妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

原作は読まないで!!雪組公演『双曲線上のカルテ』。

お早うございます。
壽々(じゅじゅ)です。


よく皆さん、観劇の前に原作を読まれる
ことが多いかと思いますが、この原作を
読むのだけは、止めた方がいいと思いま
す。


それは、和希そらさん主演の雪組公演
『双曲線上のカルテ』の原作の渡辺淳一
氏の『無影燈』。


ちょっと、遺書の部分にどんなことが書
かれているのか興味があって、下巻だけ
買って、パラパラと読んだのですが、渡
辺淳一氏の作品に見られる過激な描写と
かなり身勝手な主人公には、さすがに呆
れてしまいます。


渡辺淳一氏の作品は、日本経済新聞に連
載されていたのを読んだことしかないの
ですが、よくこんな作品が新聞の連載で
載るものだと呆れた記憶があります。


以来、私は、渡辺淳一氏の作品は一切読
んでいません。ちょっと、好みではない
ので……。


まあ、中年男性向けの小説ですね。好き
な人は好きなんでしょうけど。
あまり、女性にはお勧めできないです。


宝塚作品の『双曲線上のカルテ』は、大
筋は原作を踏襲していますが、大分、表
現はマイルドになっており、主人公の身
勝手さも相当、抑えられています。


和希そらさんが演じるのですから、原作
のままでは、さすがに拙いだろうと思い
ます。


小説の方はね、主人公が別に身勝手でも
なんでもいい訳ですが、宝塚作品は、そ
うはいきませんから。


したがって、前の記事にも書きましたが、
原作を読んで、それをベースにしたよう
な感想は、やはり失当だと思わざるを得
ません。


それでも、原作を読みたいと思われる方
は、お止めはしませんが。