妻が宝塚ファンで……。

ミュージカル観劇や日々の時事問題などについて綴ります。

宝塚を牛耳る"ドンと女帝"①ー週刊文春第10弾

今日は、壽々(じゅじゅ)です。


長いので、3回くらいに分けてご紹介し
ます。


 大阪・梅田芸術劇場には"モノ言う株主"
たちが集まっていた。
「わが阪神タイガースの監督に岡田さん
を招聘していただき、心よりお礼申し上
げます。サステナビリティとして、アレ
を持続的に実現してほしい」


 六月十六日、阪急阪神ホールディング
スの定時株主総会。今年の流行語大賞
「アレ」(優勝)を交えてエールを送ら
れたのは、会の議長を務める、角和夫会
長(74)である。「生ビールワンコイン
ナイターをもう一回やって欲しい」など、
虎党からの相次ぐ"愛の叫び"に、角氏も
思わず頬が緩む。会はこのまま無風で終
わると思われたが……。


「劇団として力の勾配があるのは事実。
ハラスメントが発生しやすい構造がある。
研修を行わないのですか」


 タイガースと並ぶ、グループの象徴・
宝塚歌劇団について質問が及ぶと、角氏
は表情をこわばらせた。宙組の劇団員・
〇〇〇〇(享年25)が自ら命を絶ったの
はそれからわずか三ヵ月半後のことだっ
たー。


 十二月一日、宝塚大劇場で雪組公演が
再開した。ここで最後に公演があったの
は二ヵ月前、〇〇も舞台に立った宙組公
演だった。


 雪組公演が幕を開ける直前、〇〇が使
っていた化粧前(鏡台)は、〇〇の同期
生が使うことになった。
「お祓いしといたから、大丈夫よ」
 副組長はそう心ない言葉を放ったとい
う。


 初日の終演後、トップスターの彩風咲
奈は声を詰まらせながら「千秋楽まで元
気に書く抜けて参りたいと思います」と
決意を語った。


 だが、彼女は心身ともに限界を迎えて
いた。十二月五日、公演開始から七十分
後、突然緞帳が降り、四十五分間も中断
された。


「彩風さんが過呼吸に陥ったのです。多
くの雪組生が〇〇さんの死と劇団の不誠
実な対応に深く傷ついている。心と身体
に鞭を打って舞台に立ち続けているので
す」(雪組関係者)


 小誌は、劇団員への心のケアが不十分
であることを問題視した彩風が二度にわ
たり劇団幹部に「いったん立ち止まるべ
きだ」と直訴していたことを報じてきた。


 同日、宙組東京公演の全日程中止を発
表。その前日、村上浩爾新理事長は宙組
生に中止を伝えてきた。


「生徒の気持ちに寄り添った形となった
が、もっと早く中止の判断はできたはず
です」(宙組関係者)


 この間、際立ったのは、後手後手の対
応だ。事件後から都合三回公演を延期し
公演中止の結論を先延ばしにしてきた。
ある劇団関係者は「角会長の強い意向が
あった
」と内情を明かす。


「角氏が公演再開に意欲をみせていた。
劇団幹部は生徒の心のケアよりも会長の
意向と面子を最優先にし、公演再開の可
能性をギリギリまで探っていたのです」

==================
悪いのは、コイツかって感じですね。


そもそも、六月の株主総会で株主から
ハラスメントの「研修」を求められてい
たにもかかわらず、何の手も打たなかっ
た責任は重いと思います。
(記事が時系列で見ると、ちょっと、お
かしい気もしますが)


②へ続きます。