妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

月組のショーが、何で「地味」ではいけないのか?

今晩は、壽々(じゅじゅ)です。


月組の全国ツアー公演のショー『FULL
SWING!』が「地味」と言われています。
それに対して、反論するという訳ではな
く、「地味」で何でいけないのか、とい
う話です。


確かに、現在の月組は、ショースターの
暁千星さんが星組に組替えになって、シ
ョーが前よりは、地味になってはいると
思います。
ただ、以前の記事を見ると暁千星さんが
まだ、月組にいた本公演での『FULL SW
ING!』も地味だという感想が見受けられ
ます。
どうも、暁千星さんが組替えになったこ
とだけが原因ではなさそうです。


今回の月組の全国ツアーは、暁千星さん
の組替えに加えて、鳳月杏さんが東上公
演で抜けたこと、当然、出演人数も減っ
たことによって、余計に「地味」に感じ
たのだと思います。


他の組は、花組にはダンサーの柚香光さ
んがトップで、同じくダンサーの水美舞
斗さんもいます。
雪組は、トップの彩風咲奈さんがダンサ
ーです。
星組は、トップの礼真琴さんがダンサー
で、これに暁千星さんが加わり、トップ
娘役の舞空瞳さんもダンサーです。
宙組は、男役を高身長で揃えて、ダンス
に迫力があります。


これら他組と比べると確かに、月組は、
ダンサーの男役が不在で、娘役で何とか
支えているというのが実情のようです。


ただ、そもそも、何で暁千星さんを星組
に組替えしたかを、もう一度、考える必
要があります。


それは、月組を「芝居の月組」という組
カラーにしたかったからだと思います。
それを、また、ダンサーを月組に組替え
したのでは、何のための暁千星さんの組
替えだったのか、ということになります。


確かに、宝塚の舞台において、ショーは
大事です。
「芝居」の方がダメでも「ショー」は良
かったという公演もあります。


次の月組の本公演では、鳳月杏さんも加
わりますし、人数も増えるので、今回よ
りは、幾分かはましになると思います。


ただ、5組のうち、1組くらいショーが多
少地味な組があってもいいのではないか
というのが、私の意見です。
確かに月組は、他の組に比べれば、ショ
ーが地味でしょうが、もの凄く地味だと
いう訳でもないと思います。
ショーが地味だから、月組公演が不人気
だという事でもないようです。


なお、水美舞斗さんを専科に異動して、
月組公演に出演させる、という意見もあ
るようですが、水美舞斗さんが専科へ行
ったからといって、必ずしも月組公演に
出演できるわけでもないでしょうし、そ
もそも、水美舞斗さんには専科は合わな
いと思っています。(↓)