ってく
れません。
救世軍の伝道所も閑古鳥が鳴いています。


一方のネイサン。クラップというサイコ
ロ賭博を開くことを生業としています。
ネイサンには、14年間も婚約中のHOT
BOXというナイトクラブでショーガール
をやっているアデレイドという恋人がい
ます。


アデレイドは、自分の母親にネイサンと
はすでに結婚していて、すでに5人の子供
がいると手紙で伝えていて、早く、ネイ
サンと結婚したがっています。


仲間から早くサイコロ賭博を開けと催促
を受けるネイサン。しかし、賭場を開く
には、1,000ドルの資金が必要です。


そこへやって来たのが、超大物ギャンブ
ラーのスカイ。ネイサンは1,000ドルの
資金を得るためにスカイに賭けを持ち掛
けます。
賭けの内容は、「指名した女を落とせ」
というもの。
「どんな女でも落とせる」と自信たっぷ
りのスカイですが、ネイサンが指名した
女性は、清純で超堅物な救世軍の軍曹・
サラでした。


閑古鳥が鳴いている救世軍の伝道所にや
ってきてサラを口説き落としにかかるス
カイ。
いかにも聖書に詳しい振りをして、サラ
の関心を引きます。
そして、自分と一緒にハバナへ食事に出
かければ、罪深い連中を伝道所に連れて
行くと持ち掛けます。教団を救うため、
サラはその誘いを受けることにします。
スカイは、別れ際に、サラにいきなりキ
スをして、サラに思いっきり頬をひっぱ
たかれます。
あれは、痛そう。
イエス・キリストの有名な言葉を残して
スカイは去っていきます。


一方の、ナイトクラブHOT BOX。
毎夜、ショーガールたちによるショーが
繰り広げられています。その中心で華や
かに輝いているのは、ネイサンの恋人の
アデレイド。
望海さん、ミニスカート姿になって、美
脚を見せてくれます。
しかし、いつまでもネイサンが結婚して
くれないことを嘆くアデレイド。そのス
トレスでいつもくしゃみばかりしていま
す。


さて、ハバナへ行くことにしたスカイと
サラ。いつもの制服姿ではなく可愛いワ
ンピースを着ています。
飛行機に乗るのは初めてのサラ。飛行機
の中で乗り物酔いになってしまいます。


ハバナへ到着したサラが行くのは、宗教
関係の場所ばかり。うんざりしたスカイ
は、レストラン兼バーのような場所で飲
み物を注文します。サラが注文したのは
ミルクセーキですが、スカイはこっそり
とアルコール飲料(ドルチェ・デ・レチ
ェ)に代えてしまいます。
ところが、そのアルコール飲料が気に入
ったサラは何杯もお代わり。そのうちに
酔いが回ってへべれけになります。


足元がふらつきながらもスカイと一緒に
ハバナの人達の踊りに加わるサラ。
この辺りは、さすが明日海さん。酔っぱ
らいながらのダンスが上手いです。
何かいい感じになったスカイとサラ。
ところが……。


伝道所に戻ったサラは、自分の留守中に
伝道所でサイコロ賭博が行われていたこ
とを知ります。
ネイサンがスカイの仲間だと知ったサラ
は、スカイが自分を連れ出して仲間に賭
博場を提供していたと誤解。スカイに裏
切られたと思い込みます。


ここまでが第1幕で1時間30分。25分間の
休憩が入ります。
帝国劇場はトイレが少ないので、ちょっ
と大変です。多分2階のトイレの方が空い
ているのですが、階段でしか上がれない
のが、ちょっとつらいです。
いわんや、男性トイレは虐待されている
としか思われません。
ところで、TシャツのMサイズですかね?
早くもSOLD OUTでした。


さて、第2幕は、HOT BOXでのショーか
ら始まります。
で、ショーガールが「返すわ ミンク」
を歌うのですが、ミンクの大きなストー
ルで隠してはいるものの、アデレイドが
ブラを外す場面があって、ちょっとドッ
キリ。


さて、サイコロ賭博をまだ、やり足らな
い連中は、マンホール(最初のところで
書いた例のマンホールです)から、地下
へ潜って、下水道でサイコロ賭博を続け
ます。負けが込んでいるシカゴのギャン
グ=ビッグ・ジューリは、目の書いてな
いサイコロを使って、いかさまでネイサ
ンから金を巻き上げます。
そこへやって来たスカイ。ビッグ・ジュ
ーリと大勝負をして、すべての金を取り
戻します。
そして、さらに賭けに勝って、皆で伝道
所へ説教を聞きに行くことを約束させま
す。
ここで歌われるのが、このミュージカル
のテーマ曲とも言うべき「俺のレディ・
ラック(運命の女神よ)」です。
やっぱり素晴らしい曲です。


さて、伝道所にはカーライト将軍(未沙
のえる)がやってきて、この伝道所を閉
鎖すると伝えます。(この部分は第1幕)
スカイがサラに約束した罪びとたちを連
れてくるのを待つサラ達。
約束の時間が過ぎようとしたその時、ス
カイは罪びとたち(賭場にいた連中)を
連れて、伝道所にやってきます。
伝道所は無事、閉鎖を免れます。


その後、オフ・ブロードウェイの通りで
サラとアデレイドが出会います。お互い
に愛する相手との間が上手くいかないこ
とを嘆いて慰めあう二人。結婚して相手
を変えさせようと二人は意気投合。
ここで、明日海さんと望海さんのデュエ
ットを聞くことが出来ます。
ここは、お聞き逃しなく。


最後のシーンは、ネイサンとアデレイド
の結婚式。質素ながらも綺麗なウェディ
ングドレスを着たアデレイドの姿を見る
ことができます。
スカイとサラはすでに結婚していて、ス
カイは救世軍のメンバーになった様子。
救世軍の赤い制服を着ています。
そして、車で去っていく新婚の二人。
endマークが出て、ハッピーエンドです。


素晴らしい音楽の数々とダンスとちょっ
と素敵なストーリーの傑作ラブ・コメデ
ィ。
出演者の歌も演技もダンスも素晴らしか
ったです。


で、明日(6月16日)も2回目の観劇に行
ってきます。


次回は、出演者を中心に感想を書く予定
です。