今晩は、壽々（じゅじゅ）です。

タイトルの文章を短くしてしまったので、
分かりづらいですが、本来のタイトルは、
「花組男役トップの柚香光さんが来年
（2023年）の本公演『鴛鴦歌合戦』『G
RAND MIRAGE!』で退団しては、次期花
組トップがその次の本公演でトップに就
任するには、日程的に無理があって、ト
ップ就任に間に合わないので、あり得な
い？」です。

柚香光さんの来年6作での退団には、賛否
両論があって、どちらかというと、否定
論が多い感じですが、その根拠が薄弱で
す。
タイトルが退団作っぽくないとか、作品
の内容が退団作に相応しくないとか、そ
んな程度の理由なら、簡単に反論できて
しまいます。
私は、実は、肯定派で、退団の線でブロ
グを書くつもりでいたのですが、あるこ
とに気が付いて、これはあり得ないな、
と思いました。
それが「日程的に無理」、ということで
す。

それを気づいたのは、月組の別箱公演発
表でした。そうか、月組は、礼華はるさ
んがバウホール公演主演を務めるのか、
と。そういえば、花組は聖乃あすかさん
が2度目のバウホール公演主演だったな、
と。

そこで、宝塚のHPにある2023年宝塚歌
劇公演スケジュールの表を見て？
なんで、こんなところに聖乃あすかさん
のバウホール公演『舞姫』があるのか、
と。

花組は、『殉情』でバウホール公演をや
ったばかり。なのに、また、バウホール
公演です。
本来入るべき公演が入っていない？
本来入るべき公演とは、次期花組トップ
候補の東上公演です。

花組２番手の水美舞斗さんは、『銀ちゃ
んの恋』で、東上公演初主演です。
花組３番手の永久輝せあさんは、『冬霞
の巴里』で、東上公演初主演です。
どちらも、２度目の東上公演主演を務め
ていません。

どちらが次期花組トップになるのせよ、
来年の東上公演主演ができるのは、もう、
来年末の別箱公演しかありません。
今年で言えば、月組が『ブラック・ジャ
ック 危険な賭け』『ELPIDIO』を上演し
ていた頃です。

ところが、再来年（2024年）の花組の本
公演は、来年（2023年）の月組公演の頃
（2月～4月）になります。

来年、柚香光さんが退団して、再来年、
次の花組トップが2023年2月～4月の本
公演で大劇場トップお披露目公演をしよ
うとすると、別箱公演で2度目の東上公
演主演をしていては、大劇場公演前に別
箱でトップお披露目公演をする期間があ
りません。
つまり、「日程的に無理」、だというこ
とになります。

分かりやすくするために、今の各組のト
ップがどのようにして、トップになった
のかを見てみます。
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まず、花組の柚香光さんです。
2017年、『はいからさんが通る』で、東
上公演初主演
2018年11 - 12月、『メランコリック・ジ
ゴロ』『EXCITER!!2018』で 全国ツアー
初主演
2019年6-7月、『花より男子』で、2度目
の東上公演主演
2019年8 - 11月、『A Fairy Tale -青い薔薇
の精-』『シャルム!』が明日海りおさんの
退団公演
2020年1月、『DANCE OLYMPIA』トップ
お披露目公演
2020年7 - 11月、『はいからさんが通る』
 大劇場トップお披露目公演
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月組の月城かなとさんです。
2018年、『THE LAST PARTY』で、東
上公演初主演
2021年2-3月、『ダル・レークの恋』で、
2度目の東上公演主演
2021年5-8月、『桜嵐記』『Dream Cha
ser』が珠城りょうさんの退団公演
2021年10 - 11月、『川霧の橋』『Drea
m Chaser-新たな夢へ-』 トップお披露
目公演
2022年1 - 3月、『今夜、ロマンス劇場
で』『FULL SWING!』 大劇場トップお
披露目公演
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雪組の彩風咲奈さんです。
2017年、『CAPTAIN NEMO』で、東上
公演初主演
2019年、『ハリウッド・ゴシップ』で、
2度目の東上公演主演
2021年1 - 4月、『fff-フォルティッシッ
シモ-』『シルクロード〜盗賊と宝石〜』
が望海風斗さんの退団公演
2021年6月、『ヴェネチアの紋章』『ル・
ポァゾン 愛の媚薬-Again-』 トップお披
露目公演
2021年8 - 11月、『CITY HUNTER』
『Fire Fever!』 大劇場トップお披露目
公演
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星組の礼真琴さんです。
2017年、『阿弖流為』で、東上公演初主
演
2019年5月、『アルジェの男』『ESTRE
LLAS』で全国ツアー公演初主演
2019年7 - 10月、『GOD OF STARS -食
聖-』『Éclair Brillant』が紅ゆずるさん
の退団公演
2019年11 - 12月、『ロックオペラ モー
ツァルト』 トップお披露目公演
2020年2 - 3月、『眩耀（げんよう）の
谷〜舞い降りた新星〜』『Ray-星の光線-』
 大劇場トップお披露目公演
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宙組の真風涼帆さんです。
2013年、『日のあたる方へ』で、東上公
演初主演
2016年、『ヴァンパイア・サクセション』
で、2度目の東上公演主演
2017年8 - 11月、『神々の土地』『クラシ
カル ビジュー』が朝夏まなとさんの退団
公演
2018年1月、『WEST SIDE STORY』 ト
ップお披露目公演
2018年3 - 6月、『天は赤い河のほとり』
『シトラスの風-Sunrise-』 大劇場トッ
プお披露目公演
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念のため、異例のスピード出世した元月
組トップスター珠城りょうさんも追加し
てみます。
2015年、『Bandito』で、東上公演初主
演
2016年、『激情』『Apasionado!!III』で
全国ツアー公演初主演
2016年6 - 9月、『NOBUNAGA〈信長〉
-下天の夢-』『Forever LOVE!!』が龍真
咲さんの退団公演
2016年10 - 11月、『アーサー王伝説』
トップお披露目公演
2017年1 - 3月、『グランドホテル』『カ
ルーセル輪舞曲（ロンド）』 大劇場トッ
プお披露目公演
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お分かりいただけたでしょうか？
皆、トップになる前に２度目の東上公演
主演をするか全国ツアー公演主演を務め
ています。
その後に、前任者の退団公演があります。
そして、別箱公演で、トップお披露目公
演をして、その後に、いよいよ大劇場ト
ップお披露目公演です。

来年（2023年）の花組公演『鴛鴦歌合戦』
『GRAND MIRAGE!』で柚香光さんが退
団しては、その前に次期花組トップ候補
が2度目の東上公演主演または全国ツアー
公演をすることができません。
聖乃あすかさんのバウホール公演主演が
入っているからです。
花組だけ例外というわけにもいかないで
しょう。
特例として、柚香光さんが退団後に2度
目の東上公演主演または全国ツアー公演
主演をしたとしても（何のための東上公
演主演か、と考えると、まずありえませ
んが）、今度は、別箱でのトップお披露
目公演が稽古期間も考えると、公演の期
間がありません。

したがって、「日程的に無理」、という
ことになり、来年の柚香光さんの退団公
演はあり得ない、ということになります。

来年4－5月の別箱公演で、東上公演では
なく、聖乃あすかさんのバウホール公演
を入れている時点で、来年の柚香光さん
の退団は、あり得なかった、という事で
す。

とりあえず、柚香光さんの退団は、もう
1作延びて、7作退団というところでしょ
うか？
8作退団とするには、まだ、判断材料が足
りませんし、VISAガールの永久輝せあさ
んをそんなに待たせて大丈夫か？という
問題も忘れてはならない、と思います。